雪は昼頃には融けたので、庭の植物に被害がないか調べていたら、セキショウ(石菖)に花穂があるのに気付いた。数年前に2~3本だったものが、年々増えて今年初めて花穂が1本でたのである。
サトイモ科のショウブ(菖蒲)には近いが、アヤメ科のアヤメ(菖蒲、綾目、文目)やハナショウブ(花菖蒲)とはかなり違っている。アヤメ科の植物をショウブと呼び、各地に菖蒲園を造ったことが、両種の植物を混同させている。
このブログで登場したショウブ(菖蒲)の名が付く植物は、アヤメ科のキショウブ(黄菖蒲)、ニワゼキショウ(庭石菖)やユリ科のヤシュウハナゼキショウ(野州花石菖)があるが、セキショウより一回り大きいサトイモ科のショウブはまだ登場してない。
谷川の淵に群生する多年草。
根茎はよく発達し横に這う。根茎から剣状の葉が伸び、葉の間から花茎を出し淡黄色の細長い肉穂花序を出し、花穂には淡黄緑色の小花が密に付ける。
名前の由来:岩に着生して生え、ショウブに似ていることから、石の菖蒲で石菖と付いた。
花期:4~5月。
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サトイモ科としては葉の形が面白いですね。紛らわしい名前を付けたものです。
鉢植えで越水にしていますが、まさに庭の隅っこに置いてあります。
葉の様子からセキショウと思っていましたが、咲いてはじめて確信がもてました。
早速名前を付けておきましょう。
一人前のご褒美は名札
体調を整えて、高尾で「菖蒲祭り」をやりましょう。
菖蒲の節句に2~3本、風呂にいれましょう。
高尾の菖蒲祭り
渓谷沿いなどには生えていると思います。
この季節には花穂がのぞいているので、注意して見て下さい。
ニワゼキショウは芝生にはよく生えていますが、本来の菖蒲ではありませんね。
菖蒲のない菖蒲園