ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコの白馬ハイク4 八方尾根はドン曇りだべこ!

2019年10月27日 | ベコのお手軽やま歩き

信州・白馬で山歩きを楽しんでいるベコ。

今日は有名な八方尾根の八方池を目指します!

ところが、残念なことにお天気はあいにくのドン曇り。

ベコ 「痛恨のドン曇りだべこ~!」

やはり昨日のすじ雲は天気が崩れる前兆だったようです。

予報官は昨日のすじ雲を見なかったのでしょうか?

やむを得ませんが、雨は降っていないのでとりあえず登りましょう!

まずはゴンドラリフトで上昇です。

ベコの気分もいま一つ。

ベコ 「テンションがダダ下がりだべこ」

ゴンドラを降りたらリフトを2つ乗り継ぎます。

ベコ 「なんだか冷えてきたべこ」

標高も高くなって、妙にヒンヤリしてきました。

ところで!

このリフトがえらく低空を移動するのです。

ベコの足が地面に着きそう。

ベコ 「ほげ〜」

ベコ 「地面スレスレだべこ〜」

リフトの乗り換え地点には、長野オリンピックの建物がありました。

ベコ 「おお、オリンピックのレガシーだべこ」

ダウンヒルのスタート地点で標高1,680mとあります。

さらにリフトで上昇すると男子滑空の発射地点も。

なんと標高1,765mです。

見あげると、空にはパラグライダーが気持ちよさそうにフライト中。

そんなこんなで、リフトを乗り継いで登山口に到着。

ほー、ドン曇りながらなかなか雄大な風景が現れました。

昨日も見えた白馬連峰です。

雲がかかっていますが、これはこれで絵になる景色かも。

よく見ると、こんな高いところに普段着で来てる人もいますね。

ここはすでに標高1,800m超え。

なかなかツワモノです。

それでは、いよいよ八方尾根を歩きましょう!

ベコ 「よし、出発だべこ!」

登山道は岩場コースと木道コースの2コースがあります。

今回はなだらかな木道を登るコースを進むことに決定。

昨日の栂池自然園の急勾配で体力を使い果たしたのです。

岩場コースは、聞くからに大変そうなのでやめにしました。

ベコ 「木道コースをてくてく歩くべこ」

そんな木道からの景色はこちら。

イマイチ迫力がありませんが、きれいな稜線が見えますね。

緑も豊か。

道端には可憐な高山植物も咲いてます。

小さな鈴のようなお花です。

一方こちらはアザミでしょうか。 

トゲトゲなのです。

お、これは、

昨日、栂池自然園でも見た白いお花です。

急な尾根ではありますが、いろいろな高山植物がみられるのです。

そして、夏休み中だけあってハイカーも元気いっぱい。

みんな、思い思いに登山を楽しんでます。

しかし…

いつまでたっても上り坂が続きます。

延々と続く登り坂に、徐々に体力も消耗。

かなりバテ気味になってきました。

しかも!

見上げると、はるか彼方まで登山道が続いているではありませんか!

ひょえ~!

八方尾根は初心者コースと聞いていましたが、

こんなにハードな上り坂だったとは!

ちょっと騙された感が強い登山道です。

けど、周囲の山並みはなかなかきれい。

緑も生き生きしています。

途中で休憩を取りながら、ようやく到着したのは第2ケルン。

ベコ 「ふー、第2ケルンだべこ〜」

この場所でもう1つの岩場コースと合流して、八方池に向かうのです。

ちなみに「ケルン」とは登山道に作られた道しるべ。

ここまで上ると、ふたたび白馬連峰がその雄姿を現します。

ベコ 「白馬連峰と再会だべこ」

いよいよ標高2,000mを超えました。

ちょっと雲が切れて、青空がのぞいてきたようです。

このまま雲が消えてくると嬉しいのですが。

さあ、上り坂でヘトヘトですが、頑張って先へ進みましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

八方尾根

北アルプス・唐松岳の中腹にあるのが八方尾根。四方八方に尾根が連なっていることから名付けられたのだとか。なかでも白馬連峰を一望できる八方池は有名でハイカーもたくさん。

とはいえ、八方池に至るまでは思いのほかハードなルート。初心者でも気軽に登れると聞いていましたが、それなりの覚悟が必要かも。

登山道は岩場コースと木道コースの2つ。当初は木道コースが楽かと思いましたが、延々と登りが続くので正直バテ気味に。しかも、白馬連峰とは反対側の尾根下を歩くため、せっかくの白馬連峰を眺めることができません。

一方、岩場コースは大変かもしれませんが、尾根伝いに歩くため雄大な白馬連峰が一望できます。どうやら登りは岩場コース、下りは木道コースがベターかも。

ちなみにふもとから登山口までは、ゴンドラとリフトを3つ乗り継ぎます。時間にしておよそ30分、料金は往復2,900円。リフトを降りたら登山口から八方池までは1時間半~2時間程度です。

ただ、人気の八方尾根ではありますが、当日はドン曇りで八方池の景色もちょっとイマイチ。やや感動の薄い山歩きとなりました。これだけ苦労して登ったもののちょっと後悔したハイキングでした。


 


霜降を迎えた一週間。秋晴れに菜の花くんは満開だべこ!

2019年10月26日 | ベコガーデン2019

今週は暦の上の霜降を迎えました。

朝晩の冷え込みが進み、山里では霜が降りる頃。

山では紅葉が見頃を迎える時期です。

そんななか、ベコガーデンは秋晴れの気持ちいい朝を迎えました。

ベコ 「久しぶりの秋晴れだべこ!」

しかも、菜の花くんは満開の勢い。

とどまるところを知りません。

ただ、新しい葉っぱの成長はひと段落。

勢いが止まった印象です。

一方こちらはサマーウエーブ。

最近、雨降りが続いたためか、みずみずしい感じですね。

朝日に照らされてキラキラしています。

そしてこちらはもみじくん。

うん、もみじくんも順調そうです。

ただ、葉っぱには白いものがチラホラ。

病気にならないよう、早めに薬をまいた方が良さそうです。

秋本番に向けて引き続き頑張りましょう!

つづく



 


ベコの白馬ハイク3 栂池高原で大雪渓に肉薄だべこ!

2019年10月20日 | ベコのお手軽やま歩き

夏の信州・白馬の栂池自然園を訪問中のベコ。

3つ目の浮島湿原を過ぎるころから徐々に登りに入っていきます。

空もグンと近づいた気がします。

ちなみに、ここまで来るとハイカーもちょっとまばら。

てくてく歩いていると、小さな池のほとりに出ました。

ベコ 「モウセン池だべこ」

モウセン池は、食虫植物のモウセンゴケが群生する池。

けど、水の中を覗けるわけではないので、そのまま通り過ぎましょう。

さて、本日の最後に目指すのは湿原の最高地点にある展望台。

しかし、予想外の急な登り坂になってきました。

木道が容赦なく高度を上げていきます。

道の両側には背の高い木々が増えてきました。

カラマツでしょうか?

木道が整備されてはいるものの、ハアハアゼエゼエ。

どこまでも続く登り坂です。

踊り場で振り返ると、かなり登ってきたようです。

ハイカーの皆さんも休み休みのハイキングですね。

けど、ここからの見晴らしは良好。

山並みが影のように連なっています。

さあ、展望台に向かって最後のひと踏ん張り!

ここから先は木道も無くなって、足元の悪い山道です。

予想以上にハードな上り坂に息も絶え絶え。

いやはや、登山用ストックを持ってきた方がよかったかも。

そして、急峻な坂道を上りきると、

ついに!

ベコ 「展望湿原に到着だべこ!」

ここは標高2,000mの展望湿原

視界がパッと開けると、そこには白馬連峰を望む湿原が広がっていました!

白馬三山の雄姿を望む絶景の展望台なのです。

いやー、ようやくたどり着きました!

足がパンパンですが、そんな疲れを吹き飛ばす絶景に感無量。

あそこに見えるのは有名な白馬大雪渓

夏でも雪が解けずに残っているのだそうです。

真っ白な雪がまぶしそう。

しかも、あの上を登っていくハイカーもいるのだとか。

一方、緑の木々もわさわさ。

ベコも白馬の絶景に感無量です。

ベコ 「白馬連峰を踏破したべこ〜!」

いやいや、ベコが登ったのは白馬連峰じゃありませんよ!

念のためここでも高度を調べてみましょう。

うん、たしかに2,000mですね!

見上げると空にはすじ雲が。

すじ雲は天気が崩れる前兆といいます。

明日の天気予報は快晴ですが、ちょっと心配ですね。

それはそうと、ハイカーの皆さんはここでお弁当タイム。

峰々を眺めながらのお弁当は、さぞや美味しいことでしょう。

ちなみに、ベコはコッペパン食べてお腹いっぱいです。

    

さて、展望湿原でひと休みしたら、再び来た道を戻りましょう。

ベコ 「急な坂道を再び下るべこ!」

上りはヘトヘトになった坂道ですが、下りは下りで膝がガクガク。

けど、栂池自然園を一望できるのは思いがけず感動です。

奥の方に見えるのはビジターセンターなどの建物。

そして手前に見えるのは浮島湿原の展望デッキ。

いやー、こうしてみるとかなり広大な湿原です。

フラフラになりながらも、なんとか1つ目のミズバショウ湿原まで戻りました。

帰りはちょっとルートを変えて、行きとは違う木道を歩きます。

急な坂道とは違って、平坦な道はやはり安心できますね。

木道脇にはきれいな花が。

お、そろそろ入口付近の建物が見えてきました。

いやー、好天に恵まれた1日。

青空と湿原の緑に感動した栂池自然園でした。

このまま明日も晴れるといいですが、空のすじ雲が気になるところ。

とはいえ、今日のところはこれでおしまい。

ベコ、ホントにお疲れ様でした!

ベコ 「うおーっ!」

ベコ 「うおーっ!」

それでは、明日も引き続き白馬の自然を満喫しましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

アルピコ交通・特急バス

白馬へのアクセスはアルピコ交通の特急バスを使うのが便利。長野駅東口から白馬までの直通バスが出ており、白馬の主要ポイントで止まります。

一方、電車では松本駅からJR大糸線もありますが、本数が極めて少ない上に時間帯が非常に中途半端。アルピコバスは本数こそ少ないものの、長野から日帰りで訪問できる便もあり助かります。

そのアルピコバスに乗るにはまずはチケットを購入。長野駅東口にお土産屋さんがあるのですが、そこで乗車券を購入できます。そのおみやげ屋さんはバス停のすぐ近く。

4枚綴りの回数券もあるので、2人であれば往復分を含めて安く購入できます。ただ、予約制ではないので乗り遅れないようご注意を。

もっとも、シーズン中はバスを増発させることもある様子。今回、気がついたらもう1台のバスが後ろを付いてきていました。どうやら定員オーバーで乗れないことはなさそうです。

帰りのチケットはそれぞれのバス停近くの販売所で購入。栂池高原ではこじんまりしたオフィス、八方尾根のある八方バスターミナルでは大きなオフィスがあるのでそちらで購入できます。


 

 


朝晩冷え込む一週間。もみじくんが仲間入りだべこ!

2019年10月19日 | ベコガーデン2019

今週は台風が過ぎ去ったあと、朝晩ともかなり冷え込んできました。

暖房なしではちょっと厳しい毎日です。

そんななか、ベコガーデンに新たな仲間が加わりました!



ベコ 「新入り登場だべこ!」

その新入りとはこちら…



ベコ 「うおーっ、もみじくんだべこ!」

無残に立ち枯れした苔玉くんに代わり、新たに仲間入りです。



うん、なかなか立派な枝ぶり、葉っぱぶりですね。

これから秋を迎えて楽しみです!

一方こちらは、粘りの菜の花くん。



衰え知らずで、快進撃が続きます。

ただ、新しい葉っぱは少しぐったり気味。



荒天続きで疲れが出たのかも。

そしてこちらはサマーウェーブ。



先週と比べると元気になった気がします。



雨水をたっぷり吸ったためでしょうか?

さあ、そろそろ秋晴れの晴天が恋しい季節。

秋に向けてがんばれベコガーデン!

つづく


 


ベコの白馬ハイク2 栂池高原で湿原巡りだべこ!

2019年10月13日 | ベコのお手軽やま歩き

夏の信州・白馬を訪問中のベコ。

標高1,900mの栂池(つがいけ)自然園をハイキング中です。

1つ目のミズバショウ湿原を過ぎると、次は2つ目のワタスゲ湿原

ベコ 「よし、次はワタスゲを目指すべこ!」

湿原から湿原へ移動するには、このような細い通路を進みます。

木道の両側にはきれいな緑。

青空に緑が映えてます。

そして細い木道を抜けると、そこには!

出ました、ワタスゲ湿原です!

木道が山の方まで続いています。

心なしか山が近くなった気がしますね。

そんなワタスゲ湿原には小さな池塘(ちとう)があちこちに点在しています。

池塘とは湿原にできた小さな池。

足を踏み外さないよう気を付けないといけませんね。

ところで、ワタスゲ湿原というくらいですので、どこかにワタスゲがあるはず。

もしやこれでしょうか?

けど、ワタのようなふわふわした感じがありません。

いっぱい咲いてますが、やはり名前は分からずじまい。

うーん、ちょっと悔しいベコなのでした。

そんな中でも、ハイカーの皆さんは元気いっぱい。

木道脇の不思議な植物をしり目に、ドンドン歩いていきます。

うーん、だんだんと山が近づいてきましたね〜。

ひとつめの湿原と比べて、ちょっと緑の濃くなったワタスゲ湿原。

そんなワタスゲ湿原を過ぎると、サラサラ流れる小川が現れました。

ベコ 「清流だべこ!」

この清流は楠川(くすかわ)

白馬から流れてくる冷たい雪解け水なのだとか。

水量はかなり少なめですが、つかの間のひと時、皆さんも雪解け水でひと休みです。

ベコ 「水遊びでホッとひと息だべこ~」

さて、楠川を過ぎたら次は3つ目の湿原を目指します。

ベコ 「またまた細道だべこ」

3つ目の湿原はこちら。

浮島湿原です。

かなり草が濃くなってきました。

これまでの湿原と比べると草ボーボーです。

やはり、湿原によって植生が異なっている様子。

高度の違いが植生の違いを生むのでしょうか?

お、ここにも紫の花が咲き乱れてます。

1つ目のミズバショウ湿原で見かけたエダマメ型の花です。

ちょっと小ぶりの浮島湿原。

と思いきや、実は意外と広い湿原があるのです。

ベコ 「脇道があるべこ!」

脇道を進むと、そこには広めの湿原が広がっていたのです。

 

湿原の周囲には周回路の木道がぐるり。

うーん、雄大です。

ハイカーも雄大な自然を満喫中。

見上げると、山がかなり近づいてきた感じ。

背の高い木も増えてきました。

いやー、高度が上がるにつれて、少しづつ様子が変わる栂池自然園。

それでは、さらに奥の方へ進んでまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

栂池自然園(2)

3つの湿原から成り立つ栂池自然園ですが、それぞれ雰囲気が異なるのでちょっと興味深いところ。

1つ目のミズバショウ湿原は、春先にミズバショウが咲き乱れる大きな湿原。本州では一番遅く咲くそうで、7月上旬までミズバショウが見られるそうです。

開けた地形と背景の山並みの組み合わせで、ホントに気持ちのいい高原。ここだけでも来る価値があると思います。

2つ目のワタスゲ湿原は、初夏に白いワタスゲが一面に咲き乱れるとのこと。ニッコウキスゲも咲くそうで、華やかな風景が楽しめるそうです。一度見てみたい気がしますが、8月はちょっと時期が遅かったみたいです。

3つ目の浮島湿原は草ボーボーですが、小さな池塘があちこちに見られる湿原。草が多く、ちょっと狭いため感動はいま一つ。ただ、初夏にはここでもワタスゲやニッコウキスゲが楽しめるのだとか。

それぞれ特徴のある湿原ですが、やはり高山植物の名前が分からないのはちょっと残念。

実は、帰ってきてから気づいたのですが、栂池自然園のネットサイトに「栂池自然便り」というコーナーがあり、その時々に咲いている草花が写真付きで紹介されていたのです。

驚いて見てみると、なるほどこれは便利。もっと早く気づくべきでした。栂池自然園訪問時にはこれを印刷して持参すると便利かもしれません。