LUNACY

cygnus' blog

『キング』"THE KING"

2019-10-27 23:14:14 | 映画_2013-
UPLINK渋谷
Netflix配信を前にロートショー

ティモシー・シャラメ主演。
というか、ティモシーを観るために観に行った(爆)。
ただ、ストーリーもちゃんとしているよ。

英国王ヘンリーV世の少年期~青年期を描いた、もっというとフランスとの戦いを描いた作品。
どの程度史実でどの程度脚色かわからないけれど(もちろん僕の勉強不足もある)、どんでん返しまではいかないけれど、最後に大事なオチありです。物事(や歴史)は一面的には語れないというか。

それから、英国が仏国をバカにしていると誤解を招きかねない作品かもな。

ティモシーは、やはり、眼福というしかない(笑)のだけれど、勇敢な国王役としては、いかんせん体の線か細過ぎてちょっと、肉体的な迫力に欠けたかな?でも、貫禄あるティモシーはまだ見たくないかも(爆)。
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「ある船頭の話」

2019-10-22 15:58:33 | 映画_2013-
新宿武蔵野館
オダギリジョーが監督
クリストファー・ドイルがカメラ
第76回ヴェネツィア国際映画祭ヴェニス・デイズ(コンペティション)部門に正式出品

日本で全然話題になってないこの作品。何故だ?

ひとりひとりの名前は挙げないけれど、本当に豪華な映画俳優&女優が揃い踏み。
通し役としては、柄本明が主役。川島鈴遥と村上虹郎が次いでる(とくにこの二人の衣装は素晴らしい)。

途中、効果として塚本晋也っぽい映像が挟まれたりもするけれど、恐ろしいくらいの叙情的で美しい映像。阿賀野川でのロケみたいだけれど。
インタビュー
https://www.tjapan.jp/entertainment/17298088 でオダギリジョーが語っているように、スクリーンで観ないといけない映画。
クリストファー・ドイルも、ウォン・カーウァイ監督(いまどうしているんだろう?)と組んだときと共通だと思ったのは、広角構図のうまさ。さすが。ウォン・カーウァイ監督の作品だと、動きの早い映像だらけになるけれど、あれは編集だからだよな(苦笑)。

ハリウッドじゃないんだから、スヘクタクルな映像やアクションや、やたらテンション高い事件なんていらんでしょ、と思う僕にはちょうどいいストーリーでした。

かつて、オダギリジョーはフェデリコ・フェリーニを尊敬していると言っていたと思うのだけれど、少しなんか彼の中にそのテイストがビルトインされているのかな?と映画の雰囲気から感じました。
また、このインタビュー http://www.webdice.jp/dice/detail/5856/ の溝口健二への言及を読んで、やっぱりと思った次第。

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『真実』"La Verite"

2019-10-14 20:55:39 | 映画_2013-
渋谷HUMAXシネマ
是枝裕和監督
カトリーヌ・ドヌーヴ主演で、ジュリエット・ビノシュと母娘役。

母娘の相克とわずかな雪解けを描いた作品。

スッとストーリーに入っていける映画でした。
そして、映像や雰囲気から、以前ほどには是枝テイストを感じませんでした。
というのも、通し役の役者さんが、バシッとこっちにお芝居を強く見せつけてくれるからかと思いました。

また、是枝監督も、劇中劇とはいえSFとか、セックスの会話とか、新鮮な取り組みじゃないかしら、と。

男性陣のキャラクター設定も、誰もが好感度高いオジサン。もっと、悪い人がいてもいいのかな?(苦笑)


それにしても、カトリーヌ・ドヌーヴのカトリーヌ・ドヌーヴによるカトリーヌ・ドヌーヴのための映画という感。
欧州銀幕女優とはこういうもんだ、という貫禄だよね。
クラウディア・カルディナーレとか、ロミー・シュナイダーとか、シャーロット・ランプリングとか、もうこのクラスの女優さんは出てこないのかもしれない。
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「没後90年記念 岸田劉生展」

2019-10-14 17:26:10 | 美術展・博物館
東京ステーションギャラリー

いや、没後90周年とはいえ、よくこれだけ集めたなって思いました。編年体の並べ方で、約150作品かな。
洋画家、つまり油絵の画家だと思っていたけれど、日本画とかその他のジャンル作品も残していたんですね。
こんなに多作な人とは知りませんでした。

しかも、肖像画、なかでも自画像の多さに驚き。
麗子さんよりも多かったよね。
自画像をあんなに残すなんて、僕にはメンタルが保ちそうにない(汗)。

教科書に出てきた&以前にも近代美術館(東京国立や神奈川県立)で観た作品も復習。


人の入りもすごくて混雑してましたわ。会期末だからかな?
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"WEEKEND"

2019-10-13 22:17:52 | 映画_2013-
恵比寿ガーデンシネマ

アンドリュー・ヘイ監督(「さざなみ」「荒野にて」)

等身大のというかリアルなゲイの姿を描いた、恋愛映画。
そうなんよ、ビジュアルからリアルなゲイはあんな感じよね、と。(グレンのトークじゃないけれど、一般人のイメージに忖度してないといえばいいかな)

僕としては、どうしても、ラッセル的な思考というか哲学というか生き方になってしまうなぁと思いながら観ていました。

過去の映画の引用も複数ありましたね。
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野口悠紀雄「戦後経済史 私たちはどこで間違えたのか」

2019-10-12 16:19:01 | 本・コミック
文庫版。GWころに書店で見かけて衝動買い。 野口悠紀雄氏は、経済雑誌のweb版コラムでときどき読んでいたけれど、 どうも、何かが引っかかって好きじゃなかったんです。 ただ、この本は、読んで頭の整理・知識の習得ができて、大変有意義でした。皆さんにもおすすめ。 バブル崩壊時の問題や不良債権処理問題や昨今の量的緩和など、まだまだ僕は浅かった。 過去の手続き上問題ある政治判断などが、そうだったんかい、と。 戦後経済史となっているけれど、「体験的」ないし「経験的」と付与してもいいのかな?という気がするくらい、「実体験」に基づいた叙述になっている分、強いと思います。 また、氏に教養がある(書物の知識(おそらく過去の読書歴)などから推察)ことも随所からわかりました。 そして、過去に氏が予測できなかったことなどを正当化するのではなく、率直に認めている、その誠実さも好感しました。 現代への警鐘の意も、強く感じました。
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「典座-TENZO-」

2019-10-06 22:12:43 | 映画_2013-
UPLINK吉祥寺
富田克也監督

典座とは、曹洞宗での仏の教えに則って仕事をする調理係のこと。
青年の曹洞宗僧侶たちのリアルを描いた作品。

富田克也監督作品なので、智賢のビジュアルやお芝居がが宮台真司センセに似て見えて困った(笑)。

あと、高僧の尼さん(青山俊董)が、それこそスパイスになっているのかな、と。
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外山啓介ピアノ・リサイタル バッハ・ベートーヴェン・ショパン [28th September, 2019]

2019-10-06 14:36:04 | ピアノとクラシック
於:サントリーホール

日にちがだいぶ経ってしまいましたが、記録残しておきます。

<セットリスト>
◇J.S.バッハ
・「主よ、人の望みの喜びよ」 BWV.147より (ヘス編)
・「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV.639より (ブゾーニ編)
・「来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV.659より (ブゾーニ編)
◇L.V.ベートーヴェン
・ピアノ・ソナタ第21番 C-Dur「ワルトシュタイン」Op.53
◇F.ショパン
・プレリュード第25番 cis-moll Op.45
・12のエチュード Op.10
  第1番 C-Dur
  第2番 a-moll
  第3番 E-Dur 「別れの曲」
  第4番 cis-moll
  第5番 Gis-Dur 「黒鍵」
  第6番 es-moll
  第7番 C-Dur
  第8番 F-Dur
  第9番 f-moll
  第10番 As-Dur
  第11番 Es-Dur
  第12番 c-moll 「革命」
[アンコール]
◇F.ショパン
・モデラート(アルバムの綴り) E-Dur
・ノクターン第2番 Es-Dur Op.9-2

とりあえず、歴史的な流れを意識したプログラムかな、と。

感想を簡単に書いておきます。
実は、仲間うちでの前評判が芳しくなく(特にエチュードが)、ハラハラしながら聴きに行ってました(笑)。
 # ちょっと、いつもプログラムが盛りだくさんすぎで、もうちょっと絞ってもいい気がするのだけれど(といういつもの愚痴)。
でも、ちゃんと聴いていられる演奏になってました。けっこう、好かったと思います。全体として。
無駄に叩かなくなったし。細やかな表現をこなすようになったよね(最近毎回書いているかw)。
ペース配分意識したのか、勢いとか、抑揚が少し薄くなっちゃったかな?気のせい?
ただ、どれも、まぁ相変わらずの速弾き気味かな〜(もっと聴かせてくれてOKみたいな)。やはり緊張からなかな? それとも、そもそもああいうもんなのかな?(僕の素人耳がおかしいのかも)
あと、やっぱり、エチュードの第1番とか第4番とかは、ちょっと苦しいというか、危なっかしい?ようなところもあった気がする。気のせい?

それから、(以前からのくりかえしになるのだけれど)リズム感の(つまり、もっとリズムでこちらを巻きこんで)問題。
やっと、気がついた。僕が音楽をやるときに重要視していて、それがクセになっていて、つまり、それが、行き過ぎというか異常な僕のこだわりになっていたのかもしれない。


あと、解説が大事だなと思ったこと。いや、単に、こちらが素人というだけなんだけれど。
作曲された背景だけでなく、技術的な部分。(まぁ、エチュードというせいもあるだろうけれど)
例えば、黒鍵のエチュード。あ、あれ、ペンタトニックか、と(恥)。


そういえば、最近よくやるようになった、最後の本人挨拶なかったな。お疲れさまだったのでしょう。
Comments (3)
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『EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER』

2019-10-05 18:48:58 | ファッション
KASHIYAMA DAIKANYAMA

久しぶりにJEAN PAUL GAULTIERの世界観に触れてきた感じ。
むかし、ライセンス商品があった頃は、有楽町阪急でお世話になりました。
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山口小夜子×横須賀功光 コラボ展

2019-10-05 17:46:31 | 美術展・博物館
EMON Tokyo

山口小夜子を観に行ったつもりだったのに、横須賀功光の勉強をしてきた気分
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