ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコのイタリア紀行19 ピエンツァから奇跡の展望だべこ!

2019年07月28日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・トスカーナオルチャ渓谷で絶景ドライブ中のベコ。

有名なピエンツァの町にやってきました。

ローマ教皇のピウス2世が理想郷を作ろうと建設した都市。

ここも中世の雰囲気が味わえる素敵な町です。

うん、なかなかいい感じですね。

メインストリートには小さなお店が並んでました。

店先をのぞきながらブラブラ散歩です。

ところで、ピエンツァの町はこう見えて実はかなり小さな町です。

その小ささは特筆モノ。

なんと町の端から端まで10分もあれば歩ける距離です。

夏場のピークシーズンには観光客が大挙して押し寄せ、押すな押すなの大混雑になるのだとか。

しかし、いまは問題なし。

中世の町並みを静かに味わうことができます。

これは町の中心ピウス2世広場にある大聖堂

小さな広場なので、カメラのフレームに収まりません。

一方こちらは時計台のある市庁舎の建物。

メインストリートから脇道の路地に入ってさらに歩きます。

ふむふむ

ふむふむ

 

おしゃれな扉が並んでいました。

細い路地には意外な景色がいろいろ。

そんな路地をうろうろしていたら、明るい通りに出ました。

うん、これはなかなかいい雰囲気です。

モダンな建物ですね。

ピエンツァは、これまで見てきた町よりもゆったりと時間が流れている感じ。

建物の壁が明るいのも、影響しているのかもしれません。

玄関先のお花もキラキラ輝いています。

そして路地はさらに続きます。

味わい深い建物です。

観光客もほとんどいません。

そんな路地裏を歩いていると、城壁沿いに出る小道がありました。

アーチをくぐって階段を下りてみます。

すると…

おー!!

ここ、これは!!

ひょえー!

ひょえー!

ひょえー!

なんと、そこはオルチャ渓谷を一望できる素晴らしい展望台だったのです。

観光客も驚異の絶景に見入ってます。

いやー、世界にはこんな感動的な風景があるのですね。

ほー

はー

ふー

これには言葉もありません。

ちょっとズームアップしてみましょう。

糸杉の並木が印象的です。

どこまでも続く緑の丘陵地。

その上には一軒家がポツポツと。

一軒家の隣にはポツンと一本の木も。

さきほどのSP146号線に負けず劣らずの絶景ですね。

特に印象的なのが、緑の丘にかかる光の陰影。

不思議な色合いを醸し出しています。

まるで、北海道に生息するマリモのようです。

モフモフ感がいっぱいです。

雲の動きに合わせて陰影も動くため、見ていて飽きないのです。

いやー、ピエンツァでオルチャ渓谷の全景を堪能しました。

まさに絶景の展望台。

何をおいても必見のスポットですね!

さあ、感動冷めやらぬベコですが、さらにオルチャ渓谷を進みましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

ピエンツァ Pienza

オルチャ渓谷の北東部に位置する小さな町。やはり小高い丘の上に築かれた古い町で、オルチャ渓谷観光といえばピエンツァが拠点のひとつになります。オルチャ渓谷の展望台にふさわしく、感動の絶景は見逃せません。

町の起源はやはり紀元前とのことですが、15世紀にピエンツァ出身のローマ教皇ピウス2世が、自らの故郷を理想郷に作りかえようとしたのが大きな転換点。狭い町にもかかわらず、宮殿や広場、大聖堂などを築き、今日に残る町を作り上げたのです。

とはいえ、見るべき建築物としてはピッコロミーニ宮殿くらい。そこから見えるオルチャ渓谷の風景は必見とのこと。しかし、当日訪れた時はすでに閉館で、残念ながら見逃しました。

こじんまりした町並みは静かだけれど不思議な華やかさがあり、今回の旅行で訪れた町の中でもっともお気に入りの町となりました。ほぼ平坦な土地で歩きやすい町です。

なお、町のメインストリートにあるお店はほんの少し。トスカーナ名産で有名なペコリーノチーズのお店もあり、手頃なサイズにカットして真空パックしてくれます。


 


大暑を迎えた一週間。ベコガーデンは台風接近だべこ!

2019年07月27日 | ベコガーデン2019

今週は暦の上の大暑を迎えました。

梅雨も明けて暑さが本格化する時期です。

先週までの梅雨寒がウソのように一気に暑くなりました。

そして、この週末は台風が接近中。

そんななか、ベコガーデンも突然の暑さにちょっとビックリ。

ベコ 「台風接近だべこ!」

風もちょっと強め。

けど、菜の花くんはまだまだ開花中です。

いつまで咲き続けるのでしょうか?

しかも、新たな菜の花くんもグングン伸びてます。

菜の花くんはすごい生命力なのです。

一方こちらはサマーウエーブ。

青々とした葉っぱがわさわさですね。

しかし、2回目の開花はなかなか訪れません。

ちょっと心配ですね。

そしてこちらはヒマワリくん。

発芽した芽はしっかり成長してます。

けど、葉っぱの先っぽが少し黄色くなってます。

最後は苔玉くん。

うん、しっかり成長してます。

葉っぱも三段重ねになってます。

と、思いきや…

なんと、4段目の新芽が出てるではありませんか!

ひゃー、これにはビックリ。

本格的な夏を迎えて、ベコガーデンもさらにパワーアップの予感。

引き続きしっかり見守りましょう!

つづく



 


ベコのイタリア紀行18 オルチャ渓谷で絶景ドライブだべこ!SP146号線

2019年07月21日 | ベコのイタリア紀行2019

ついに念願のイタリア・トスカーナ に足を踏み入れたベコ。

いよいよオルチャ渓谷を巡る絶景の旅が始まります!

まずは絶景ルートのひとつ、主要道路のSP146号線を走ります。

旅の相棒は本場イタリアのフィアット500L

意外と車内も広めで、乗り心地はまずまず。

それでは、さっそく絶景巡りとまいりましょう!

SP146はサン・クイリコ・ドルチャの町からピエンツァへ続くオルチャ渓谷のメイン道路。

この道路沿いにはオルチャ渓谷を見渡せる感動の風景が広がっています。

おー

おおーっ

これはすごいですね!

なだらかな緑の丘陵が彼方まで続いています。

そんな丘の上に一本だけぽつんと立っている木。

現実の風景とは思えません。

あっちにも、

こっちにも、

次々と絶景が広がる奇跡の渓谷です!

視線を上げると、あれはアミアータ山

オルチャ渓谷の南側にそびえるトスカーナのシンボルです。

いやー、いきなり絵葉書のような風景にノックアウトされますね!

シャッターを切る指先がなんだか震えてしまいます。

さて、このSP146沿いで有名なのがビタレッタ教会

 

丘の向こう側に見えてきました。

ヴィタレッタ教会は緑の丘の上に建つ教会。

朝日や夕日とともに撮影した風景が有名ですが、今回は昼間の風景。

よく見ると教会の周辺に人影が見えます。

遊歩道を歩いて行くと教会まで行けるのですが、今回は時間の関係でパスしました。

ところで、

このSP146沿いにはたくさんのアグリツーリズモの宿があります。

そんな宿とイタリア特有の糸杉がオルチャ渓谷の原風景。

絶景の丘の上にぽつんと建っているのです。

あのようなところに住んでいるとは驚きです。

道端に車を停めながら、パシャパシャ写真を撮っていきます。

はー

ほー

こうして見てみると、ああいう宿に泊まるのも良かったかも。

ベコもちょっと後悔です。

それにしても不思議なのは、とてもなめらかな曲線のような丘。

風が吹くと波打つ海のようです。

おそらく小麦畑なのでしょうが、まるで生き物のようです。

ふむふむ

ふむふむ

いやー、不思議な感覚に襲われる風景です。

そんななか、黄色い花の群落がありました。

真っ黄色です。

遠目に見たら菜の花かと思ったのですが、ちょっと違う様子。

けど、やっぱり菜の花のような気もします。

いったい何という花なのでしょうか?

緑の渓谷に黄色い花々。

ホントにこの世の風景とは思われませんね。

我を忘れるとは、まさにこのこと。

さあ、そんな感動のSP146を進むと、丘の向こうにピエンツァの町が見えてきました。

オルチャ渓谷といえばピエンツァ。

それでは、ピエンツァの町に向けて進みましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

オルチャ渓谷 Val d'Orcia

オルチャ渓谷は、アミアータ山のふもとを流れるオルチャ川流域に広がる丘陵地。緑の丘が一面に広がり糸杉が並ぶ印象的な地域で、世界遺産にも登録されてます。

もともと粘土質の土壌のため、農作には適さなかったものの、地道な土壌改良の取り組みを続けることで現在のような緑豊かな土地になったそうです。

そんなオルチャ渓谷の地図はこちら。

(C)Michelin

青い円で囲んだあたりが絶景エリアです。そこにいくつかの町が点在しているのですが、主な町は次の通りです。

ピエンツァ(Pienza)
サン・クイリコ・ドルチャ(San Quirico d'Orcia)
バーニャ・ビニョーニ(Bagno Vignoni)
カステリオーネ・ドルチャ(Castiglione d'Orcia)
モンテキエッロ(Montechiello)

また、これらの町をつなぐ主要道路はこんな感じ。

SP146:渓谷を見下ろす絶景ルート
SR2:糸杉の見える絶景ルート
SP18:渓谷の谷間を走る絶景ルート
SP53:川沿いから渓谷を見上げる絶景ルート

いずれもオルチャ渓谷のなかを走る絶景ルート。どこを切り取っても絵画のような風景が広がります。

オルチャ渓谷の詳しい情報については、後日あらためて「情報編」としてご紹介予定です。オルチャ渓谷訪問をお考えの方はぜひご覧ください。


 


ジメジメ続く一週間。苔玉くんはグングン成長だべこ!

2019年07月20日 | ベコガーデン2019

今週も梅雨前線の影響でどんより続き。

ただ、梅雨寒が去って、一気にジメジメな気候になりました。

モワッとした空気感がうっとうしいですね。

そんななかでも、ベコガーデンは元気いっぱい。

ベコ 「うっとうしい梅雨空だべこ!」

菜の花くんは、小さな花びらが散っても、さらにまた花が咲きます。

いったいいつまで咲き続けるのでしょうか?

一方こちらはサマーウエーブ。

青々とした葉っぱもイキイキしてます。

そしてこちらはヒマワリくん。

先週発芽した葉っぱも青々ですね。

最後は苔玉くんです。

ベコ 「グングン成長中だべこ!」

なんと、一週間で急成長ですね!

いつのまにか葉っぱが三段重ねになってます。

しかも!

よく見ると、さらに4段目の新芽も出てるではありませんか!

ホントにこれにはビックリ仰天。

どこまで成長するのかガゼン面白くなってきましたね。

じっくり見守りましょう!

つづく



 


ベコのイタリア紀行17 静寂の町コルトナからオルチャ渓谷だべこ!

2019年07月14日 | ベコのイタリア紀行2019

イタリア・ウンブリアの豊かな緑と歴史ある町を楽しんだベコ。

次に向かうのは緑の大地・トスカーナです!

こちらも豊かな自然では負けていません。

さあ、トスカーナに向けて出発です!

 

ベコ 「一路、トスカーナだべこ!」

トスカーナ地方は公共交通機関がほとんどないため、レンタカー利用になります。

まずは幹線道路のRA6号線を西へ向かって走ります。

この道路、こう見えても高速道路ではないので通行料は無料です。

今日はまずコルトナという町に立ち寄り、その後オルチャ渓谷へ向かいます!

    

さて、トスカーナ州に入るとほどなくしてコルトナに到着。

ウンブリア州との州境近くにある丘の町です。

ウンブリアからトスカーナまでを一望できる好立地。

ベコ 「ついにトスカーナだべこ!」

見晴らしのいい広場です。

山の斜面に広がっているのがよく分かります。

斜面にはカラフルな建物が。

向こうにはイタリア半島で最大のトラズメール湖が小さく見えてます。

周囲は小高い山々に囲まれたコルトナ。

落ち着いたたたずまいから「静寂の町」と言われているのだとか。

そんな静寂をじっくり味わいましょう!

町に入ると、メインストリートも古い町並み。

歴史の深さを感じます。

そして町の中心部にあるレパブリカ広場に出ました。

むむむ

むむむ

むむむ!

「静寂の町」と聞いて来たものの、たくさんの人出にびっくり。

いったいどうしたのでしょうか!?

よくよく考えてみたら今日は5月1日。

なんとメーデーのお祭りで大混雑だったのです!

期待した静寂のかけらもありません…。

期待に反してガッカリのコルトナ訪問でした。

とはいえ、中世の雰囲気が至る所で感じられる町並み。

騒がしいカフェで一服した後、早々に退散しました。

いやー、やはりヨーロッパのメーデーには厳重警戒です。

    

それでは、引き続き移動しましょう。

目指すは絶景のオルチャ渓谷

再びRA6号線を進んだあと、一般道に降ります。

走るにつれて、周囲の景色が徐々に変わっていきます。

トスカーナ独特の糸杉が増えてきました。

どうやらぼちぼちでしょうか。

丘陵地に入りましたね。

そして、道の両側の木々が途切れると、そこには!

バーン!

おおーっ!

出たーっ!

これがトスカーナが世界に誇るオルチャ渓谷。

美しき緑の渓谷なのです!

しかし…

車を運転しているので脇見ができないのが残念!

チラ見しながら安全運転でまいりましょう。

とは言いながら、美しい風景が気になります。

そして、コルトナから走ることおよそ1時間。

オルチャ渓谷のホテルに到着です!

ベコ 「アグリツーリズモだべこ!」

そう、オルチャ渓谷にはアグリツーリズモと呼ばれる宿があります。

地元の農家やワイナリーが経営する宿です。

渓谷の中に建ち、なだらかな丘を眺められる感動の宿泊施設なのです。

今回宿泊するのは、そんな中でもオーベルジュタイプ。

夜は本場トスカーナ料理を楽しめる上品な宿です。

お庭にはプールもありました。

ベコ 「こりゃ、リゾートホテルだべこ」

周囲は緑に囲まれてます。

しかし、残念ながらオルチャ渓谷は見えませんでした。

ベコ 「うーん、ガックシだべこ~」

ホテルに荷物を預けたら、さっそくオルチャ渓谷巡り。

けど、それは次回以降あらためてご紹介です。

   

あちこち立ち寄って、再びホテルに戻るとすっかり夜になりました。

夜のお庭もいい雰囲気。

ほのかな明かりでワインでも味わいたいところ。

けど、かなり冷え込んできたので早々に建物に入りましょう。

建物の中はこじんまりした作りですね。

客室はトスカーナの家具を配した小綺麗なお部屋。

広くはありませんが、雰囲気のいいお部屋です。

夕食は宿のレストランでゆっくりいただきましょう。

お腹もいっぱいになったら、今日のところはぐっすりお休みです。

さあ、次回いよいよ絶景のオルチャ渓谷を巡ります!

つづく

 

<ベコたびinformation>

コルトナ Cortona

トスカーナ州とウンブリア州の州境近く、イタリア最大と言われるトラズメール湖の北側にあります。他の都市と同じく、やはり小高い丘の上に広がる町で、トスカーナの大地が一望できます。

町の起源は古くて紀元前にまで遡るのだとか。周辺からは古代エトルリアの遺跡なども発掘されており、町の博物館に展示されているそうです。

ガイドブックによると、古くて落ち着いたたたずまいから「静寂の町」と呼ばれているのだとか。ダイアン・レイン主演の映画「トスカーナの休日」の舞台としても有名。ですが、行ってみるとメーデーのお祭り騒ぎで予想外の大混雑。

なにせ小さな町に大挙して人が押し寄せるものですから、そもそも駐車場が満杯で車を停められません。細い坂道も縦列駐車の嵐で、付け入る隙なし。駐車場の順番待ちでようやく車を降りるまでになんと1時間半もかかりました。

滞在予定時間の大半を駐車に費やしてしまい、町の見学は30分ほど。ヘトヘトになってカフェでひと休みしたら時間切れとなりました。やはりヨーロッパのメーデーは厳重警戒が必要です。

 ホテル オステリア・デル・オルチャ Osteria dell'Orcia

オルチャ渓谷の西部に位置するアグリツーリズモの宿。アグリツーリズモというと農作業をさせられるのではと不安ですが、ここは4つ星でオーベルジュタイプの上品な宿。農作業もなく、陽気で気さくなご主人が印象的です。

ただ、ホテルの周囲は小高い山と木々に囲まれており、期待したオルチャ渓谷の風景は見えませんでした。おそらく2階の客室からは見えるのでしょうが、ちょっと残念。

建物は本館と別館に分かれており、本館1階はロビーやレストラン。石造りのレストランはなかなかいい雰囲気で、夕食は落ち着いて楽しめます。

宿泊した客室は別館1階にある28平米のジュニアスイート。決して広くはありませんが、トスカーナの木製家具を配した落ち着いた雰囲気の部屋でした。値段もかなりリーズナブルです。

ちなみに浴室はシャワーのみ。こればかりは仕方ありませんが、お湯はややぬるめ。時期的に気をつけないと風邪を引きそうです。また、Wi-Fiはありますが接続はかなり遅め。ネット接続には少々手こずります。

宿ご自慢の夕食は本場トスカーナ料理のコース。家庭的な味付けで美味しくいただきました。ホテル名には「オステリア」とありますが、これは気軽に入れるワインレストランを指す言葉。宿泊はせずにディナーだけのお客さんもいらっしゃいました。

宿泊客はやはりヨーロッパの方が多い印象で、日本人はいませんでした。ご主人は夕食のテーブルをひとつひとつ回りながら和やかに談笑。話し出すと止まらないご主人です。

なお、ホテルの周囲はオルチャ渓谷なので、買い出しはサンクイリコ・ドルチャか、ロッカド・オルチャの町へ。今回はサンクイリコのco-opに買い出しに行ったのですが、なんとメーデーで閉店中。ここでもメーデーの洗礼を受けました。