LUNACY

cygnus' blog

『永遠に僕のもの』“El Angel”

2019-08-31 23:46:57 | 映画_2013-
CINE QUINTO
ルイス・オルテガ監督
ペドロ・アルモドバル製作

舞台は1971年のアルゼンチンで、実話(少年による連続強盗・連続殺人)がもとになっています。

ポスト・ティモシー・シャラメとの呼び声高いロレンソ・フェロ主演(本作デビュー)。ただ、ビジュアルについては、髪型やメイクによる割り増しがありそう(毒)。

作品トータルで、貴方が観たいモノはコレでしょ的な、なぜ観たいと思ったのかを映画を観ながら気づかせられる的な、そんな感じになった気がする。僕の無意識に入り込んできたポスタービジュアルに偽りなしということか(苦笑)。

僕にもっとキリスト教の知識があれば、より深くこの作品を理解できたかも。ただ、聖書の引用は、文語にして欲しかったかなぁ...(でも、そうすると伝わらないのか...)。←「求めよ。さらば與へられん。」

衣装。アルモドバルのプロデュースとはいえ、ジャン・ポール・ゴルチエではなく、ジュリオ・スアレスという人。
美術も含め、原色鮮やかなコーディネートも多く、やはりツボ。
カルリートスに丸首でハイネックやミドルネックのトップスを多く着せて、キャラクターを表現。

たびたびのダンス。アルゼンチンは、タンゴが有名だけれど、ああいう形で人びとにダンスが息づいている国なんだろうなぁ。

赤いボクサーブリーフ。勝負パンツ(笑)。グッズ販売にワロタ。

好意を伝えるのに、(チェ・ゲバラとカストロでなく)エビータとペロンという譬えがニクい、でも、「何言っているんだよお前」的な反応。せつなくて印象に残ったわ。

原題は、「天使のような(美少年)」という意味なのか?
どこかの安っぽい歌の歌詞にようになっちゃうけれど、君は僕のエンジェル的な意味なのか?両方をかぶせているのか?
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「ヒューマン・フロー 大地漂流」"Human Flow"

2019-08-25 16:18:36 | 映画_2013-
シネマジャック&ベティでのムーヴオーヴァー
アイ・ウェイウェイ監督

美しい映像を通して描かれている、現代の難民(と移民)についてのドキュメンタリー。
やはり、(感覚的なところなのでうまく言えない&客観的な証拠はないのだけれど)中国映画っぽい作風・美意識に感じました。
手法的にドローンを使っているのかな?意識しないと気づかないです。

映画の主題のところ。
とくに、難民キャンプの滞在平均年数が四半世紀というのは、計算したこと・意識したことなかったけれど、過去のニュースから思い出して考えるにそうなるか、と改めて思い至りました。
そして、経済発展しているはずのアフリカで、なおも難民が増え続けていることも、初めて知りました。

日本も、僕がガキの頃は、社会としてカンボジア難民のことを思いやったり、ベトナムからのボートピープル受け入れたり、もっと精神的余裕があった気がします。
寛容って、これからも問われ続けるのだと思います。

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"HOT SUMNER NUGHTS ホット・サマー・ナイツ"

2019-08-17 21:50:58 | 映画_2013-
ティモシー・シャラメ主演

ティモシー・シャラメの、-による、-のための映画といえそうかな。
ティモシーの実年齢より幼い年齢&幼い性格のキャラクター設定かな?
ティモシーの"地"ではないキャラクターというか、ティモシーが持っているオーラとのズレというか、こちらの先入観が強いということもあろうし、お芝居が(ごくごく僅かではあるものの)ちょっと馴染みきれなかった(のだろうと見終わってから思ってる(苦笑))。

ストーリーは、まぁまぁだったかな。

背景とか小道具とか(とくに食べ物飲み物が)、とにかくアメリカンで、なんかツラい。仕方ないというか、そういうものとして受け入れてなくてはならないのだけれど。いや、日本人でかつ軟弱ヘタレとしての愚痴です(苦笑)。


とりま、ティモシー好きは観ておくべき映画だろうけれど、一般にはそこまで推す映画ではないかな...汗。


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『パラダイス・ネクスト』(「亡命之途」)

2019-08-15 19:49:52 | 映画_2013-
半野喜弘監督

豊川悦司×妻夫木聡
黙して多くを語らないシマ(トヨエツ)に、おちゃらけてるマキノ(妻夫木)。
二人ともハマり役というか、イメージそのまま感が半端ない(笑)。
しかも、とくに全般、頭のなかで、この主役の二人をBL的にカップリングしてしまって、勝手にツボってました。
妻夫木が出演している「黒衣の刺客」で共演しているニッキー・シエがヒロインで出演。そういえば、この「黒衣の刺客」観たときに、ロケ地の姫路の書写山へ行っておきたいと思っていながら果たしてないな(汗)。

とにかく、映像の美しさが素晴らしく佳い。

オリジナル脚本かな?
わかりずらいところもあった気がするけれど、これはこういうものだと思う。

商業的には厳しいかもだけれど、こういう映画も創られる&遺される社会であって欲しい。

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ガスミュージアム

2019-08-14 17:11:24 | 街・散歩・小旅行
小平市
東京ガスのメセナ

ガス灯の点灯実演&体験できます。ので、学芸員の説明のあるときに行くのがオススメ。

レンガ造りの建物内も写真撮っておきたかったけれど、暑さで断念。

以下、面白かったこと&勉強になったこと。

・【マントル】いまでもキャンプ用のランタンでも使うそうで。燃えてしまわないのが、まだ謎(苦笑)。

・精製法。昔は石炭業から、高度経済成長が終わるまでは石油から。屋外にコークス吐き出し機や、脱硫装置の実物あり。

・全国のLNG基地&都市ガス供給地&パイプラインマップ。

・ガス冷蔵庫!←アンモニアを冷媒に使う。


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古矢渚「ナンバーコール」「群青のすべて」「星だけが知っている」

2019-08-13 23:12:41 | 本・コミック
ひとつだけ、出版社・シリーズが違っているけれど、気にしない方向で(苦笑)。
「君と夏のなか」を読んだついでに、古矢渚先生の過去作もイッキ読みしてみました。

(「君は夏のなか」「ふたりのライオン」も含めて)キャラクター設定とキャラの人間関係設定が似ているなぁって思いました。水戸黄門の印籠じゃないけれど。
でも、僕が古矢作品にハマってしまう一番の理由も、おそらく、そこにあって。
カップリングが、コミュ力高いヤツ×そのあたりがうまくないヤツで起きて、そのコミュ力高いヤツに僕も憧れるっていうこと。コミックだから虚構・非現実なのだけれども。
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『世界の涯ての鼓動』"submergence"

2019-08-12 23:14:19 | 映画_2013-
ヴィム・ヴェンダース監督50周年記念作品。
kino cinema みなとみらい

引用によるオマージュが多くあったかな?
まず、ジャン・ヴィゴの「アタラント号」。次に、ビートルズの「イエロー・サブマリン」もかな?(シャレ)、ノーチラス号もかな?。
そして、アーネスト・ヘミングウェイ「誰がために鐘は鳴る」、乃至、ジョン・ダンの説教。

水と生命と運命と愛という感じのストーリー。ああいう深い恋や愛をしてみたいと思わせられるストーリー。
コミュニケーションで相手を籠絡していくプロセスが、欧州ではまだまだ健在なのかな?素直にいいなあ、羨ましいなあと思う。欧州でも理想に過ぎないのかもしれないけれど。

とにかく、美しさにのまれる映像がたくさん。
残虐なシーンもあるのだけれど。
もちろん、(その手の映像だげはなくストーリーからも)現在の世界の社会問題を、否応なく認識することになるのだけれど。

あと、もちろん、ヴィム・ヴェンダースだから、音楽も頑張ってる。

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Octo「ボイスラ!!」第1巻

2019-08-12 19:48:24 | 本・コミック
声優という職業に興味あるし、タワレコ渋谷4F大好き人間なので、書店でPOP見て気がついたら買ってました(笑)。

声を色で聞き取る共感覚は、謎の世界で、自分も体験してみたいよな。ピアニストとか、音楽家にもけっこういるらしいけれども。
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白根記念渋谷区立郷土博物館・文学館 (平成30年)新収蔵品展

2019-08-12 19:46:29 | 街・散歩・小旅行
同潤会アパート(青山&代官山)の物品が資料として収蔵されたそうで、観に行ってきました!
ついでに、この資料館には1964年の五輪の聖火ランナー用トーチも遺されてていて触ることができました。

その他、小ぶりな資料館ながら、いろいろ勉強になりました。
千代田線の明治神宮前駅の工事のときに、ナウマン象の一体分の骨が出てきたとか。

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吉村旋『性別「モナリザ」の君へ。』第3巻

2019-08-11 23:21:54 | 本・コミック
ササッと読んでしまえるのだけれど、
やはり、ジェンダーのこととか、好きという気持ちのこととかを考えてしまうストーリー。

そして、美大・藝大とかの話が出てきて、美術について、自分もデッサン上手くなりたくて、教本買ったっけな、とか、美大に潜ってたっけな、とか、そういうことを思い出してしまった。
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早良朋「へんなものみっけ」第4巻

2019-08-11 23:19:47 | 本・コミック
東京じゅうに、化石がバシバシあるとは、知らなかった。。。

ほか、僕が鉄道マニアだから、鉄道マニアの心ない行為に心痛めるなど。。。
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『ダンス・ダンス・ダンスール』第14巻

2019-08-11 15:19:08 | 本・コミック
ジョージ朝倉

その情熱が羨ましいという感覚が一番先に来る感じ。

日々(いや、これまで)、僕が、頑張りたいのに頑張れないとか(体調含め)、何をどう頑張ればいいのかわからなくなって困惑、
そういう感覚にさいなまれ続けてきた人生なので、読んでいて、結構、辛いことは辛いんだけれどね。
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『鉄男』

2019-08-11 00:40:37 | 映画_2013-
UPLINK吉祥寺

書くまでもなく塚本晋也監督。PFFアワード'88グランプリ受賞。
1989公開から30周年記念ロードショー。

これ、まだ観たことなく、気になっていたので、やっと観られました。

理解するストーリーじゃないんだろうけれど、いったい、どういうエナジーの湧き出しから発せられているものなのか、興味深い。
音のボリューム大きいけれど、そうじゃなきゃない作品ってのも、理由は言葉で説明できないけれど、わかったつもり。
特撮や特殊メイクもすごい。


観客席に、監督がいたような気がするのだけれど、気のせい?そっくりさんだったか。。。
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加来ゆうじ『地獄楽』既刊6巻

2019-08-06 22:23:05 | 本・コミック
背景、登場人物、事件の物語の3要素がそれなりにしっかりしているし、
集英社のジャンプの3要素の、友情、努力、勝利もしっかり兼ね備えている感じ。
ヒットするはずだわ。
バイオレンスは苦手なのだけれど、立て続けに一気に読んでしまった。
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古矢渚『君と夏のなか』

2019-08-05 22:27:39 | 本・コミック
先月末に発売の新刊、やっと読みました。
『君は夏のなか』の続編。

もう過去ストーリーをだいぶ忘れてしまっていたわ(苦笑)。

逆ナンされるレベルのイケメン×真っ直ぐ系という、千晴×渉のカップリングは、文乃ゆき「ひだまりが聴こえる」の航平×太一に似ているかもね。
胃袋で相手の心をつかむのは、「ふたりのライオン」と同じだね。
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