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10/29(水)【海外からのニュース】青木尚佳さん、中国国際ヴァイオリン・コンクールで第2位受賞

2014年11月01日 01時30分59秒 | クラシックコンサート
第4回 中国国際ヴァイオリン・コンクール

 3年に一度開催される「中国国際ヴァイオリン・コンクール(China International Violin Competition)」の第4回開催が、10月16日から29日までの2週間にわたって中華人民共和国の青島で開催された。主催は中国の文化庁。本審査には世界各国から45名が出場した。第一次審査、第二次審査を通過した6名が最終審査に臨み、27日と28日の2日間に「Butterfly Lovers Violin Concerto*」と19曲の課題曲から1曲のヴァイオリン協奏曲がそれぞれ演奏された。
 最終審査の結果は次の通りとなった。
 ●第1位 Ji-Won Song(韓国)
 ●第2位 青木尚佳(日本
 ●第3位 Fedor Rudin(フランス/ロシア)
 ●第4位 Jee Won Kim (韓国)
 ●第5位 Romuald Grimberg-Barre (フランス)
 ●第6位 Maryana Osipova (ロシア)

 ご覧のように、本ブログにもたびたび登場している青木尚佳さんが第2位に入賞した。青木さんは最終審査ではチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏した。もちろん実際に聴いてはいないので、コメントする立場ではないが、演奏はとても素晴らしいものだったという関係筋からの情報もある。いずれにしても今回の受賞は彼女のキャリアに大きなプラスになることは間違いないだろう。ファンとしては素直に喜びたい。
 青木さんは現在、ロンドンの大学に留学中で、コンクールが終わるとすぐにロンドンに戻っていった。今回の受賞からも分かるように、ますます進化を遂げているようなのに、当分の間、日本では彼女の演奏は聴けそうもないのがとても残念である。
 29日には表彰式と受章者による「閉幕音楽会」が開催されたとのことだ。

 「中国国際ヴァイオリン・コンクール」に関しては、ほとんど情報が入って来ないので、あまり知られていないようである。調べてみたら、前回の優勝者は、韓国出身のキム・ボムソリさんで、今年の10月始めに開催された「仙台クラシックフェスティバル2014」に出演しているのを聴いている。世の中、広いようで狭い。

※「Butterfly Lovers Violin Concerto」は中国語名「梁山伯と祝英台」といい、上海の作曲家何占豪・陳剛の作品。中国では知らない人はいないという名曲らしい。

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