高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

トウキ

2008-07-04 11:32:25 | 山野草
夏が近づくと、柏崎市と柿崎町(いまは上越市)の境にある米山によく登った。
標高993mだからさして高くないが、海抜0mから上り始めるのでかなりきつい山である。
三階節や米山甚句に歌われ、地元では信仰の山として、「米山さん」と親しみを込めて呼ばれている。
米山に登るというと、必ずトウキ(当帰)を買ってきてくれと言われるほど、米山に自生するトウキは有名である。
軒先に吊るして魔よけにしたことしか知らなかったが、婦人病にも効くようなので、重宝されていたのかも知れない。

当帰/セリ科/シシウド属。
高山帯に生えるセリ科の多年草。
葉は羽状複葉で光沢があり、茎は直立してよく分枝し、散形花序に白い微小な五弁花を多数付け臭気を放つ。
乾かした根は生薬の当帰として婦人薬に使われる。
名前の由来:漢方からきた名前であろうが、日本では、病気の嫁が実家に戻って静養し、トウキを煎じて飲んだところ全快して戻ったので「当(まさ)に帰る」から当帰と付いたとの説もある。
花期6~8月。
(東京都薬用植物園)
【山野草の索引(2)へ】
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヤエドクダミ | トップ | ヒメイワダレソウ »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トウキ (hanatetsu)
2008-07-04 19:34:05
トウキなどこの手の花は、ピンと合わせが難しいと思います。私の場合、どうしても絞りを開放近くに合わせるのでなおさらです。
やむを得ず、上から取ることにしています。
しかし、寅太さんは上手いです。両画像とも素晴らしいと思います。
初めてか? (信徳)
2008-07-04 20:49:58
「闘牙」かと思ったら「トウキ」だった!魚沼に有ったのかな?記憶が定かでないです。としたら初めて見る植物です?セリ科ですね。
初めての花ですが、・・・ (デコウォーカ)
2008-07-04 20:59:22
トウキは初めてです。しかし、山でよく見るシシウドに似ていますので、初めての様には感じませんでした。シシウド(猪独活)も面白い名前ですがトウキ(当帰)も面白い名前ですね。
花の形はわからず (寅太)
2008-07-05 06:10:01
hanatetsuさん、おはようございます。
本来なら花の拡大も欲しいところですが、これではよくわかりません。
無縁の植物 (寅太)
2008-07-05 06:18:52
信徳さん、おはようございます。
魚沼は近くに八海山という信仰の山がありますが、平野部に入ると米山さんが見えてきて、こちらが信仰の山です。
そしてここの植物がトウキです。漢字では当帰と書き、闘牙ではありません。
また信徳さんは嫁を実家に返すことがないので、無縁の植物と言うことです。
みんな名前付き (寅太)
2008-07-05 06:22:53
デコウォーカさん、おはようございます。
セリ科もたくさんあり、単独で生えていたら区別がつきません。
薬用植物園はみんな名前付きですから、正しい名前がわかります。

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事