箱根散歩でクラシックホテルを訪れているベコです。
次に訪れたのは芦ノ湖畔に建つ山のホテル。
見た目はパッとしない外観ですが、館内は落ち着いてレトロな作り。
客室も静かに過ごせていい感じです。
そして、このホテルの目玉は素晴らしい緑の庭園です!
ほー、これは爽快ですね!
すぐそこに芦ノ湖がチラチラ見えてます。
広い庭園には遊歩道も整備されており、宿泊客がのんびりお散歩を楽しめるのです。
それでは、朝食をいただく前に軽くぶらついてみましょうか。
緑の芝生とツツジの緑がきれいですね。
訪れたのはちょうど梅雨時の6月で、ツツジの花は既におしまい。
その代わり、庭の緑が鮮やかで気持ちのいい時期でした。
山の斜面に造られており、小高い場所からは芦ノ湖を見下ろせます。
いやー、気分爽快です!!
一方、庭を降りていくと、芦ノ湖がすぐ目の前に。
これは素晴らしい庭園のホテルです。
ちなみに、遊歩道にはちょうど紫陽花が見頃でした。
ふむふむ
ふむふむ
気持ちのいい朝のお散歩で気分も上々です。
それでは、お腹が空いたところで朝ごはんとまいりましょう。
レストランが混んでいるようで、お隣のラウンジでしばらく待機です。
で、これが山のホテルの朝ごはん。
ありゃ、なんとこれだけでしたか!
しかも席についてから食事が出てくるまで待ち時間が長くてびっくり。
レトロな客室や美しいお庭の感動が台無しの朝食となりました。
ま、気を取り直して活動を開始しましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
山のホテル
芦ノ湖畔に建つ伝統のホテル。もともと三菱財閥の第4代社長・岩崎小彌太の別邸があったそうで、その跡地に建てられたホテルだそうです。
庭園には小彌太氏の発案で約3000株のツツジと約300株のシャクナゲが植えられたそうで、現在のホテルの名物にもなっています。
そんな別邸がホテルとして開業したのは戦後間もない時期。当初は別邸の建物がそのままホテルと使われ、その後2度の改築を経て昭和50年代に現在の姿になったそうです。
スイス・レマン湖のほとりに立つ古城をイメージしたデザインとのことですが、クラシカルな雰囲気があるのはそのためなのですね。
そんな山のホテルですが、外観はさえないデザインながら内部は欧風でクラシカルな雰囲気。客室も品のある作りで、調度品や内装に統一感があって落ち着いて滞在できます。
ご紹介した庭園もかなり広い敷地。小高い丘の斜面に迷路のような遊歩道があり、冒険のようで楽しめます。訪問時はツツジもシャクナゲも咲いていませんでしたが、緑のきれいな庭園に癒されました。
一方、残念だったのが朝食。味付けは良かったのですが、ご覧の通りほんの一口で食べ終わる量。ペラペラのベーコンは何かの間違いでは?と驚きました。
加えて、料理が出されるまで長時間待たされたうえ、若いスタッフの接客も雑で、朝からガッカリのスタートでした。口コミでも朝食の評判は良くないようですが、いっそ外食にするのも一案かも。
もう一つ残念だったのが温泉。これだけ広い敷地を有するホテルですが、妙に狭い浴室にびっくり。浴室は壁に囲われて景観は薄暗い裏山の森のみ。加水なしのアルカリ性単純泉で、柔らかい泉質が良かっただけに本当にガッカリでした。
なお、便利だったのは元箱根港から無料の送迎バスが20分おきに運行されていること。路線バスは本数が少ないこともあってこれは助かります。元箱根港のバス停の向かいにはコンビニもあり、買い出しにも便利。