古い友人からメールが届いた。
「急に気持ちが痛くなった。寂しいのかもしれない」と
つづられていたので、電話をかけてみた。
先日は、ベットと車椅子の隙間に滑り落ちて
自力で起き上がれず、挟まれたままになったらしい。
誰かが来るまで、どうやって過ごしたのかと
感情的になって、声がうわずってしまった。
それは、母も、ベットとふすまの間に滑り落ちて
身動きできなかった状況になったことがあって、
ふと思い出が 重なったからだね。
「何か、おいしいもん、食べる?」
「うん」
「ちょびっと 待っといて」
現実は1mmも変わらないけど
気持ちが癒されるかもしれない。
キッチンにある美味しいものを
かき集めて届けてあげるよ。
私を思い出してくれる人が多いと
私も幸福になれるなあ。