高尾山などの「寅太の山野草」

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山野草を中心にしたブログです。

コクランの果実

2011-12-10 00:42:33 | 山野草
今年も多くの植物に出会ったが、一番の発見はコクラン(黒蘭)である。まだ濃紫褐色の花は見てないが、葉の形や果実から間違いなさそうである。
かっては多摩丘陵には種々の植物が生えていたと思うが、コクランなどは絶滅寸前の植物であろう。花が咲く来年の夏が待ち遠しい。


(長い花茎に残った果実)


(葉は2枚、時には3枚)

黒蘭/ラン科/クモキリソウ属。
常緑樹の山林に生える多年草。
葉は広楕円形で先端がとがり互生し、葉面は柔らかく葉脈に沿って溝状にくぼむ。葉は2枚で時には3枚のこともある。偽球茎は多肉質で、年に一本ずつ出るが、数本(数年分)が並んで見られ、葉は常緑性で二年にわたって残る。花茎は葉の間から立ち上がり、総状に濃紫褐色の花が付く。萼片は披針形で側花弁は線形、唇弁は倒卵形で反曲する。
名前の由来:花が黒いランということでこの名が付いた。
花期:6~7月。
(多摩丘陵)
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
発見 (信徳)
2011-12-10 09:00:18
今年一番の発見でしたか。素晴らしい事です。単に観察しているのではなく新しいものの発見を常に頭に置いていることが素敵です。
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早く生まれていればトラキチランと命名 (寅太)
2011-12-11 10:18:49
信徳さん、おはようございます。
新しいといっても日本にはもう新種はほとんどありません。
寅がもう少し早く生まれていたら、次々に新種を発表したんですがね。
そうすればこのランも、コクランではなくトラキチランでしょうね。
来年の夏に花の画像を、お見せできるといいんですが。
最近物忘れが激しく、花の名前がでてこなくなりました。
いつも「あれ、あれ」です。
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