元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

スピーカーの置き台に砂を詰めてみた。

2006-03-26 09:35:45 | プア・オーディオへの招待

 以前もちょっと述べたけど、先月購入した新しいスピーカー(KEF社のiQ3)の置き台(B&W社のSTAV20B)には剛性を高めるために「中に砂を詰める」というオプション的方法がある。で、先日それを実行してみた。

 まずは近所のホームセンターにて園芸用の川砂を調達。セメント袋と同じ大きさのパッケージに入って約400円也。ただしこれをそのまま入れてはいけない。まずはメーカーのホームページの説明書きに「よく洗え」と書いてあるので、米を研ぐ要領で砂にまとわりついた泥を出来る限り取り除くことにした。けっこうな重労働(爆)。さらに「よく乾かせ」とあるが、なかなかこれが乾かない。朝ベランダに干しても、帰宅するまでに雨でも降ったら元の木阿弥だ。嫁さんに「取り入れ」を頼もうにも、元より「こういう趣味」に冷たい視線を投げかける彼女が引き受けるはずもない(笑)。結局天気の良い休日をまるまる潰して「乾かす作業」を完了。

 やっとのことで砂を注入する段階になったものの、入れる穴が小さくてやりづらい。それでも時間をかけて置き台ひとつ当たり5キロ強の砂を詰めることが出来た。

 さて、セッティングをやり直して音を出してみる。置き台がシッカリとなったので音も変わるはずだが・・・・正直言ってビックリするほどは変わらなかった(激爆)。まあ、今回の場合オーディオ・アクセサリーに関してはスピーカーケープルや電源コードや、置き台そのものを取り替えるほどには目立った効果がないってのは分かっていたけど、労力を費やした割にはこの程度なのでちょっと残念。

 それでも良く聴くと低音は多少締まってきたようだ。音像も心なしか前に出ているようにも感じる(一ヶ月間のエージングのせいもあるだろう)。スピーカー購入時にはロック系のソースはまるでダメだったけど、ちょっとはマシになったみたい。KOЯNとかリンキン・パークのようなハード路線も、とりあえずは鳴らせる。まあ、BOSEだのKlipshだのといった派手目の音を出すスピーカーのユーザーからすれば「まるでパンチのない音」だと思われるだろうけど、これはこれでイイんじゃないかと必死で自分に言い聞かす(ロックばかり聴いているわけじゃないんで・・・・汗 ^^;)。何より台を叩いてもカンカン響かなくなったのが精神衛生上好ましい。

 しかし、少しは改善されたといっても、相変わらず低音はゆるい。アンプのキャラクターも出ているのだと思う。今度アンプを買い替える際は、もっとスッキリとしてタイトな音の製品を選ぶことにしよう。

 余談だが、スピーカーの購入元のディーラーに勤めるニイちゃんが、同様の「砂を詰めて剛性を高める置き台」を使用しているとのことだが、彼は「川砂を洗って詰めろ」という注意書きを無視し、海辺の砂をそのまま注入しようとしたとか。そうすると中から「海の生物」(たぶん、ヤドカリやゴカイやフナムシなんかだと思う)がゾロゾロ出てきて大変な目に遭ったそうだ(^^;)。どんな物でも、マニュアルはちゃんと読んだ方が良いようである。

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1 コメント

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中に詰めるもの (とら)
2006-04-02 16:33:31
 はじめまして。とらと言います。映画についてとってもくわしく書かれていて驚きました。感性豊かな方ですね。

 さて、スピーカースタンドは購入したあともいろいろと悩ませてくれる楽しいおもちゃですね。

 わが家のスピーカースタンドには「玉砂利」を詰めてあります。これはいつも行くオーディオショップの店長から薦められた方法です。

 私としては「開放的な音」になったと感じました。機会があれがお試しください。

 ただし、砂と同様にそこらに落ちている石を拾ってきて入れると、昆虫天国になるのはまちがいありません。また、神社からもってくるとバチが当たります。

 また寄らせてもらいます。

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