途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

「ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻」感想

2016年12月08日 10時09分36秒 | 乱読本感想
「ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻」
宮部 みゆき
新潮社 2014年8月28日

2014年10月27日 08:19
★5
これから文庫6冊を読んでいくんだ!
6冊分の長い物語という情報のみで読み始める。
誰のどういう話しなのか?
1人の少年の死という始まり。
子供たちが、先生が、父兄が、それぞれの思い(思惑)がどう影響し、絡み、広がり、終結をみせるのか?
宮部みゆきの長編にどれだけ私は翻弄されることだろう。
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「ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻」感想

2016年12月08日 10時08分04秒 | 乱読本感想
「ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻」
宮部 みゆき
新潮社 2014年8月28日

2014年10月27日 08:32
★5
わぁ~、“毒”が重いなぁ!
これ、中学生だよねと再確認をしたくなる。
確かに、中学生にだって“悪”は存在する。
『模倣犯』の再来か!?と、身を固くして読んでしまう。
それぞれの“悪”や“善”が、宮部みゆき的に絡まって、先が見えない。

まっ、そこが面白いんだけど。
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「ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻」感想

2016年12月08日 10時06分15秒 | 乱読本感想
「ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻」
宮部 みゆき
新潮社 2014年9月27日

2014年10月30日 10:42
★4
わぁ!そうきたか!!
中学生が裁判って。
なんだかスーパー中学生がわらわらと登場で、第Ⅰ部の『模倣犯』を彷彿させる重苦しい感じから一変、ファンタジーかい!?
今度は『ブレイブ・ストーリー』を思い起こした。
まぁどっちも宮部みゆきではありますが・・・

一気読みになってしまったくらい面白いとも言えるけれど、中学生たちの思考、行動が出来すぎでちょっと引いた。
でも、まっ、まだ半ば、これからどう展開するのか、楽しみ、楽しみ。
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「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻」感想

2016年12月08日 10時04分26秒 | 乱読本感想

「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻」
宮部 みゆき
新潮社 2014年9月27日

2014年11月03日 10:20
★4
裁判に向けての準備が微に入り細に入り描かれる。
思わず引き込まれてしまう。
さすが、法律事務所に勤務していた宮部さんならではだなぁと思ってしまう。
時々ピュアな描写が出てくるので、この子たちが中学生だということを思い出す。
中学生が裁判をするということが、あまりにも彼らが優秀過ぎる為にフィクションをよりフィクションにしている感じがする。

引き込まれるのに、その中で『何だこれ?』と思っている自分がいる。
まぁ、第Ⅲ部を読めば解る、かな?
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「ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻」感想

2016年12月08日 10時02分50秒 | 乱読本感想
「ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻」
宮部 みゆき
新潮社 2014年10月29日

2014年11月10日 23:48
★4
裁判が始まった。
文庫1冊、ずっと裁判。
それでも終わらなくてもう1冊。
グッと引き込まれて、フッと我に返って、あぁ~中学生たちがやっているんだったと。
中学生レベルの話じゃないんだけど、中学生がやっている不思議。
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「ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻」感想

2016年12月08日 10時02分18秒 | 乱読本感想
「ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻」
宮部 みゆき
新潮社 2014年10月29日

2014年11月13日 10:54
★5
★5は最後の短編『負の方程式』に対してね。
まぁ、『負の方程式』も『ソロモンの偽証』の一部と言えば言えるから。
中学生だった彼や彼女がどんな大人に成長したのか?
1人は本編の最後に出てきたけれど、他の子たちは?
短編に出てきた2人は納得の人生を歩き中。
いや、1人は走ってるか。
他の子たちの(ソロモンからの)未来も知りたいものだけど・・・いつかどこかで逢えたらいいな。
短編なのに読みごたえがあったのはバックグラウンドに長い長い『ソロモンの偽証』があったからだろうが、中身がギュッと詰まって最後まで気が抜けない、いい作品だったと思う。
最後が微笑ましく終わってくれたのも良かった。
やっぱり本編は、疲れたもん。
暗めのファンタジーみたいだし、本気の現実みたいだし。
中学生たちの”本気”に引きずられ、最終巻まできた。
それまでの道のりで告発状の”嘘”も裁判としての被告の罪の有無も分かっているのにどう裁判を終結させるのだろうと思っていたけれど・・・そうきたか!って。
宮部みゆきでしたわ。

これは映画になるそうで、昨日、たまたまキャストが発表された記事を読み、そして今朝の情報番組で動くヒロインを観た。
新人の女優さんで、演じる”藤野涼子”がそのまま芸名になったとか。
映画になることを知っていて読んでも中学生という年齢で、具体的な女優さんが浮かばなかったけれど、納得の藤野涼子だった。
この映画は中学生たちの演技にかかっているだろうと思っている。
作品の中学生たちがスーパー中学生であったように、演じる役者さんもスーパー中学生でなきゃね。
映画を観るかと言えば・・・もういいかなって。
原作を読み切るのに結構体力を消耗する作品だったからね。
作品が悪いって訳じゃなく、中に入り込まざるを得ないからしんどいのよ。
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「交差点に眠る」感想

2016年12月08日 09時59分54秒 | 乱読本感想
「交差点に眠る」
赤川 次郎
幻冬舎 2012年8月2日

2014年11月26日 21:32
★4
ひと昔前に読んだ、活き活きと逞しい女性が主人公だった赤川作品を思い出した。
その作品ではこんなに人は死ななかったと思うけれど・・・
赤川作品の女性は老いも若きも逞しい。
傷ついても傷ついてもめげることなく雄々しく立ち上がる。
やたら人が死ぬのは現実味がないけれど、”彼女たち”の逞しさは現実的。
だからなんとなく元気になる。
暇つぶしに軽~~く読めて、気持ち良い。
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「衆愚の果て」感想

2016年12月08日 09時59分27秒 | 乱読本感想
「衆愚の果て」
高嶋 哲夫
幻冬舎 2012年10月10日

2014年12月02日 12:29
★3
衆院選公示のタイミングで読み終わった。
過去の、猫も杓子も当選したあの選挙を題材にしてある。
あの時の期待感、そして絶望。
それが描かれている。
現実はまだ暗いままだが、本書では少しのあかりが見えたような・・・
それが現実にも起こって欲しいと願わずにはいられない。
正しい政治をするという”志”がある人が居て、それが実行できる日本であって欲しいと思った。

高嶋さんの作品は、特に災害3部作については予言の書のようだった。
本書も少しは日本の政治が良くなる予言の書であって欲しい。
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「歌舞伎町セブン」感想

2016年12月08日 09時57分07秒 | 乱読本感想
「歌舞伎町セブン」
誉田哲也
中央公論新社 2013年9月25日

2014年12月13日 14:28

帯に『ジウ』の文字が見えたので即買い。
★3
ジウが復活するのか!?と一瞬思ったけれど・・・
新宿歌舞伎町が舞台のダークな世界を描いてるってだけの話ね。

歌舞伎町の”セブン”
セブンが7人の殺人集団、いや、7人で構成される殺人集団だってことは分かったけれど、はたしてそれが善なのか悪なのか・・・
構成するメンバーの一部しか過去が明かされていない。
ってことは、続編が登場、シリーズ化されるってことね。

ジウほどエロでもグロでもなく、読みやすいエンタメ小説になっている。
でも、パンチはないな。
強烈な個性の『だれか』がいないせいか!?
まっ、次に期待しましょ。
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「地のはてから(下)」感想

2016年12月08日 09時55分22秒 | 乱読本感想
「地のはてから(下)」
乃南 アサ
講談社 2013年3月16日

2014年12月24日 18:45
★4
人生って、思うようにはいかないものだけど、とわの人生も。
そういう時代なのだから、そういう境遇なのだからと諦めて、ただただ生きる。
「生きる」という目的だけを持って生きる。
最初は可哀想と思っていたけれど、だんだんそれが崇高なことに思えてきた。

乃南さんは現代に生きる私たちに「ただ生きなさい」と言っているんだなと思う。
苦しいこと辛いことから逃げないで、生きることだけに生きろ!と。

前作の「ニサッタ、ニサッタ」(ニサッタ=明日)の中に出てくるのがおばあちゃんになったとわだそうで、とわの末裔たち「生きなさい!」なのね。
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