Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

上質な普段着のような家に住みたい

2021-02-28 11:57:50 | 

            

今月、2冊の本を買いました。そのどちらも、建築家さんが書かれた本。

そのうち1冊は実際に建築家さんが書かれた部分は一部なのだけれど、ご本人が文やイラストを書かれた(描かれた)箇所もあるし、出てくる家はもちろん

ご本人の設計によるものです。

 

先に買ったのは文庫本のほう。中村好文さんは著名な建築家ですから、既知の方も多いと思います。

いつだったか、Eテレの番組で中村さんの事務所の台所を紹介するものがありました。その番組のテキストも買いましたが、お人柄がとてもチャーミングで

この人の書いたものはきっと面白いに違いない、という自分の直感もあったし、レビューもいい。以前単行本で出版されたものが文庫化されたのなら、

もう鉄板ものだろうと信じ切って購入。

信じてよかった、と思える面白さでした。もちろん、個人の感想です。

元々建築が好きで、新しいものよりは古いもののほうが好きではありますが、建てられた頃の空気感だったり、住んでいる人の生活感が漂っているものが

好ましく感じます。

それは多分、私がきちんとしたものを作ることが苦手なせいなんじゃないかなと思っています。当然ながら、家や建築物はきっちり造られて当然(中には

不良建築物もないわけじゃないけど)なものですが、私はどうも工作にしても、きちんとした、特に立体のものを作るのが不得手なんですよね。

ちゃんと計って切って、これでよし!と組み立てようとしたら、あら?こっちは少し足りないしこっちは逆に余るし・・・みたいな。

なので家のような大きい構造物を造ったり設計したりする人への憧れが強いんじゃないのかしらね。

この本の中には建築用語についても書かれていて、今まで知っているようで実は曖昧だったものについての知識も得られました。

実はまだ一読しかしていません。明日からのバイトの出勤時、バス待ちの時に再読するつもりで楽しみにとってあるんです。バッグの中に忘れずに入れて

おかないと。

 

さて、もう1冊の単行本は、八島正年・夕子ご夫妻のもの。

以前このおふたりの本を、現物も見ないでほとんど博打のような気分(結構高めの値段だったので)で買ってみたら、とても気に入り、何度読み返しているかしらね。

この新しい本は、前著でも載っている八島さんが設計した家10軒が、豊富で美しい写真と、夕子さんの淡くあたたかな雰囲気のあるイラストと俯瞰図、

正年さんのコラムに、ライターさんが施主のご家族から聞き取った話や住まいぶりを書いた文で構成されています。

前著と重なる部分はありますが、それぞれのお宅に実際にお邪魔したような雰囲気が伝わってくる良書だと思います。

ひとつ残念なのは、文章の途中で写真だけの見開きページが挟まっているために、読んでいて躓くような感覚になってしまうところ。写真だけまとめてあったら

もっといいなと思うんですけどね。そこが惜しい。星をつけるなら4つ、だな(笑)。

 

中村さんの本のタイトルにもあるし、八島さんの前著の文にもあったけれど、住まいというのは上質な普段着のようなものであってほしい。

ごく自然で当たり前で、毎日の暮らしがストレスを感じずに流れていく。そんな家に私も住みたいとつくづく思います。

今の我が家は残念ながらそうではないし、新しく家を造るなんてことはまずこの先ないと思いますが、そのあたりは工夫と努力でよりよくするしかありませんね。

住まいについてはいろいろ思うことがあるので、また別の機会に書きたいと思います。では、また週末に。

 


3月は週末限定で

2021-02-28 05:52:03 | 仕事

栃木の山火事もようやく落ち着いたみたいでよかったですね。多くの人のご尽力によるものだと思いますが、名古屋でも一昨日少し雨が降ったものの乾燥した日が

続いていて、昨日の午後、上空でヘリの音がいつまでもしているなと思っていたら近くで火事だったそうです。少し前は娘の住んでいる市でも火事があり

3軒焼けたとのこと。春は火災のシーズン、気をつけたいですね。

 

さて、今日で2月も終わり。明日からまたバイトが始まる・・・と思うとちょっと気分がどよ~んとするなぁ。

正直言って、ちょっと面倒くさい。でもずっと家にいるとなると、それもやっぱりなんだか・・・な気分になるもの。特にコロナ禍でなかなかお出かけも

出来ないので余計にそう思います。

そのコロナ禍での緊急事態宣言ですが、私の住む愛知県は今日で解除になります。でも県独自の厳重警戒宣言は出されるそうなので、今までどおり不要不急の

外出は控え、手洗い・マスクの徹底は継続されます。まぁ言われなくてもしますけどね。

3月中は週5日、1日6時間勤務なので、ブログの更新は平日は難しい。先月のようにお休みの日だけになると思います。

3月は祝日も土曜日と重なってしまって目いっぱい仕事を楽しめそう?です。2日ある有休のうち1日は義母を病院に連れて行かなければならないし、あと

1日をいつにするのか。

それと4月からの仕事の面接試験のときは時間休をとることになるのかな?そうなると残り時間をいつ休むんだろうとか、畑にはいつ行くか。お彼岸の

墓参もあるし。なかなか予定が定まりません。

よく息子が「あとは流れで」と言うのだけれど、確かにそれもそうだなと思います。無理に逆らわず、でもある程度自分の進むべき方向にはちゃんと向かって

いきたいものですね。

 

しばらくブログが書けないので、今日は後でもう1つ記事をアップしたいと思っていますが、出来るかな?


63歳母と33歳息子の会話の中身

2021-02-27 08:52:01 | えとせとら

昨日、ほぼ3か月ぶりに息子がやってきました。

「久しぶりだね」と言ったら、「あ、今年初めてだったね。あけましておめでとうございます」と返してきました(笑)。ま、旧暦なら小正月あたりだもんね。

一緒にいた時間はたった2時間ほどでしたけど、その間ずっとおしゃべりしっぱなし・・・ってどういう母子なんだか。

娘とはLINEでしょっちゅうやりとりをしていますが、息子とは必要なときのみで、普段は存在を忘れています。それは息子も同じで、この前の私の誕生日に

偶然LINEをよこしたものの、誕生日だということはすっかり忘却の彼方だったそうな。親不孝な奴だよねぇ、まったく。

 

そんなふうに普段やりとりがない分、おしゃべりのネタは充分蓄えられていたようです。

世の中の母親と息子とがどんな会話をしているかは定かではありませんが、元々私と息子は結構会話が多かったと思います。俗に言う反抗期で口をほとんどきかない

なんてことは多分なかったはず(忘れただけ?)。

たいていは彼が興味を持っている事柄について話をして、私は聞き役になっていることが多いです。

昨日の話題はと言うと、彼が最近面白いと思った80年代後半にやっていたというアニメとか。これはタブレットで一部見せてもらいましたけど、確かに

面白かったですね。放映当時から見たら近未来の、でも現代から見たらやっぱり過去の90年代が舞台のもので、特殊警察だったかの一部がクーデターを起こす

というもの。それこそ昨日は2.26事件の日でもあったので、すごくタイムリーだと思いました。

そこから話が唐突に現在のミャンマーに飛ぶんですが、軍事クーデターや民衆の抗議活動で不安定なこの国のことが少し気になったとかで、これまでの

ミャンマーの歴史を調べてみたそうで、そこからさらに発展?して、旧ユーゴスラビアの内戦やポーランドやルーマニアの民主化運動なども調べたみたいです。

ちょうどその頃の私は現在の息子の歳くらいだったんじゃないかと思いますが、そういうことがあったのは覚えているものの、詳細についてはあまりよく

知らないままでしたね。

息子は前にも、第二次世界大戦のナチスドイツやユダヤ人迫害についての本を読んだりして、その話もしてくれたことがありましたっけ。と言っても左翼(もしくは右翼)

思想を持っているわけでもない。

私としてはそういういろいろな出来事や情勢を、一方からではなく俯瞰的な立ち位置から見ることを望んでいるので、今のところ息子のものの見方には

目立った偏りがないのはいい傾向だと感じています。

 

アニメからずいぶん固い話になりましたけど、他に面白いと思ったのが、昔日本で流行っていた曲を外国人がリミックスしたものがこれまた外国人にうけて

いる、という事実。

昨日最初に聞かされたのが、八神純子の「水色の雨」。やだ~、なんであんたがこんな古い曲知ってるの!?てなところから始まりました。

あまりにリミックスが激しすぎ?て、原曲がわかりにくいものもありましたね。山下達郎のだと聞かされたもののわからなくて、原曲を聞いたら思い出したのが

なんと77年の「Love Space」だったり。今聞いても全然古くないところが凄いと思いましたよ。妻である竹内まりやも同様に人気だそうな。

私は彼ほどのネット人間じゃないので、彼が蘊蓄をひけらかす相手にうってつけなんでしょう。父である相方は息子と興味の対象が全くかみ合わないので、

多分話に興味を持てないんじゃないかな。競馬を除けばね(笑)。

過干渉でもなく、かといって全くの無干渉でもない息子との間柄は、ちょうどよい距離感を保てているように思えます。

 

息子も以前なら一泊していくところですが、コロナが蔓延してからはずっと日帰り。その緊急事態宣言が初めて発出されて今日で1年、それはすなわち、義母が

家を離れてからと同じ時間です。いろいろありましたけど、現在の我が家の空気は穏やか、かつ居心地はいいですね。


懲りないおばさんのトライ&エラー

2021-02-26 05:46:13 | おしゃれあれこれ

先日確定申告を済ませたことを書きましたが、その後もやることが待ち構えています。

商法上帳簿等の保存義務期間が7年となっていて、申告を終えると一番古い帳簿や領収証などの廃棄と、昨年分の帳簿のプリントアウトをするのが恒例に

なっています。

昨日の午前中は寒さを堪えながら帳簿のプリントアウトをしていました。気温が上がってからにしたかったのですが、宅配便の再配達を午前中に指定しちゃった

ので家を空けるわけにいかず、それならばと。11時半過ぎに宅配便がようやくやってきた頃、プリントアウトも終了。

午後は銀行やら掛けで買ったものの支払にお客様へ請求書を届けに徒歩で出かけて、午前中とは一変してじんわり汗ばむ始末。

そして家事の合い間に処分する領収証のうちシュレッダーにかける必要のないものをよりわけたり。シュレッダーも一度では終わらないので、今後こつこつと

処分する日が続きます。

 

さてこの冬は気温変化がはげしくて、冬とは思えないほど暖かな日があったかと思ったら、ジェットコースターのてっぺんから谷底(と言うかどうかは知らないけど)

まで急降下!みたいな気温の下がり方をしたりで、着るもの選びに右往左往することもよくありました。

そして冬から春へのような、季節の変わり目に何を着るか。

仕事に行っていないとそれほどでもないけれど、来月からバイトが再開する私にとっては少々悩ましい問題です。

本格的に暖かくなる前、少し肌寒いときにあると重宝するのがスプリングコート、じゃないかと思っている私ですが、現在私が持っているスプリングコートに

ちょっと難があって、ずっと新しいものに買い替えたいと思っていました。

ただスプリングコートって出回る時期がかなり限定的だと思いません?ぼ~っとしているうちに、店頭に並ぶ服は春本番向けだったり初夏に着るようなものに

様変わりしていて、買いそびれてしまうこと早何年になるのやら。

 

なので今年は先月半ば過ぎから、店頭を物色・・・と言っても緊急事態宣言で街中まで出かけることが憚られるので、近場に限ってだけれど、あとは通販サイトで

よさそうなものがないかと探し始めました。

私は流行に左右されない定番のスタイルが好きで、憧れのコートと言えばトレンチコート。バーバリーなら言うことなし!ですが、金額と体型がそれを

許してくれません(涙)。

なので、出来れば襟はテーラードかステンカラー。フードはないほうがよくて、あったとしても取り外し可能なもの。ライナーも要らないけど、取り外し

可能ならまあいいか。色は以前なら無難なベージュにしただろうけど、髪がシルバーになってからどうもベージュが似合わないような気がしてならなくて。

となると、ネイビーとか明るいグレーとか。思い切ってきれいな色でもいいんじゃないかと思ったり。

こんなふうに欲しいコートの条件が固まっているのだけれど、それに見合うものが、本当にっ!見つからないんです。

なんだか今の流行りの傾向って、ゆるい感じというか、ゆったりしたものが多いんです。丈はかなり長いか、逆に短いか。

私の場合、丈については自転車に乗るときに邪魔にならなくて、かつヒップが隠れる程度のショート丈がいいと思っているのだけれど、ないのよね。

ウエストのところを紐で絞れるようになっているデザインのものも多く見かけますが、そんなもの要らないし。

たまにこれならいけそう、と思ってよくよく見ると、フードが取り外せなかったりで。

 

ところが一週間ほど前某通販サイトで、これならちょっといける、かも?と思えるショートコートを見つけました。

ウエストのところに紐がついていて絞れるようになっているものの、他はわりとよさそうな感じに見受けられました。

折りから、4月から新しいバイトに行くことになるかもしれない、というちょっとしたイケイケムードになっていたこともあって、勢いでポチっとお買い上げ。

ポチっとしたその当日に発送のお知らせが届き、翌日には商品到着。早っ!気が変わらないうちに、ってことかな?

で、早速試着してみると・・・・・・なんか、なぁ、な感じ。

袖ぐりなどは窮屈さはなく腕も動かしやすいけれど、なんだかもっさりとして見える。

サイトでモデルさんが着ている写真はどれも前を開けた状態の、もちろんステキに着こなした写真で、それはモデルさんだから当然なんですが、前を閉じて

着てみるといかにも締まりがない感じ。

そして、これはない、と思ったのがウエストの紐。

外側ではなく裏側に紐が通っているのですが、その紐の先が上着の裾から見えてしまうんです。ウエストを絞っていない状態なのに。

絞ったらもっと出てしまうこと間違いなし。外側から紐が出ているのならまだ少しは見られるかもしれないけれど、内側から出ている紐ってどうにもだらしなく

見えてしまいます。少なくとも私には。

 

要らないわ、これ。

 

この通販サイト、「返品・交換は何度でも」というのが売りのひとつ。

なので別の何かと交換しようかとも思ったのですが、こんなふうに失敗してしまうと、どれを選んでもまた同じことの繰り返しになるような気がして、

結局交換ではなく返品することに。

ここで重要なこと。交換するのはお金=送料はかかりませんが、返品の送料はこちら負担。もちろん、最初送ってもらったときの送料も負担。

今回は箱で送られてきたのでその箱に入れて送り返したら、送料1210円もかかってしまいました。まだ請求書は来ませんが、最初送ってもらったときの送料が

605円。合わせて2000円近い出費になってしまったけれど、気に入らないものを我慢して持っているのはもっと嫌だから。

あぁ、でも。やっぱりお金をどぶに捨てたような気分でしたね。

それにしても、「返品・交換は何度でも」って確かにそうだけど、ただ=無料とは確かに書いていないよね。しかし言葉のニュアンスでなんとなく無料っぽく

感じてしまうのは私だけだろうか・・・・・・

 

高い?授業料を払ってお勉強をした私ですが、この失敗を次回は活かしたい。って、また買うんかい!?(笑)

なるべく失敗はしたくありませんが、失敗から得るものも多いから・・・なんていうのは言い訳に他なりませんね。でもいいの。ただしこれまで以上に

慎重に選びたいと思います。


春の気配と応急処置

2021-02-25 08:40:24 | 田舎暮らしの現実

               

前回畑に出かけたときは2つしか咲いていなかった、正確に言えば開きかけていた福寿草。今回は数が増えていて、しかもしっかりと開いていました。

かわいいですよね~。黄色のパラボラアンテナで、春の日差しをいっぱいに受けていました。

そして散歩に出かけて見つけたのが

               

ふきのとう。

こんなに小さなうちに摘んで申し訳ない気もしたけれど、生命力が強いからきっと摘んだあともたくさん出てくるはず・・・と都合のいいように解釈して。

これは一昨日摘んだものですが、実は昨日も摘みました(欲張り)。

 

そんなふうに、日差しもどんどん強まって春の気配もただよい始めてはいるものの、朝晩はやっぱり寒くて薪ストーブのお世話になるわけです。

しかし今月13日の記事にも書きましたが、外に出ている煙突の下の部分を覆っているはずのふたがどこかへ行ってしまい、強風のときに風が逆流してストーブの

火が一瞬で消えて煙が部屋に漏れ出すことが度々起きていました。

そして、今回も一昨日昨日と風が強い。

設置をしてくれた工務店の社長さんによると、なくなったふただけでは売っていないらしく、なんとかならないかと交渉中なんだそうな。

やれ、困ったな。と思っていたらその社長さんが、

「とりあえず、アルミホイルかなんかで覆ってふたしておけば、当座はなんとかなるんじゃないかな」とアドバイスをくれ、ついでにアルミのテープやら

園芸用の針金など提供してくれました。

アルミホイルを二重にしたものを2枚組み合わせて煙突をふさぎ、テープと針金でとめて

              

こんな感じに。いかにもな間に合わせ感(苦笑)。

でもこれだけでも風の逆流を防ぐことが出来たので、安定した燃焼が続きました。もしかすると煙突ごと替えなければならないかもしれませんが、それまで

なんとかこれで持ちこたえてくれることを祈るのみ。まあ毎日ここで生活しているわけではないので、この冬は大丈夫なんじゃないかな(楽観)。

 

さて、その薪ストーブのおかげで部屋の中はとても暖かい。

昨日の朝の外の温度計はマイナス8度くらいまで下がりましたけど、室内はぬっくぬく。

そのせいで、自宅に戻ってから寒くてたまらない!名古屋寒すぎる!今朝もかなり冷え込んでいます。さすがにマイナス8度、なんてことはないですが、

家の中がそれほど暖かくないのがつらい。多分今日1日でそれにも慣れてくるでしょうけど、どこか不条理を感じてしまうのでした。

 

さて、週明けからバイトが再開します。あと今日を含めて4日のうちにいろいろと片づけておかなくてはなりません。時間がタイトなほうが効率よくことを

進められる気がしているので、やる気エンジン全開で!でも息抜きも忘れませんよ。