鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1452~ローガン

2017-12-08 12:54:18 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ローガンです。

息子に貸していた映画DVD「ローガン」が帰ってきました。
ちょうど何を観ようかと迷っていた時だったので、すぐに観ることにしました。
この映画についての知識はほとんど無し。
X-MENのウルヴァリン=ローガンを主人公にした作品という以外は何も知らず、息子の面白かったよ、という言葉を信じてじっくり鑑賞しました。

AMAZONのストーリー紹介を引用します。
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すでにミュータントの大半が死滅した2029年。
長年の激闘で心身共に疲弊しきったローガンはもはや不死身の存在ではなく、リムジンの運転手として日銭を稼ぎ、メキシコ国境近くの廃工場で年老いたチャールズ・エグゼビアの面倒を見ながら暮らしていた。
ある日、ローガンはガブリエラという女性から、ローラという謎の少女をノースダコタまで送り届けてほしいと依頼される。
まもなくガブリエラは殺害され、やむなくローガンはローラを廃工場にかくまうが、ローラを奪い返すために巨大企業トランシジェン研究所から放たれた男ピアースが武装集団を引き連れて廃工場に押し寄せてくるのだった……。
=====

※以下ネタバレ注意

正直な感想として、私なら「面白かったよ」と相手に言えるかな?と思いました。
冒頭から、ローガンの再生能力が衰えていることを繰り返し見せます。
この身体では戦うのはもう無理。
それを本人が一番自覚していたはず。
ああ、それなのにローラをエデンに連れて行くために武装集団と戦い続けることになります。

薬で一時的に回復し激しく闘う姿、歯がゆいほどに力が衰え劣勢に次ぐ劣勢を強いられる姿。
ヒュー・ジャックマンは、衰えたローガンを見事に演じていました。
そして252年もの長い時間を生きてきたローガンに訪れた安らかな死。
娘を守り抜き、これまで見送ってきた仲間たちの元へ旅立つ。
その表情はとても穏やかでした。
死ってこんなに穏やかな気持ちで迎えられるものなんだ。まんざらでもない。
そう思っているようでした。
実に満足気な、いい表情の死に顔。
演じるヒュー・ジャックマンは満足だったでしょうね。
観ている方もみとれました。

ただ映画自体は、残念ながら脚本に難ありです。
ミュータントを開発するほどの巨大企業の大追跡に対して、メキシコ国境を越えれば助かるなんて甘すぎます。
世界中に逃げ場なんてなく、ローラたち次世代のミュータントたちはその後も戦い続けるしかないはず。

噂ではローラを主人公にした映画が企画されているそう。
追跡の魔の手と戦い続ける、というのは当然のシナリオでしょう。
ローラを演じた子役は目がとても印象的で、企画が映画化されれば見応えのあるものになるでしょう。
彼女を観るだけでも価値があると思います。



コメント
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