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●映画『主戦場』で、〝否定派〟の論客の皆さん《杉田水脈衆院議員やケント・ギルバート氏…藤岡信勝氏、テキサス親父…櫻井よしこ氏》は…

2022年02月21日 00時00分48秒 | Weblog

(2022年02月13日[日])
リテラの記事【右派論客のトンデモ発言を収録した映画『主戦場』の裁判で、ケント・ギルバート、テキサス親父らの上映禁止請求が棄却!】(https://lite-ra.com/2022/02/post-6158.html)。

 《そんななか、最近、歴史否認歴史修正主義者たちの言論封殺の動きがNOを突きつけられる判決があった。旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる論争を扱った映画『主戦場』(ミキ・デザキ監督)に関し、同作に出演するケント・ギルバート氏や藤岡信勝氏など右派論客が上映禁止を求めていた裁判で、1月27日請求が棄却されたのだ》。

   『●《内閣官房は文化審議会とは別の有識者会議を設けて「明治日本の
     産業革命遺産を推薦する」と…。最後は官邸主導の政治決断となり…》
   『●軍艦島を始めとする「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に…
     ユネスコでの日本側のアノ「約束」から履行してみては如何だろうか?

 《保守》? 《プロパガンダ》?? 〝否定派〟の論客の皆さん《自民党・杉田水脈衆院議員やケント・ギルバート氏、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝氏、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏、櫻井よしこ氏など》は…カメラの前で、言いたいことを言ったんでしょうに、何が御不満のなのか? 
 (リテラ)《彼らは、2019年6月、同作の上映禁止と損害賠償1300万円を求めてデザキ監督と配給会社・東風を提訴したのだが、2年半もの長い裁判を経て、今回、東京地裁で請求が棄却されたのだ。当然の判決だろう》。

   『●《○○しかいない》お維の《言論の自由…憲法に反する発言を
           言論府が放置することこそ自らの首を絞める行為》
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 デマ屋・ヘイト者についての話題。…言いたいことを言ったんでしょうに、何が御不満なのか
 東京新聞の小倉貞俊記者による記事【慰安婦問題に迫るドキュメンタリー 映画「主戦場」めぐりバトル】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019053102000136.html)によると、《旧日本軍の慰安婦問題に迫るドキュメンタリー映画「主戦場」をめぐり、場外バトルが過熱している。四月に封切られるや、ネットを中心に賛否が噴出。出演した保守系論客らは三十日、都内で会見を開き「だまされた」と抗議した。日系米国人で来日中の監督側は六月三日に反論の会見を開くという。 (小倉貞俊)…元慰安婦の支援団体や研究者だけではなく、慰安婦問題に否定的な立場からも「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長や米国の弁護士ケント・ギルバート氏、ジャーナリスト櫻井よしこ氏、杉田水脈衆院議員らが出演し、持論を展開している…作品中では複数の保守系出演者から差別的な発言が続出する。会見ではこの点もただされたが、発言内容の訂正などはなかった…デザキ監督は公式サイトで「彼らの発言は、彼らの自由意思。一般公開も考えている、との合意書を交わしている」とコメント…慰安婦問題の激戦地となりつつある作品について映画監督の森達也氏は「慰安婦問題を取り上げる映画は多いが、主張が対立する人たちが同じ作品中で語る例はほとんどなく意義がある。ドキュメンタリーは作家性もあり、完全な中立にはなり得ない。対象者が主張したいことと、監督が聞きたいことが食い違うのは当然だ」と話した》。
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   『●国連《表現の自由侵害許されぬ》…アベ様や最低の官房長官ら
                 馬さんや鹿さんの耳には、哀しき馬耳東風…
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 ところで、映画『主戦場』について。《保守》? 《プロパガンダ》?? カメラの前で、言いたいことを言ったんでしょうに、何が御不満のなか? 与党自公や癒党お維を支えているニセ保守・ニセ右翼な人たちは、恣意的な言論の自由、表現の自由の使い分けがお好きだね。アベ様の《メディアコントロール》を放置した〝毒〟は、ニッポンの社会のいろいろな部分に相当な悪影響を及ぼしている。
 マガジン9のコラム【こちら編集部/映画『主戦場』その後〜デザキ監督の記者会見から】(https://maga9.jp/190605-5/)によると、《藤岡氏らの記者会見では、内容が「フェア」なものになっておらず、「一方的なプロパガンダ映画だ」との主張も展開されました。デザキ氏は、「物事がフェアであるかどうかという判断は常に主観的なものです。もし、映画が彼らの主張に沿った(『慰安婦』問題の存在を否定するような)内容になっていたら、彼らはこれ以上フェアな映画はないと言っていただろうと確信しています」と指摘…「さまざまな意見に耳を傾けた上で、自分なりの結論を映画の中に入れることが、責任を果たすことだと考えました。すべての主張に同等の説得力があるわけではないことを示すのが重要だと思ったのです。私は、どちらの意見に説得力があるかを自分で判断して結論を導いたし、そのプロセスは映画の中で明らかになっています。それを見た上で、観客は私の結論に同意することも、同意しないこともできるのだから、プロパガンダとはいえません。私の出した結論そのものは重要ではなくて、観客自身が映画を見てそれぞれの論点について検証することを推奨しているのです」…そうした状況を生み出してきた責任の一端が、「慰安婦」問題を「タブー」としてなかなか扱わず、歴史修正主義の言説のおかしさをきちんと指摘してこなかったメディアにあることは言うまでもありません》。
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https://lite-ra.com/2022/02/post-6158.html

右派論客のトンデモ発言を収録した映画『主戦場』の裁判で、ケント・ギルバート、テキサス親父らの上映禁止請求が棄却!
2022.02.06 05:00

     (『主戦場』公式HPより)

 戦時中に朝鮮人の強制労働が行われていた歴史をめぐり韓国が異を唱えていた、「佐渡島の金山」の世界遺産登録への推薦に踏み切った岸田政権。「登録が見込めない」としていったんは推薦見送り方針だったにもかかわらず、「歴史戦」とやらを連呼する安倍晋三元首相ら極右勢力に媚びる形で一転、推薦強行に転じたのだ。

 戦時中、佐渡鉱山でも長崎の端島をはじめとする地域と同様、朝鮮人が強制的に連行された上で危険な労働を強いられていたことは新潟県が編纂した通史でも記述されている史実にもかかわらず、「韓国人強制労働の痛ましい歴史に目を背けている」という韓国政府からの当然の抗議に、林芳正外相は「韓国側の独自の主張は受け入れられず遺憾」などとフェイクまがいの反論

 「ハト派」「リベラル」を自称する岸田首相だが、岸田政権になっても歴史修正主義・韓国ヘイト路線を改めるつもりはまったくないらしい

 そんななか、最近、歴史否認歴史修正主義者たちの言論封殺の動きがNOを突きつけられる判決があった。

 旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる論争を扱った映画『主戦場』(ミキ・デザキ監督)に関し、同作に出演するケント・ギルバート氏や藤岡信勝氏など右派論客が上映禁止を求めていた裁判で、1月27日請求が棄却されたのだ。

 2019年に公開された映画『主戦場』は、日系アメリカ人のデザキ監督が、慰安婦問題をめぐる“否定派”と“リベラル派”双方の主張を対比させ、一次資料を分析しつつ検証するという内容。なかでも見所は、自民党・杉田水脈衆院議員やケント・ギルバート氏、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝氏、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏、櫻井よしこ氏など右派論客が垂れ流す歴史修正や差別主義丸出しの言辞の数々だ

 たとえば、テキサス親父のマネージャーである藤木俊一氏は「フェミニズムを始めたのはブサイクな人たちなんですよ。ようするに誰にも相手されないような女性。心も汚い、見た目も汚い。こういう人たちなんですよ」と性差別を剥き出しに。杉田水脈議員は「どんなに頑張っても中国や韓国は日本より優れた技術が持てないからプロパガンダで日本を貶めている」などと陰謀論をぶちまけている

 同作はこうした“否定派”のトンデモ発言や、監督によって緻密に論点整理された構成が話題を呼び、国内外の多くのメディアに取り上げられた。2019年4月の東京を皮切りに全国順次公開し、大きな話題になったのだが、これに対してインタビューでトンデモ発言を口にしていた一部の右派論客が上映を中止させようと裁判を起こしたのである。

 訴えたのは、“否定派”の出演者であるケント・ギルバート氏、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝氏、テキサス親父のマネージャーである藤木俊一氏、元「在日特権を許さない市民の会」の山本優美子氏(「なでしこアクション」代表)ら5名。彼らは、2019年6月、同作の上映禁止と損害賠償1300万円を求めてデザキ監督と配給会社・東風を提訴したのだが、2年半もの長い裁判を経て、今回、東京地裁で請求が棄却されたのだ。

 当然の判決だろう。実際、藤岡氏らの主張は説得力に欠けるものばかり。たとえば映画で「歴史修正主義者」「否定論者」「ナショナリスト」「極右」「性差別主義者」などと紹介されたことで著作者人格権を侵害されたと主張したが、その発言や主張から考えれば、正当な論評であると言っていい。

 また、「商業映画と知らされていなかった」などと難癖をつけていたが、事前にデザキ監督側の用意した「承諾書」「合意書」にサインしていた。この経緯については、2019年藤岡氏らが上映中止要求の会見を開いた際、本サイトでも報じていたが(https://lite-ra.com/2019/06/post-4752.html)、今回の判決でも退けられた。

 デザキ監督は判決後の会見で「この裁判の勝利は、日本における表現の自由の勝利」と判決を評価したうえで、右派連中の狙いについてもこう喝破した。

裁判の目的は、この映画の評価を毀損し、上映を止めるためのものだと明らかになったと思います」
「裁判に負けてしまうと、原告は慰安婦自体をフェイク、嘘の話と言ったはずですそういうことがあってはいけないということで、裁判に対して非常に重みを感じながら今日にいたりました」

 デザキ監督の言うとおり、歴史戦叫ぶ極右連中のやり口は、慰安婦問題の本質とは関係のない裁判を持ち出して「慰安婦はフェイク」「慰安婦は嘘」など史実を捻じ曲げるものだ。実際、映画『主戦場』でも彼らの歴史否認の本音がどこにあるかが否応なく伝わってくる。

 本サイトでは、2019年4月映画公開当時、デザキ監督のインタビューとともに映画『主戦場』を紹介する記事を配信した。以下に再録するので、歴史修正主義がいかに差別と表裏一体であるか、極右連中の「歴史戦」なるものの正体をあらためて認識してほしい。

(編集部)


■テキサス親父は慰安婦像を「ブサイクのガラクタ」杉田水脈は韓国を「嘘は当たり前の社会」と、加瀬英明は吉見義明も秦郁彦も「読んだことない」

 戦中の日本軍による慰安婦問題を題材にした映画『主戦場』が、反響を呼んでいる。

 出演者には杉田水脈衆院議員やケント・ギルバート氏、藤岡信勝氏、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏、櫻井よしこ氏などといった従軍慰安婦を否定・矮小化する極右ネトウヨ論客が勢揃い。「慰安婦はフェイク」と喧伝する歴史修正主義者たちと、慰安婦問題に取り組むリベラル派の学者や運動家らがスクリーンのなかで“激突”するドキュメンタリー作品だ。

 同作の見所は何と言っても、慰安婦問題をめぐる国内外の“論客”を中心とする30名余りへのインタビューだろう。

 櫻井よしこ氏ら“極右オールスターズ”の面々は「慰安婦は売春婦だった」「合法であり犯罪ではない」「慰安婦像設置の背景には中国の思惑がある」などの主張を展開。これに対して、吉見義明・中央大学名誉教授や「女たちの戦争と平和資料館」の渡辺美奈事務局長、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の尹美香常任代表らが反論を展開する。

 出演者らは顔を付き合わせて討論するわけではないが、論点を明確にして構成されていることで主張の対立点や強度を意識しやすく、ハイテンポなカット割りも相まって飽きさせない。映画は双方の主張を取材や資料を用いて細かく比較・検証し、その矛盾や恣意性を明らかにしていく

 とくに、本サイトがオススメする同作の鑑賞法は、歴史修正主義者の口から発せられる主張のトンデモさをじっくりと吟味することだ。

 たとえば保守派の重鎮で、慰安婦否定論者の加瀬英明氏(日本会議代表委員)の場合、「慰安婦問題に関して正しい歴史認識をしている歴史家は?」と聞かれて「私がそのひとり」と自認する。しかし驚くことに、加瀬は慰安婦問題研究の第一人者のひとりである吉見名誉教授のことは「知りません」と嘯く。それどころか、保守派の歴史家である秦郁彦・千葉大学名誉教授の著書すら「読んだことない」「人の書いたものあまり読まないんです。怠け者なもんで」などと宣うのだ。

 ちなみに、加瀬氏は「『慰安婦の真実』国民運動」という団体の代表も務めている。この極右団体は昨年、監事(当時)の藤井実彦氏が台湾で慰安婦像を蹴り、大きな国際問題になったことも記憶に新しい。他にも、同会は加瀬氏自身の名義で地方地自体が慰安婦問題を扱う映画を後援することにクレームをつけている。そんな人物が、基本的な慰安婦研究すら「知らない」「読んだことない」などと恥ずかしげもなく開陳するのだから、呆れてものも言えない。

 もちろん、右派のトンデモはこれだけではない。右派陣営のインタビューからは明確な人種差別・性差別の意識が浮かび上がる。

 たとえば杉田水脈は“米国での慰安婦像設置のバックにいるのは中国”などと言い出し、「どんなに頑張っても中国や韓国は日本より優れた技術が持てないからプロパガンダで日本を貶めている」と陰謀論を全開。さらには「日本が特殊なんだと思います。日本人は子どものころから嘘をついちゃいけませんよと(教えられてきた)」「嘘は当たり前っていう社会と、嘘はダメなのでほとんど嘘がない社会とのギャップだというふうに私は思っています」とヘイトスピーチを連発する。

 また、テキサス親父は「慰安婦像を見に言ったとき、私は(像の顔にかぶせるための)紙袋を持って行った。それがふさわしいと思ってね。ブサイクのガラクタには紙袋がお似合いだ」などと笑いながら語り、テキサス親父のマネージャーである藤木俊一氏は、「フェニミズムを始めたのはブサイクな人たちなんですよ。ようするに誰にも相手されないような女性。心も汚い、見た目も汚い。こういう人たちなんですよ」と言い放つ

 映画のなかでもナレーションで「差別意識が元慰安婦は偽証しているとの考えに繋がっているようだとはっきり指摘されていたが、まさにその通りとしか言いようがないだろう。


■暴かれるIWG報告書の虚構と櫻井よしこの調査費支払いの事実

 慰安婦問題をめぐる右派の性差別的・人種差別的な態度については、映画の後半でも「元修正主義者」と紹介される女性が証言する。保守界隈に身を置いた立場から否定主義者たちの振る舞いについて語るのだが、実はこの女性は、数年前まで「ネクスト櫻井よしこ」として保守論壇で注目を浴び、実際、右派の月刊誌にも何度か寄稿したことのある人物。だが、あるときから「ナショナリスト」たちの主張を疑うようになり、今は距離を置いているという。

 さらに、この女性が“否定主義者の嘘”を告白する場面は、映画『主戦場』のハイライトのひとつとなっている。詳しくは劇場で直接見ていただきたいのだが、ここでは予備知識として、あるいは鑑賞後のための補足情報として記しておこう。

 はじまりは、産経新聞が2014年11月1日の紙面で〈著名な米国のジャーナリストが日本の慰安婦問題の調査に本格的に取り組み始めた〉として、マイケル・ヨン氏というフリージャーナリストを紹介したことだった。これに続けて産経は、同月27日付で「慰安婦『奴隷化』文書なし 米政府2007年報告に明記」と題した記事を掲載。ともに古森義久・ワシントン駐在客員特派員による署名記事である。書き出しはこうだ。

〈米政府がクリントン、ブッシュ両政権下で8年かけて実施したドイツと日本の戦争犯罪の大規模な再調査で、日本の慰安婦にかかわる戦争犯罪や「女性の組織的な奴隷化」の主張を裏づける米側の政府・軍の文書は一点も発見されなかったことが明らかとなった。〉

 記事の言う「大規模な再調査」というのは、2007年に米政府がまとめた「ナチス戦争犯罪と日本帝国政府の記録の各省庁作業班米国議会あて最終報告」(通称・IWG報告書)のことを指している。産経は、〈慰安婦問題の分析を進める米国人ジャーナリスト、マイケル・ヨン氏とその調査班と産経新聞の取材により、慰安婦問題に関する調査結果部分の全容が確認された〉として、IWG報告書のなかに「慰安婦関連は皆無」だったことを根拠に〈日本側の慰安婦問題での主張の強力な補強になることも期待される〉と書いた。

 マイケル・ヨン氏は「IWG報告書をスクープ」ともてはやされ、「正論」(産経新聞社)や「週刊文春」(文藝春秋)でも「報告書は『二十万人の女性を強制連行して性奴隷にした』という事実が一切ないことを証明している」などと触れ回った。これ以降、保守界隈では「結果的にIWGは『慰安婦を軍が強制連行などして性奴隷とした証拠はなかった』とするもの」(ケント・ギルバート)などとして広く流通。ようするに、IWG報告書は右派陣営から“慰安婦問題の犯罪性を否定する切り札”として扱われてきた。

 ところが、である。映画『主戦場』では、このIWG報告書をめぐる右派の言説が見事にひっくり返される。実は、前述の「元修正主義者」の女性こそ、ヨン氏とは別の米国人とともにくだんの報告書を「発見」した人物で、いわば真のオリジネーター。その彼女が、映画のなかで後悔の言葉とともに語るのが、“IWG報告書をめぐる右派の宣伝がいかに虚構であるか”という具体的な説明なのだ。

 しかも、映画のなかでは名指しこそされていないが、マイケル・ヨン氏は慰安婦問題をめぐって、普通では到底考えられない額の「調査費」まで受け取っていたとされる。実際、ヨン氏は自身のブログに〈櫻井女史らは、私に調査をするようにお金を支払った〉と記しているのだ。あまりに生臭い話だが、映画ではこの「高額調査費」問題についても監督が櫻井氏に直撃しているので、ぜひ櫻井氏の“反応”をスクリーンで確認してほしい。


■『主戦場』ミキ・デザキ監督が本サイトに語った「どっちもどっち」批判

 ちなみに、映画の公開前には、出演者に極右歴史修正主義者やネトウヨ文化人が多数ラインナップされていることから「否定派の宣伝になるのではないか」との懸念の声もネット上で散見された。だが、この映画は単なる「両論併記」で終わらない。

 本作が映画デビュー作となるミキ・デザキ監督は、1983年生まれの日系アメリカ人2世。日本での英語教師やYouTuber、タイでの僧侶経験もあるという異色の映像作家だ。2013年にYouTubeで日本社会のなかのレイシズムの存在を指摘したところ、ネトウヨに炎上させられた。そうしたなかで、朝日新聞の植村隆・元記者に対するバッシングを目の当たりし、慰安婦問題への関心を高めたという。両陣営から介入されないため、クラウドファウンディングで資金を集めて『主戦場』を製作した。

 デザキ氏は本サイトの取材に対し、「両方の主張のどちらがより筋が通っているかを比較するべき」と語る。

「論点を並べて“どっちもどっちだ”というやり方は、実のところ政治的なスタンスの表明に他なりません。慰安婦問題に関しては、いま日本では右派の主張がメインストリームになっている。そこに挑戦を示さないことは、彼らの言いなりになるということであり、その現状を容認することに他なりませんから。日本のメディアの多くは両論併記を落としどころにしていますが、それは、客観主義を装うこと語るべきことにライトを当てていないということ。単に並べるだけでなく、比較することで生まれる結論があります」

 従軍慰安婦をめぐる否定派/肯定派の「論争」にスポットライトを当てながらも、決して“どっちもどっちにならない映画『主戦場』。終盤では、日本の歴史修正主義の背景にある極右団体「日本会議」や安倍晋三首相に連なる戦後日本政治の流れもフォーカスされる。

 一般公開に先駆けて行われた日本外国特派員協会での上映会後の質疑応答では、デザキ監督に対し否定派の言論人から批判的な質問も飛んだ。4月19日には、日本会議が〈この映画には、日本会議に関して著しい事実誤認が含まれている〉などとする声明をHPで公表。4月25日発売の「正論」ではケント・ギルバート氏が「とても見るに値しない映画」などとこき下ろしている。まさに大慌てといった感じだが、ようするに、それだけ否定論者たちの核心に迫った映画だということだろう。いずれにせよ、判断するのは観客だ。

(編集部)
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●国連《表現の自由侵害許されぬ》…アベ様や最低の官房長官ら馬さんや鹿さんの耳には、哀しき馬耳東風…

2019年06月14日 00時00分02秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



琉球新報の【<社説>国連報告者の勧告 表現の自由侵害許されぬ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-931801.html)。

 《日本の「表現の自由」が危機にひんしている。言論と表現の自由に関する国連の特別報告者デービッド・ケイ氏が新たな報告書をまとめ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設への抗議活動などに対し当局による圧力が続いているとして、集会と表現の自由を尊重するよう日本政府に求めたのである。政府はケイ氏の批判を真摯(しんし)に受け止め、集会の自由や表現の自由を脅かす一切の行為をやめるべきだ》。

 《表現の自由を巡る日本の現状が国際基準を大きく逸脱していることが、再び白日の下にさらされた。国民にとって極めて憂慮すべき事態である人権がないがしろにされているからだ》。
 《国連人権理事会から任命され…いかなる政府や組織からも独立した資格を持つ国際人権法国際人道法の専門家》が《表現の自由を巡る日本の現状が国際基準を大きく逸脱している》ことを再び指摘されたにもかかわらず、御得意の《事実誤認》とばかりに《一蹴》したアベ様や最低の官房長官ら馬さんや鹿さんの耳には、哀しき馬耳東風

 ところで、映画『主戦場』について。
 《保守》? 《プロパガンダ》?? カメラの前で、言いたいことを言ったんでしょうに、何が御不満のなか? 与党自公や癒党お維を支えているニセ保守・ニセ右翼な人たちは、恣意的な言論の自由、表現の自由の使い分けがお好きだね。アベ様の《メディアコントロール》を放置した〝毒〟は、ニッポンの社会のいろいろな部分に相当な悪影響を及ぼしている。
 マガジン9のコラム【こちら編集部/映画『主戦場』その後〜デザキ監督の記者会見から】(https://maga9.jp/190605-5/)によると、《藤岡氏らの記者会見では、内容が「フェア」なものになっておらず、「一方的なプロパガンダ映画だ」との主張も展開されました。デザキ氏は、「物事がフェアであるかどうかという判断は常に主観的なものです。もし、映画が彼らの主張に沿った(『慰安婦』問題の存在を否定するような)内容になっていたら、彼らはこれ以上フェアな映画はないと言っていただろうと確信しています」と指摘…「さまざまな意見に耳を傾けた上で、自分なりの結論を映画の中に入れることが、責任を果たすことだと考えました。すべての主張に同等の説得力があるわけではないことを示すのが重要だと思ったのです。私は、どちらの意見に説得力があるかを自分で判断して結論を導いたし、そのプロセスは映画の中で明らかになっています。それを見た上で、観客は私の結論に同意することも、同意しないこともできるのだから、プロパガンダとはいえません。私の出した結論そのものは重要ではなくて、観客自身が映画を見てそれぞれの論点について検証することを推奨しているのです」…そうした状況を生み出してきた責任の一端が、「慰安婦」問題を「タブー」としてなかなか扱わず、歴史修正主義の言説のおかしさをきちんと指摘してこなかったメディアにあることは言うまでもありません》。

   『●《あなたが言っていることはまるっきり嘘》な 
     櫻井よしこ氏による名誉棄損事件…で、札幌地裁の判決は??
   『●ヘイトさへも隠蔽、自民党はヘイト政治屋だらけ…
      自民党壊憲草案「基本的人権の制限」に向けて着実に
   『●山本太郎さん×久米宏さん対談、「安倍政権とカジノ、
        杉田水脈を徹底批判し、原発タブーや創価学会…」

   『●「取締役レベルで決定した確信犯的」ヘイト企画・ 
       「差別ビジネス」のツケ…これで幕引きでいいのですか?
   『●与党自公や癒党お維は、戦争したくて(させたくて)、
        人殺しに行きたくて(いかせたくて)しかたないのね?
    「東京新聞の記事【「戦争」発言 言論の自由とは言わぬ】…
     《開き直るのはやはりおかしい。北方領土を戦争で奪還する、と言って、
     日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員。言論の自由を持ち出して
     辞職しない意向を示したが、筋違いも甚だしい。」

   『●【<金口木舌>権力はうそをつく】《イラク戦争…
        大量破壊兵器の保有は後に捏造だと明らかになった》
   『●デマ言説やデマ本、ヘイト企画、「差別ビジネス」が幅を利かす
                   ニッポンの出版や報道の世界でいいのか?
   『●《○○しかいない》お維の《言論の自由…憲法に反する発言を
              言論府が放置することこそ自らの首を絞める行為》
    「デマ屋・ヘイト者についての話題。…言いたいことを言ったんでしょうに、
     何が御不満なのか
       東京新聞の小倉貞俊記者による記事【慰安婦問題に迫る
     ドキュメンタリー 映画「主戦場」めぐりバトル】…《元慰安婦の支援団体や
     研究者だけではなく、慰安婦問題に否定的な立場からも
     「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長や米国の
     弁護士ケント・ギルバート氏、ジャーナリスト櫻井よしこ氏、
     杉田水脈衆院議員らが出演し、持論を展開している…作品中では複数の
     保守系出演者から差別的な発言が続出する。会見ではこの点も
     ただされたが、発言内容の訂正などはなかった…」

   『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」
      「ここは質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-931801.html

<社説>国連報告者の勧告 表現の自由侵害許されぬ
2019年6月7日 06:01

 日本の「表現の自由」が危機にひんしている。
 言論と表現の自由関する国連の特別報告者デービッド・ケイ氏が新たな報告書をまとめ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設への抗議活動などに対し当局による圧力が続いているとして、集会と表現の自由を尊重するよう日本政府に求めたのである。

 政府はケイ氏の批判を真摯(しんし)に受け止め、集会の自由や表現の自由を脅かす一切の行為をやめるべきだ

 国連の特別報告者は、国連人権理事会から任命され、特定の国やテーマ別の人権状況について調査・監視する役割を担う。いかなる政府や組織からも独立した資格を持つ。ケイ氏は国際人権法国際人道法の専門家だ。

 2017年の報告書は、日本の報道が特定秘密保護法などで萎縮している可能性に言及し、同法の改正と、政府が放送局に電波停止を命じる根拠となる放送法4条の廃止などを勧告した。

 沖縄の米軍基地建設の抗議活動への圧力に懸念を示し、公共政策への反対表明の自由は侵害されるべきでなく、抗議活動や取材を行えるよう政府に努力を促していた

 新たな報告書は、勧告がほとんど履行されていないとして、改めて日本政府を批判している。

 世界的な視点に立つケイ氏の指摘は重い。表現の自由を巡る日本の現状が国際基準を大きく逸脱していることが、再び白日の下にさらされた。国民にとって極めて憂慮すべき事態である人権がないがしろにされているからだ

 言うまでもなく、表現の自由は民主政治の基盤となる重要な基本的人権である。この権利が恣意(しい)的に制限されると、体制側に不都合な情報がことごとく隠蔽(いんぺい)される状況が容易に生み出される。

 選挙の際に公正な判断材料が得られず、体制を改めることもおぼつかなくなる。その結果、民主主義の根幹は大きく揺らいでしまう

 名護市辺野古の新基地建設現場では、反対する市民らの抗議や取材を規制する動きが顕著だ。資材が搬入される米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、座り込んで抗議する市民らの強制排除が警察によって続いている

 独裁国家でしか見られないような光景が、沖縄では堂々と県民の眼前で繰り広げられている国際基準に照らせば明らかに人権侵害だ

 記者が取材妨害を受けて、現場から追い出されたり、撮影をやめさせられたりしたこともあった。

 ケイ氏の報告書について菅義偉官房長官は不正確かつ根拠不明のものが多く含まれ、受け入れられない一蹴した。国連の特別報告者を軽んじる態度であり、国際社会の一員として不適切だ国の信用にも関わる。

 集会や表現の自由をないがしろにすることは許されない。政府に猛省を促したい。
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●岸井成格氏を支持する: 「TBSは今日、再び、死んだに等しいと思います」なんてことが起こらぬために

2015年11月30日 00時00分01秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【「NEWS23」岸井氏を名指し攻撃…異様な“意見広告”の真の狙い】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/170376)。

 《今月14日付の産経新聞と15日付の読売新聞に掲載された全面意見広告が大きな話題になっている。「私達は、違法な報道を見逃しません」とデカデカ見出しの意見広告は、TBSの報道番組「NEWS23」のメーンキャスター・岸井成格氏を名指しで批判、問題視する中身だったからだ…呼びかけ人には作曲家のすぎやまこういち氏、上智大名誉教授の渡部昇一氏ら“安倍応援団”の面々》。

 面子もスッゴイし、異常な“安倍応援団”、それにも増して酷い報道(アベ様広報)機関……岸井成格さん、負けるな! 「TBSは今日、再び、死んだに等しいと思います」なんてことが起きてはならない。
 岸井成格さんが、暗示した「西山事件が示している通り、必ず一人歩きする。拡大解釈される。その時の権力によって必ず乱用される」、そういう世界になってしまった。佐高信さんが言う「首相のウソを暴いた西山太吉さん。それが今後できなくなる」を地で行く話し。

   『●”テレ朝は今日、死んだに等しいと思います”
   『●西山太吉さん密約事件が示すもの: 「一人歩きし、
      拡大解釈され、時の権力によって必ず乱用される」
    「「首相のウソを暴いた西山太吉さん。それが今後できなくなる」
     (佐高信さん、10月13日『サンデーモーニング』)。また、
     「西山事件が示している通り、必ず一人歩きする。拡大解釈される。
     その時の権力によって必ず乱用される」(岸井成格さん、同番組)」

 「表現の自由はとても大事…、でも、単なるデマの拡散に加担すること」を良しとせず、「河村たかし市長「南京虐殺事件」発言に関する広告を拒否」した中日新聞とは違い、読売産経は、「メディアの作法、矜持」を失っただけでなく、ニセ右翼やアベ様らに媚びまで売っている。広告料収入さえ入れば、アベ様に媚を売るためには何でも「広告」してくれるらしい、読売産経は。

   『●「赤とんぼの会」護憲広告掲載拒否
   『●河村たかし市長「南京虐殺事件」発言に関する広告を拒否
   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」

   『●『超・反知性主義入門』の小田嶋隆さんインタビュー、
            「そういう政権を選んだ国民にも危険な兆候」

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/170376

NEWS23」岸井氏を名指し攻撃…異様な“意見広告”の真の狙い
2015年11月26日

     (岸井成格氏と問題の意見広告)

 今月14日付の産経新聞と15日付の読売新聞に掲載された全面意見広告が大きな話題になっている。「私達は、違法な報道を見逃しません」とデカデカ見出しの意見広告は、TBSの報道番組「NEWS23」のメーンキャスター・岸井成格氏を名指しで批判、問題視する中身だったからだ。

 全国紙の紙面を買い取って広告を出したのは「放送法遵守を求める視聴者の会」。呼びかけ人には作曲家のすぎやまこういち氏、上智大名誉教授の渡部昇一氏ら“安倍応援団”の面々が並んでいた。

 彼らが問題にしているのは岸井氏が安保法案成立直前の9月16日放送で「メディアとして(安保法案の)廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と発言したこと。コメンテーターならともかく、番組メーンキャスターである岸井氏がこう言うのは「政治的に公平であることなどを定める放送法に反する」と主張しているのである。

 岸井氏といえば、毎日新聞の特別編集委員。読売も産経も、よくもまあ、ライバル紙の個人攻撃広告を載せたものだが、驚くのは早い。自民党の礒崎陽輔前内閣補佐官は早速、「極めて冷静で妥当な意見です」とツイート。与党との二人三脚ぶりをうかがわせた。安倍政権との“連携プレー”のにおいがプンプンだ。

   「安倍政権や、そのお仲間は全局を“安倍サマのテレビ”に
    したいのでしょう。安保法案は国民の8割が、なぜ成立を
    急ぐのかと反対していた。岸井氏の発言は国民の声の代弁です。
    それなのに、政府に逆らうものはみなダメだと言わんばかり
    それもひとりに対して、全面広告を使って、集団で吠えて弾圧
    しようとしているのは極めて異常なことです。こんな広告を
    出されて、何も言わなければ、テレビが死んでしまいますよ
    (評論家・佐高信氏)

 安倍応援団の偏向キャスターは山ほどいるのに、まったくフザケた話である。このタイミングで、こんな意見広告が出てきたのは恐らく、放送倫理・番組向上機構(BPO)の存在があるのだろう。今月6日、BPOの番組検証委員会は自民党がNHKやテレ朝に事情聴取を行ったことを問題視、異例の政権批判を展開した。そうしたら、安倍首相が国会答弁で「(介入は)至極当然だ。まったく問題ない」と切れまくった自民党内には「BPOを潰せ」という意見がある。TBSは擁護派である。そうしたさなかでの意見広告は、TBSへの“牽制”にも見える。TBSは当然、大反論しなけりゃおかしいのだが、本紙の取材にこう言った。

   「番組にはさまざまな意見がさまざまな形で寄せられており、
    意見広告もその中のひとつと考えております」(広報部)

 まるで“他人事”なのである。

 TBS局内には「岸井更迭論」もあると聞いた。後任にはライバル紙の編集委員の名も浮上している。

 一方、「視聴者の会」の事務局長で文芸評論家の小川榮太郎氏はこう言った。

   「出稿のお金は基本的に有志の方の寄付です。
    (掲載紙が産経、読売になったのは)保守系という縁故関係
    からです。今後、発表紙が広がる可能性はあります。
    (また、放送法に反するようなことがあれば)何かしらの
    アクションはすると思います」

 安倍首相たちの言論圧力に屈すれば、テレビが“死ぬ日”は遠くない。
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●城山三郎さん「戦争で得たものは憲法だけ」「平和の有難さは失ってみないとわからない」

2015年05月23日 00時00分53秒 | Weblog


東京新聞の記事【「9条壊すな」2800人集結 安保法制反対デモ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051302000129.html

 「「戦争させない」「九条壊すな」とプラカードを掲げて声を上げ、集会後は銀座周辺をデモ行進・・・・・・ルポライターの鎌田慧さんは「愚かな戦争を二度としないよう、戦後七十年、憲法を守り抜いてきた・・・・・・」とあいさつ」。
 何度も引用します。城山三郎さん曰く、「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」。

   『●『城山三郎の昭和』読了(2/3)
     「『大義の末』を書いた城山さんの「強い反戦意識」。
      「・・・・・・ 戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、
      鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないと
      わからない ・・・・・・ 失ってからでは、おそすぎるというのに」」

   『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(1/2)
     「城山さんは、「・・・言論の自由のない当時の時代や社会、
      そして国が強制したのだと強調・・・「九条をね。
      とんでもないことだね。だって、日本が負けて得たものは
      あれしかない、『戦争をしない』ということしかないんだから」」、
      「言論統制が一度始まれば、とめどなく拡大・・・『美化』と
      いう形での情報汚染」」

   『●「袴田事件の次は狭山事件だ」
       『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号)

     「【佐高信の新・政経外科第2回/追悼 渡辺淳一様】、
      「城山三郎さん・・・「・・・を語る時、勲章拒否
      現行憲法擁護の二点だけは外してほしくない・・・
      『戦争で得たものは憲法だけ』と口癖のように・・・
      まさに城山さんの遺言というべきでしょう」」。
      (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/38fef8e43cb96129b5209ba4f5be0214)」

   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
    「靖国神社にある遊就館の片隅に奇妙な像がある。
     潜水服姿で頭には大きなかぶと。両手で長い棒を持ち、
     身構えている。先端に付けられているのは機雷である
     ▼・・・本土決戦を水際で食い止める「間機雷の存在は
     ほとんど知られていないのだから
▼・・・竹ざおの先の機雷を
     突き上げて自爆する
「伏龍」と名付けられた
     水際特攻隊である▼・・・潜水具には構造的な欠陥があり、
     多くの若者が訓練中の事故で命を失った
▼当時の
     戦争指導者の愚劣さが凝縮されている人間機雷を
     考えたのは、参謀として真珠湾攻撃の作戦を
     立案した人物
。・・・▼戦争が長引けば伏龍の要員に
     なるはずだった人物に城山三郎さんがいる。
     特攻を命じた側に常に厳しい視線を向けた作家の原点
     だろう。「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」。
     城山さんの言葉が重く響く。」

   『●城山三郎さんと反戦』  
     「▼城山さんは「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
      唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」と語っていた。戦争体験と憲法が
      強く結びついた世代は減っている。憲法への思い入れの少ない若い世代
      城山さんの言葉はどう伝わるのだろうか▼あの戦争で新聞は「旗」を振り、
      国民を熱狂させ国を破滅に導いた

 愚かな戦争行為など、御免だ。「人殺し」をさせてはいけない。しかも、それがアベ様ら自己愛バリバリの死の商人」・「真の意味での非国民」・「ニセ右翼似非ウヨクに命じられたのではたまらない。

   『●戦争、環境破壊の最たるもの
      「二十世紀の初めごろ、デンマークの陸軍大将が、こんな法律があれば、
       戦争をなくせると考えて起草した法案がある。題して
       「戦争絶滅受合(うけあい)法案」▼戦争の開始から十時間以内に、
       敵の砲火が飛ぶ最前線に一兵卒を送り込む。順序はまず国家元首、
       次にその親族の男性、三番目は総理、国務大臣、各省の次官、
       そして国会議員(戦争に反対した議員を除く)、戦争に反対しなかった
       宗教界の指導者…▼妻や娘は従軍看護師として招集し、最前線
       野戦病院で働く。権力を持つ者から犠牲になるなら、自らは
       安全地帯にいてナショナリズムをあおる政治家は姿を消すだろう


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051302000129.html

9条壊すな」2800人集結 安保法制反対デモ
2015年5月13日 朝刊

     (安全保障法制に反対する集会で「戦争させない」の
      プラカードを掲げる参加者=12日夜、東京都千代田区の
      日比谷野外音楽堂で)

 集団的自衛権を行使できるようにする新しい安全保障法制への反対集会が十二日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた。参加者約二千八百人(主催者発表)が「戦争させない」「九条壊すな」とプラカードを掲げて声を上げ、集会後は銀座周辺をデモ行進した。

 主催したのは、憲法学者や作家らが呼び掛け人の「戦争をさせない1000人委員会」、「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」など三つの市民団体。

 著名人や野党の国会議員らが壇上で次々とスピーチし、ルポライターの鎌田慧さんは「愚かな戦争を二度としないよう、戦後七十年、憲法を守り抜いてきた。平和な日本を残すため、最後まで頑張り抜こう」とあいさつ。埼玉大名誉教授の暉峻淑子(てるおかいつこ)さんは「心の底から戦争に反対する強い自分の考えを持つことが大事だ」と訴えた。

 また日本弁護士連合会の憲法問題対策本部長代行、山岸良太さんは「人と人が殺し合う戦争は、最大の人権侵害だ」と述べた。

 客席は高齢者や若者、労働組合のメンバーらさまざまな参加者で埋まった。東京都小金井市の野村昌弘さん(68)は「議論が不十分なまま、安倍政権が重大な法案を通そうとしている。今、声を上げないと」と話した。
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●『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』を持つ人達は反省してくれるでしょうか?

2014年04月15日 00時00分16秒 | Weblog


琉球新報の社説【河野談話の継承 歴史と向き合う覚悟持て】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-221533-storytopic-11.html)。
東京新聞の記事【「慰安所隠蔽 軍が資金」元日本兵供述の資料 専門家「河野談話裏付け」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014032302000122.html)。
最後に、橋下徹元大阪「ト」知事について、魚住昭さんの『魚の目』(http://uonome.jp/)に出ていた記事【わき道をゆく第34回 YESとは言えない交渉術】(http://uonome.jp/article/uozumi-wakimichi/2776)。

 一国の首相が歴史修正主義者なんてことになると、国際的な大恥である。「安倍晋三首相が従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍の関与と強制性を認めた1993年の河野談話を継承する方針を示した。だが日本の歴史認識に対する国際社会の不信が消えたわけではない。首相はそれを自覚する必要がある」。

   『●一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしいし、
                羞恥心の無さと自覚の無さという救いの無さ


 ニセ右翼がどんどんと墓穴を掘っている。「旧日本軍の従軍慰安婦問題で、太平洋戦争中にインドネシアのバリ島に海軍兵曹長として駐屯していた男性が、一九六二年の法務省の調査に「終戦後(慰安所を戦争犯罪の対象に問われないよう)から資金をもらい、住民の懐柔工作をした」と供述していたことが分かった。元兵曹長は「(慰安婦として)現地人など約七十人を連れてきた」「他にも約二百人を部隊の命で連れ込んだ」などと連行の実態も説明していた」・・・・・・そうだ。証拠が出てきている。さて?

   『●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから、反省してください

 ちなみに、ハシズム氏には「『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』(日本文芸社刊)という本がある。橋下徹氏が10年前に書いたものだ。「黒を白といわせるレトリックや”うそを駆使して相手を丸め込む方法をかなり詳しく記している」そうです。


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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-221533-storytopic-11.html

社説
河野談話の継承 歴史と向き合う覚悟持て
2014年3月18日

 安倍晋三首相が従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍の関与と強制性を認めた1993年の河野談話を継承する方針を示した。だが日本の歴史認識に対する国際社会の不信が消えたわけではない。首相はそれを自覚する必要がある。

 問題をめぐっては菅義偉官房長官が2月末、談話の作成経緯を調べるチームを政府内に新設する方針を表明。談話の根拠となった元慰安婦の証言内容に関し「もう一度確認することが必要だ」と述べていた。

 これに先立ち安倍首相も2月下旬、河野談話に批判的な日本維新の会の山田宏氏に対し「時機を逸せずに、議論を真剣にやる必要がある」と呼び掛け、談話検証への意欲を示していた。

 だが韓国は「談話の見直しにつながる」と激しく反発し、米国も不快感を表明した。頼みの米国も韓国寄りの姿勢を示したことで、首相も談話の見直しを慌てて否定せざるを得なかったのだろう。

 だが両国は「見直しは考えていない」という首相の言葉を額面通りに受け取ってはいまい。なぜなら首相が過去に、談話の修正に何度も意欲を示しているからだ

 慰安婦問題で第1次安倍内閣は2007年、「軍や官憲による強制連行を直接示す記述は見当たらなかった」との答弁書を閣議決定。安倍氏は12年の自民党総裁選の討論会で「談話により日本は不名誉を背負っている。閣議決定が国内外で共有されていない」と語った。

 河野談話の批判論者はその閣議決定などを引用し、強制性の証拠にこだわるが、欧米などは強制性の有無にかかわらず、慰安婦の存在自体を「人道に対する罪」と問題視していることを直視すべきだ。

 首相が談話継承を表明した背景には4月下旬のオバマ米大統領の日韓訪問を前に、日韓関係改善を強く求める米側の意向がある。安倍政権は保守層を念頭に、談話の検証作業は続けるとの方針を示す。

 談話継承に対する首相の不承不承の態度が透けて見える。日本側が求める今月下旬の日米韓3カ国首脳会談の開催に対し、韓国は「歴史問題などで誠意ある措置を早く取るべきだ」として依然慎重な姿勢だ。

 この問題で日本に厳しい視線を送るのは米韓両国だけでなく、今のままでは歴史修正主義の国として孤立しかねない。歴史を直視し、国際社会からの不信の連鎖を直ちに断ち切らなければならない
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014032302000122.html

慰安所隠蔽 軍が資金」元日本兵供述の資料 専門家「河野談話裏付け
2014年3月23日 朝刊

 旧日本軍の従軍慰安婦問題で、太平洋戦争中にインドネシアのバリ島に海軍兵曹長として駐屯していた男性が、一九六二年の法務省の調査に「終戦後(慰安所を戦争犯罪の対象に問われないよう)軍から資金をもらい、住民の懐柔工作をした」と供述していたことが分かった。

 元兵曹長は「(慰安婦として)現地人など約七十人を連れてきた」「他にも約二百人を部隊の命で連れ込んだ」などと連行の実態も説明していた。

 関東学院大の林博史教授(日本近現代史)の研究室が国立公文書館(東京)保管の資料で見つけた。林教授は「河野洋平官房長官談話が認めた軍の関与を裏付けるもので重要だ」と評価している。

 安倍政権は、旧日本軍の関与と強制性を認定した河野談話の作成経緯を検証する方針を示している。

 法務省の担当者は、男性の供述について「既に公文書館に資料を移管していて確認できず、責任を持って答えられない」と回答した。

 法務省の資料によると、元兵曹長は四七年八月、オランダ軍がBC級戦犯を裁いたインドネシア・バタビア(現在のジャカルタ)の軍法会議で、住民への暴行などに問われ、懲役十二年(求刑懲役十五年)の判決を受けた。

 元兵曹長は六二年八月の調査に、罪に問われた十件余りは「殴った蹴った程度の事件ばかり」と振り返り「(発覚を)一番恐れたのは慰安所事件だった」と告白した。

 強制売春は戦犯行為に問われる。元兵曹長は「軍需部などに強硬談判して約七十万円をもらい、各村長を通じて住民の懐柔工作に使った」と述べ、組織的な隠蔽(いんぺい)を示唆した。「これが完全に功を奏したと見え(慰安婦関連では)一件も訴えが出なかった」と話した。

<河野官房長官談話> 宮沢内閣の河野洋平官房長官が1993年に従軍慰安婦問題の政府認識について発表した談話。「甘言、強圧により本人たちの意思に反して集められた事例が数多くある。官憲などが直接加担したこともあった」と旧日本軍の関与と強制性を認め、慰安婦に謝罪した。歴代内閣は談話を継承してきたが、菅義偉官房長官は談話作成の経緯を検証する方針を表明。安倍晋三首相は3月「安倍内閣で見直すことは考えていない」と述べた。
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http://uonome.jp/article/uozumi-wakimichi/2776

わき道をゆく第34回 YESとは言えない交渉術
2013 年 8 月 30 日
魚住昭

『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』(日本文芸社刊)という本がある。橋下徹氏が10年前に書いたものだ。「黒を白といわせる」レトリック”うそ”を駆使して「相手を丸め込」む方法をかなり詳しく記している。

 相手を思い通り動かすには〈合法的に脅す〉〈利益を与える〉〈ひたすらお願いする〉の3通りしかない。なかでも有効なのが〈利益を与える〉で、とくに〈仮想の利益〉が重要なのだそうだ。

 たとえば「私の主張にのらなければこんな不利益がある」と言って、相手方にデメリット回避による〈仮想の利益〉を与える。あるいは、こちらにとって譲歩にあたらない些細なことでも、大きな譲歩と見せかけ、相手方の得る利益が大きいものだと錯覚させる。

 橋下氏は さらに「もつれにもつれた案件」では「これまでの発言や約束ごとを覆す」のが重要といい、そのノウハウをふたつ明かす。①自分の言ったことに無理矢理前提条件をつける一度オーケーした意味内容を狭める、である。

 ①は「AをオーケーしたのはBという条件が必要だったんですよ」とあとから無理やり付け足す。そのうえで「確かにオーケーしましたが、Bという条件が整っていないから、約束は果たせません」という論法で逃げるやり方だ。

  ②は、たとえば交通事故で双方の過失割合が5対5なのに、相手の損害額100万円を”全額払う”との念書を書いた場合、”全額”の意味を狭め「無制限に払 うといったのではなく、法律の範囲(5対5で決められた50万円)で全額を払うということ です」といってひっくり返すのだという。

 他にもいろんなテクニックがあるが、いちいち紹介する必要はあるまい。橋下流交渉術の核心は、舌先三寸で相手の目をくらまして、論点をすりかえてしまうことだ。

 では、その交渉術は実戦でどれほど威力を発揮するのか。従軍慰安婦発言などの釈明のため、彼が日本外国特派員協会に現れると聞いたので取材しに行った。

 冒頭、橋下氏は「私の一つのワードが抜き取られて報じられたのが、今回の騒動のきっかけ。断片のみが伝えられることで、私の真意と正反対の意味の報道が世界中を駆け巡った」と述べた。

 自分は「『戦時においては』『世界各国の軍が』(慰安婦の)女性を必要としていたのではないかと発言したところ、『私が』容認してい ると誤報された」のだという。

 これが、先に紹介した橋下流交渉術①<これまでの発言を覆すために自分の言ったことに無理やり前提条件をつける>だということはもう言うまでもないだろう。

  だが、このテクニックは功を奏さなかったようだ。私が確認した範囲で橋下氏の言葉を真に受けた特派員はひとりもいない。それもそのはず、彼は2週間前の朝 「精神的に高ぶっている猛者集団に休息を与えようとすると慰安婦制度が必要なことは誰だって分かる」と記者団にはっきり述べている。

 しかも、その日午後のツイッターには「『歴史認識と慰安婦問題について』批判の急先鋒に立つ朝日新聞も、僕の発言を比較的正確に引用してくれていた」「毎日新聞も僕に対する批判の急先鋒だが、かなりフ ェアに発言要旨を出している」と書きこんでいる。

 さらに同じ日の午後の会見で「沖縄の米軍司令官に『もっと風俗業を活用してほしい』と言った。『そうしないと海兵隊の猛者の性的エネルギーをコントロールできない』とも伝えた」と語った。

 ところが、国内外から非難が殺到すると、一転「朝日新聞なんか最低だ。『当時』という言葉も全部外して。毎日新聞、あのタブロイド紙も最低だ。今回は大誤報をやられた」と言い出した。品格を疑いたくなる豹変ぶりである。

 橋下氏のこうした言動を痛烈に批判したのは琉球新報だ。

  社説で「彼に何より足りなかったのは人権感覚だ。人間認識の根本的な誤りに気づいていないのが問題なのだ。(中略)『海兵隊の猛者の性的エネルギーをコン ト ロール』するはけ口として、生身の女性をあてがおうとする発想そのものがおぞましいのだ。『あてがわれる』立場に自分が置かれたら、と想像してみるがい い」と指弾していたが、その通りだと思う。

 もうひとつ、特派員協会での発言で私が気になったのは河野談話についての見解だ。彼は「従軍慰安婦に 対する軍の一定の関与はあります。だが国家の意思として組織的に女性を拉致・人身売買したという点を裏付ける証拠はありません。河野談話はそこが曖昧だか ら、今も日韓両国の核心的論点になっている」と繰り返し強調した。

 もっともらしく聞こえるが、のせられてはいけない。これは「これまでの発言や約束ごとを覆す」橋下流交渉術②「一度オーケーした意味内容を狭める」やり口だ。

  河野談話を出すにあたって政府は元慰安婦の女性らへの聞き取り調査を行い、彼女らの証言を徹底的に分析した。その結果「どう考えても彼女たちが作り話を 言っているとは思えない。本当の体験に基づく証言としか考えられないものがかなりの数あった」(石原信雄元官房副長官の証言。『慰安婦問題という問い』 (大沼保昭・岸俊光編、勁草書房刊)より。以下同じ)ため、軍の組織的関与と強制性を明確に認める河野談話を発表した

 強制連行を直接裏付ける通達などの物的証拠は見つからなかったが、元慰安婦らの証言に証拠としての価値を認めたのである

 橋下氏はそうした経緯を無視した。物証が見つからなかったのを「証拠がなかった」と言い換えることで河野談話の「意味内容を狭め」たいや、貶めた法律家としてあるまじき行為だろう。

 河野談話は橋下氏が言うような曖昧なものではない。その重みを端的に物語るのは、アジア女性基金で台湾の元慰安婦への償い事業を担当した岡檀(おか・まゆみ)さんの話だ

 岡さんは『償い金』と一緒に総理のお詫びの手紙を女性たちに手渡したとき、総理のメッセージがどこまで伝わるか心配だった。だがそれは杞憂だったと言う。

   「手紙が伝えようとしていることを、おばあさんたちは正確に受け止めた
    という印象をもちました。『こんな日が来るとは思わなかった』と言って、
    手紙を胸に抱きしめて、泣かれて…。

     なぜ泣かれたのか。

     おばあさんたちは、戦後ずっと罪悪感にさいなまれてきたきたんですね。
    (中略)子どもを身 ごもってしまったこととか、夫に嘘をつき通したこととか。

      そういう自分に対して、あなたのせいじゃなくて悪かったのはこちらです、
    申し訳なかったと言われるのは、思いもよらない出来事だったのです。
    部屋に戻って からも、また手紙を取り出して、何回も何回も読まれて。
    『わかりますか?』とお尋ねしたら、『わかりますよ。許してくれって
    書いてあるでしょう』『うれし くて涙がとまりません』とおっしゃいました」(了)

(編集者注・これは週刊現代連載『わき道をゆく』の再録です)
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●「新社会人の憂鬱」 『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号)についてのつぶやき

2014年04月10日 00時00分38秒 | Weblog


週刊金曜日』(2014年4月4日、986号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、小石勝朗氏【これ以上の拘置は、「正義に反する」 再審決定で、袴田さん釈放!!】と林博史氏【『産経新聞』のキャンペーンに反論する 「河野談話見直し」の策動を許してはならない】。

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※冒頭のオマケ①: 【『週刊金曜日』編集委員のご紹介/雨宮処凛(あまみや かりん)】(http://www.kinyobi.co.jp/intro/intro_amamiya.php) 「今のこの国では、大切なことが隠され、日々「知らないこと」「知らされていないこと」の怖さを痛感します。そんな中、『週刊金曜日』の取り組みを通して、みなさまとともに様々な事実を突き付けながら「これでいいのか?と世に問う、そんなことができたらと思っています。」

■①『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / ようやく到着。「新社会人の憂鬱」。小石勝朗氏【これ以上の拘置は、「正義に反する」 再審決定で、袴田さん釈放!!】、「弁護団が「よくここまで踏み込んだ」と驚くほど画期的な内容だった」。捏造袴田事件(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/049357a4c458aa9a0094191c2b363e56

■②『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 渡辺仁氏【岡山県労働委がセブンに裁定 オーナーは労働者だ】、「フランチャイズ契約で縛られた加盟店経営者は独立の事業者ではなく、労働組合法上の団体交渉権を持った「労働者だとの画期的な判断」。鈴木帝国の落日か?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6c8bd66d6e20d032e6d5338be9962ef9

■③『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 落合恵子さん【風速計/怒】、「そもそも消費税アップは「社会保障と税の一体改革」と喧伝・・「年金、医療、介護の社会保障給付と少子化に対処するための施策に要する経費充てる」は、どこに消えた?」。自公投票者の無関心・無自覚の責任http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0d77c2ede488f4ed9364bb261496b4b0

■④『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 【黒島美奈子の政治時評/国が育鵬社教科書をごり押し 「教育の政治的利用」の姿を明確にした八重山教科書問題】、「不正まがいで採択された教科書を、国がここまで強力に押し付けることに違和感を・・」。「ト」な教科書を使わされる子供が哀れhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d92dfb2834d9b1c533560c511be9c3af

■⑤『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 【黒島美奈子の政治時評/国が育鵬社教科書をごり押し 「教育の政治的利用」の姿を明確にした八重山教科書問題】、「文科省の役人でさえ「政権交代の後、より強い指導を行うようになったのは事実」」。この自公政権のトンデモ度(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5efcef79061544849f5460eccd29fab3

■⑥『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 林博史氏【『産経新聞』のキャンペーンに反論する 「河野談話見直し」の策動を許してはならない】、「『産経』を中心に・・安倍首相は見直しはしないと国会で発言したが、自民党や「維新」の談話攻撃もやむ気配はない」。ニセ右翼・ニセ保守(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c9f38caddd98084b42de0513c704945a

■⑦『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 横田一さん【「みんな」と「維新」の存在感急低下の一方で 集団的自衛権行使めぐり連立の意味を問われる公明党】、「溝が横たわる自公」 平和を愛するらしい公明党・学会さん、大きな疑問だ。もはやアクセルの役割のみ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/74678d48c6b9380cad2dcf2095b4e197

■⑧『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / まさのあつこ氏【報道されない国際会議の議論の中身 放射線の影響を否定できない福島の甲状腺がん増加】、「確定、または疑い・・子は75人。事故前、100万人に一人・・36万人中・・27万人しか検査していない段階でだ」。「比例する」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2fd5905ed20d114b50d41a0395d0773b

■⑨『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 藤倉善郎氏【研修の場で繰り広げられる異常な興奮 社会人が断れない勧誘“自己啓発セミナー”】、「マルチ商法や詐欺まがいの自己啓発セミナーが新たに目をつけた市場の一つが企業研修」「泣いたり踊ったりけなしあったり」・・・う~ん、気持ち悪い

■⑩『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 木下昌明さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3aa14f857a33a8df6740e40de8ab7b59)【大西巨人さんを悼む ―― 『神聖喜劇』連載の頃】、「・・が掲載された当時、編集者を務め、その後も半世紀にわたって親交のあった木下昌明さんに・・」

■⑪『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 宇都宮健児さん【黒風白雨27/集団的自衛権行使は9条改憲である】、「わが国を米国とともに戦争ができる国しようとしている・・憲法は、国の基本的な在り方を定める最高法規」。壊憲であり、「平和憲法が泣いているhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/237410d1ba170d66ecd8447f01eae975

■⑫『週刊金曜日』(2014年4月4日、986号) / 山口正紀さん【再審請求棄却も詳しい報道を 北陵クリニック事件】、「仙台地裁(河村俊哉裁判長)は・・守さんの再審請求を棄却する決定を行った」。「「耐え難いほど正義に反する状況」を認めれない仙台地裁 ~筋弛緩剤混入事件守大助さん~」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e3abc3c0caba32e215a8668db737231e
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●自民党新総裁: 薄っぺらい表紙だこと、色あせて、破れて、テープ貼り

2012年10月01日 00時00分05秒 | Weblog


自民党戦についての東京新聞の社説と記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012092702000103.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012092702000099.html)。

 新しい自民党新総裁は、お笑いなことに、安倍晋三元首相。いや~お笑いだ。ますます、ニセ右翼として、右に右に行くのかな? 表紙を変えたつもりが、その表紙は薄っぺらく、色あせ、破れて、テープ貼りされていたわけです。橋下徹元大阪〝ト〟知事とも別れるそうで、目出度いことだ。
 自民党がやってきた原子力政策について全く反省なし。「討論会を聞いていると、自らが進めてきた原子力政策にしても反省は口先だけとしか思えない」。

   『●懲りない自民党議員、いまだに原発の安全神話の悪夢から覚醒せず
   『●原発人災、犯罪者を追求すべし:
            なぜ自民党議員は口を閉ざし、マスコミは黙り込むのか?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012092702000103.html

【社説】
自民新総裁に安倍氏 表紙を変えただけでは
2012年9月27日

 自民党総裁に安倍晋三元首相が返り咲いた。野田民主党政権と対峙(たいじ)し、政権奪還を目指すが、「表紙」を変えただけでは、国民の信頼は取り戻せない。
 自民党国会議員にとっては無難な選択なのかもしれない。次期衆院選や来夏の参院選の「顔」として、新鮮さはあるけれども、総裁としての力量は未知数の石破茂氏(55)より総裁経験者の安倍氏(58)の方が適任とみたのだろう。
 ただ、かつて福田赳夫元首相が「天の声」と呼んだ党員・党友票の選択と異なる結果は、自民党議員と国民感覚とのズレを象徴しているように思える。

現実的政策見えず
 安倍氏は当選後のあいさつで政権奪還に向けた強い決意を示し、「政権奪還は私たちのためでも自民党のためでもない。日本を取り戻し、強く豊かな日本、子どもたちが生まれたことを誇りに思える日本をつくるためだ」と述べた。
 その通りだ。政治は国民の暮らしを豊かにする政策実現のためにある。一政党の私物ではない。党利党略が優先されるようなことは断じてあってはならない。
 ただ残念でならないのは、今回の総裁選を通じて、行き詰まりを見せる日本の政治、外交、経済、社会をどう立て直すのか、国民の暮らしを豊かにするための現実的なシナリオが見えてこなかったことだ。
 国内総生産(GDP)第三位に転落した経済の長期低迷、国と地方合わせて一千兆円に上る巨額の財政赤字、原発事故を招いた厳格さを欠く原子力行政、天下りに代表される政官業癒着と強固な官僚主導政治、沖縄県民に過重な負担を押し付けることで成り立つ日米安全保障体制、などなど。
 これらは三年前、民主党政権になって突然始まったのではなく、前政権からの延長線上にある、自民党政治の「負の遺産」だ。

声高に叫んでも
 確かに、自民党の失政が招いた閉塞(へいそく)状況からの脱却を期待し、民主党に政権を託した国民にとっては、裏切られた三年間だった。
 政治主導の政策実現は期待外れだったばかりか、国民との契約であるマニフェストに反する消費税増税を強行した。政権担当能力不足は否めず、国民の暮らしがよくなったと思える状況でない。
 政権を選ぶ眼力が国民に不足していたと言われればそれまでだ。
 しかし、ただ民主党政権を批判するだけでいいのだろうか。
 自民党にとって今、必要なことは、政権転落の反省に立って、かつて進めた政策を総点検し、今に至る状況を打開するための現実的な解決策を国民に示して、判断を仰ぐことではないのか。
 その処方箋もなく、ましてや党再生にも死力を尽くさず、ただ民主党の「敵失」で政権に返り咲いたとしても、何も解決しない。
 かつて、竹下登総裁(首相)から後継就任を打診された伊東正義総務会長(いずれも当時)は「本の表紙だけ変えて、中身は変わっていないということでは駄目だ」と固辞した。総裁が代わっても、党の体質を変えなければ、政権に返り咲く資格などない。
 石破氏は各地の街頭演説会で、かつての自民党政治を謙虚に反省し、民主党批判ではなく、自民党として何ができるかを示さなければならないと訴えていた。
 その主張に同調し、自民党の再生が必要だと考える党員・党友が多かったことが、石破氏が地方票の過半数を制した大きな理由だろう。決選投票で敗れたとはいえ、石破氏善戦の意味を、安倍氏は謙虚に受け止めねばならない。
 安倍氏は、集団的自衛権の行使容認による日米同盟強化や靖国神社への首相参拝など、「タカ派的」主張を繰り返した。
 自民党本来の支持層を固める狙いがあることは想像できるが、声高に主張するだけで中韓両国など近隣諸国との関係が好転するほど国際情勢は単純ではない。
 安倍氏は首相当時、靖国参拝に行くとも、行かないとも言わない「あいまい戦術」で中韓との関係改善に努めた。自民党に期待されるのは、そうした経験に裏打ちされた、老練で、したたかな外交であることを想起すべきだ。
 原子力政策も同様だ。原発を推進し、甘い規制行政を許した歴代の自民党政権は、原発事故の責任から免れられない。この際、原発稼働ゼロに舵(かじ)を切ってはどうか。反対する経済界や米政府を説得できれば、面目躍如だろう。

健康不安の払拭を
 安倍氏には五年前、持病である潰瘍性大腸炎の悪化を理由に政権を一年で投げ出した過去がある。
 病歴は個人のプライバシーだが首相を目指す公人は別だ。米大統領が毎年するように、健康診断結果を公表してはどうか。それが本人の言う「ほぼ完治」を裏付け、健康不安の払拭(ふっしょく)につながる。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012092702000099.html

【コラム】
筆洗
2012年9月27日

 「芸人が若い時分からあわてて売り出すなン ぞは、あんまりいいことじゃァない。はじめは威勢がいいが、くたびれるのも早いです。若いころはえらく陽気だった芸が、年ィとるてぇと、えらく地味になったりするもン ですよ」。若い頃は、まるで売れなかった古今亭志ん生の言葉だけに説得力がある▼芸人とは生きる世界は違うが、若くして「先生」と呼ばれた政治家はどうだろう。礼儀正しく先輩を立て、当選を重ねながら発言力を高めていくのが常道だろうか▼世襲議員がタカ派度を競い合った感のある自民党総裁選は、安倍晋三元首相が総裁に返り咲いた。最も党員票を集めた石破茂元防衛相は、一匹オオカミ的な態度や離党経験が党長老から嫌われたらしい▼三年前の政権交代は自民党への不信が極まった「オウンゴール」の意味合いが濃かったが、信頼を取り戻せているわけではない。討論会を聞いていると、自らが進めてきた原子力政策にしても反省は口先だけとしか思えない▼「力がつくにつれて、だんだんと売れてくるってぇことでないと、決して長続きしません。だから、あたしゃァ、ウチの志ん朝なン ぞに、『線香花火になるな』って、いつも注意してやってますよ」(『びんぼう自慢』)▼体調の不良で政権を投げ出した安倍さんだが、首相になるのが早すぎたのかもしれない。捲土(けんど)重来となるか。
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●『松下竜一未刊行著作集4/環境権の過程』読了(7/8)

2010年01月31日 18時43分25秒 | Weblog


梶原得三郎編、松下竜一 未刊行著作集4/環境権の過程
 都知事
等のニセ右翼の対極に居るはずの、真の右翼とは? 鈴木邦男さん以外にも居る。「その人宇治田一也氏は、ハンストを始めるにあたって、決意を短く告げている。/・・・/氏は・・・埋め立てに抗議して三十三日間にわたる長期ハンストを敢行しているが・・・。それほどの公害に苦しんでいる人々にとって、革新知事すらが、更に第二火力の増設を認めたことは、救いのないことであった。・・・/宇治田氏は・・・、右翼とされる。各地の公害問題地で、加害企業のガードマンとして登場する右翼をしか見ていない我々に、一見、氏の行為は奇異であるが、右翼思想の純粋な系譜は、当然なまでに〈国のまほら〉を守らんとする心なのであり、氏の行為こそ優れて右翼の真髄だと分かる」(p.220)。

 環境保全とは
? 「・・・されば、〈環境保全〉とは、このような〈環境〉そのもののそっくりな保全でなければならず・・・。/・・・/県知事にとっての〈環境保全〉とは、埋め立てによって周辺水域に及ぼす影響―――すなわち、水質汚濁防止法にかかわるところの水質基準値に汚濁がおさまるかどうかということだけなのである。背後地住民にとっての〈環境〉がそっくり喪われることなど、問題外なのだ。なぜなら、海水浴も、潮干狩りも、釣も眺望も、実定法に於ける〈権利〉として定着していないのだから、顧慮する必要はないということであろう」(p.225)。今から30年以上前にこのような論説を唱える松下センセの視点に感心する。

 センセ曰く「気恥ずかしき機関紙草の根通信
」。「・・・六〇年安保闘争の絶頂・・・。/同じ頃、九州の山奥、阿蘇山系の北麗の渓谷で国家権力に抗する壮大な戦いが展開されていたことを、人は記憶にとどめているであろうか。蜂の巣城闘争という。文字通り、急峻な山崖に無数の砦を築き、ダム反対の叛乱農民がこもったのである。城主・室原知幸は山林地主としての巨富をこの闘争にそそぎこんだ。六〇年安保闘争の終熄ののちも、この山峡の闘いは執拗に持続され、一九七〇年の室原氏の死まで国家をてこずらせた。/公共性をふりかざしての国家権力私権を拮抗させた、この壮絶な十三年間の闘いを記録すべく、今私は遅々たる取材を重ねているが、ほとほと弱るのが、この果敢な〝抵抗者〟達が長い闘争の期間を通じて、ほとんど〈文字〉の記録を遺してくれていないことである。/今やすべての住民運動につきものの、機関誌はおろかビラの一枚すら出されなかったのである。・・・/・・・当初マスコミをさえ砦の中に立ち入らせなかった。城主との会見を目指して東京から乗り込んできた安倍公房があっけなく拒否に遭い、・・・。/・・・機関誌も一枚のビラも残さなかった彼等のいさぎよさの前に、・・・号を重ねる機関誌『草の根通信』を持つおのれらの豊前火力反対闘争の、それこそが脆弱さの証明とみえて、ひそかに気恥ずかしくてならぬのである。まして、『草の根通信』は今や全国的に好評なのである」(p.248)。『草の根通信』は松下センセの死まで続き、室原翁の闘争は、風成の女たちと同じくブログ主の最も好きな松下センセの作品の一つである砦に拠るに纏められることになる。

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