高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ベニバナ

2008-06-22 06:47:40 | 山野草
きのうは朝まで雨が降っていたが、昼前にはどうやら上がった。
一日得した気分になり、見ておきたい花があったので久しぶりに薬用植物園を訪れた。
目当ての花は源氏物語でスエツムハナ(末摘花)で知られたベニバナ(紅花)である。
綺麗な鮮黄色からほとんどの花が紅黄色に変わっているが、蕾から花の変化が観察できる面白さがある。
この植物園でケシ(芥子)に次ぐ栽培面積を持つ重要な花だけに、来年を待つことなく十分に堪能できた。

ベニバナは山形県の県花として知られているが、化学染料の普及などで紅花生産は急速に衰退し、現在では紅花染めや観光用などにわずかに栽培される程度と言われる。

 

 

紅花/キク科/ベニバナ属。
地中海沿岸などを原産地とし、日本にはシルクロードを経て渡来したキク科の一年草または越年草。別名スエツムハナ(末摘花)。
葉は長楕円形から広披針形で鋭い鋸歯があり、鮮黄色から紅黄色の変わる花を咲かせる。古くから油料、染料、口紅などに利用されてきた。
名前の由来: 紅色をした花の色からこの名が付いた。
花期:5~6月。
(東京都薬用植物園)
【山野草の索引(2)へ】
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノアザミ | トップ | ニワナナカマド »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当の紅色 (信徳)
2008-06-22 11:56:41
雨のないジットとした日曜日です。ベニバナの黄色と言い、その後の紅は素晴らしい色です。さぞかし良い染料が出来るのでしょう。現代の技術には勝てませんが自然のものも残して貰いたいです。
返信する
ベニバナらしく? (hanatetsu)
2008-06-22 19:50:44
薬用植物園のベニバナを撮ったのは6月10日でした。咲いたばかりの黄色の花が多かったのですが、寅太さんの時は大分、花が赤くなっていますね。
ベニバナらしい時期でしたね。
返信する
初めての花 (デコウォーカ)
2008-06-22 19:54:02
花をシゲシゲと見たのは初めてです。この花は紅花油の原料ではなかったかと思います?油の入れ物か何かに描かれていた花を覚えています。鮮やかな黄色から鮮やかな赤色に見事に変化するのですね。
返信する
染色科のある高校も (寅太)
2008-06-23 15:37:45
信徳さん、こんにちは。
自然の植物で染めたものを着てみたいですね。
某高校には染色科がありましたが、自然の植物からの染物実習などやったのでしょうか。


返信する
隠れるような子供だったが (寅太)
2008-06-23 15:42:11
hanatetsuさん、こんにちは。
10日間で主役が完全に交代していました。
黄色は隠れるように咲いていました。
まるで昔の寅太とソックリです。
返信する
多年草ならもっと植えらる (寅太)
2008-06-23 15:46:16
デコウォーカさん、こんにちは。
ベニバナは何にでも利用できたんですね。
でも今はほとんど利用価値がなくなりました。
手のかからない多年草なら、もっと観賞用に植えられたと思うのですが。
返信する

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事