中坊公平氏死去、83歳=元日弁連会長、「平成の鬼平」(時事通信) - goo ニュース
5月3日,元日弁連会長の中坊公平氏が死去されたそうです。中坊氏は弁護士業界でも名を知られた人物でしたが,今の弁護士業界には,中坊氏の名を聴いて素直に敬意を表せる人は必ずしも多くないでしょう。
中坊氏は,司法制度改革審議会で弁護士出身の委員となっておきながら,自ら2016年までに法曹人口をフランス並みの5万人にすべきであり,そのために司法試験合格者数を年間3000人にすべきであると主張した人物です。
そして,当時の日弁連執行部は,この中坊氏の提案を受け容れる形で司法試験合格者数年間3000人とする総会決議を推進したのですが,そのように弁護士の数を増やしても大丈夫だという根拠となるデータは改ざん,捏造もいいところで,実際合格者数が年間2100人程度となった現段階でも,法曹志望者の激減や司法修習生の就職難で既にこの政策は頓挫しています。
弁護士改革を進めて弁護士の力量を高める必要があるなどと言っておきながら,実際には旧試験では合格できなかった成績下位の人を合格させ,その多くを1年間に短縮化された司法修習のみで実務に追いやり,「新人や若手の弁護士が作成する訴状や答弁書の中には,誤字脱字違算等の形式ミスや散見されるものや,請求の趣旨と理由が食い違っているもの,書証の証拠が適切に引用されていないものなど形式的にも実質的にも適切さを欠いていると思われるものも少なからず存在する」(宮崎県の平成24年度一審協議会)などと裁判所から指摘される例も出る始末です。
裁判所自らが新人弁護士の研修に乗り出すところも現れており,弁護士業界はこのまま行くと,裁判所や法テラスの強い支配下に置かれることになりそうです。急激な増員で弁護士会の運営も行き詰まり,数年後には司法修習生の受け入れが出来ない弁護士会が現れる可能性も出て来ました。
まさしく中坊氏は,法科大学院制度,法曹人口激増,裁判員制度など,司法改革によって弁護士業界を救いようの無い混乱に陥れたA級戦犯なのです。もし,法科大学院制度が廃止されるまで中坊氏が生きていれば,なぜ司法審でこのような増員提案を行ったのか問い質したいところでしたが,中坊氏の死去により年間3000人提案の真意は永遠の謎となりました。
5月3日,元日弁連会長の中坊公平氏が死去されたそうです。中坊氏は弁護士業界でも名を知られた人物でしたが,今の弁護士業界には,中坊氏の名を聴いて素直に敬意を表せる人は必ずしも多くないでしょう。
中坊氏は,司法制度改革審議会で弁護士出身の委員となっておきながら,自ら2016年までに法曹人口をフランス並みの5万人にすべきであり,そのために司法試験合格者数を年間3000人にすべきであると主張した人物です。
そして,当時の日弁連執行部は,この中坊氏の提案を受け容れる形で司法試験合格者数年間3000人とする総会決議を推進したのですが,そのように弁護士の数を増やしても大丈夫だという根拠となるデータは改ざん,捏造もいいところで,実際合格者数が年間2100人程度となった現段階でも,法曹志望者の激減や司法修習生の就職難で既にこの政策は頓挫しています。
弁護士改革を進めて弁護士の力量を高める必要があるなどと言っておきながら,実際には旧試験では合格できなかった成績下位の人を合格させ,その多くを1年間に短縮化された司法修習のみで実務に追いやり,「新人や若手の弁護士が作成する訴状や答弁書の中には,誤字脱字違算等の形式ミスや散見されるものや,請求の趣旨と理由が食い違っているもの,書証の証拠が適切に引用されていないものなど形式的にも実質的にも適切さを欠いていると思われるものも少なからず存在する」(宮崎県の平成24年度一審協議会)などと裁判所から指摘される例も出る始末です。
裁判所自らが新人弁護士の研修に乗り出すところも現れており,弁護士業界はこのまま行くと,裁判所や法テラスの強い支配下に置かれることになりそうです。急激な増員で弁護士会の運営も行き詰まり,数年後には司法修習生の受け入れが出来ない弁護士会が現れる可能性も出て来ました。
まさしく中坊氏は,法科大学院制度,法曹人口激増,裁判員制度など,司法改革によって弁護士業界を救いようの無い混乱に陥れたA級戦犯なのです。もし,法科大学院制度が廃止されるまで中坊氏が生きていれば,なぜ司法審でこのような増員提案を行ったのか問い質したいところでしたが,中坊氏の死去により年間3000人提案の真意は永遠の謎となりました。
これだけの混乱を招き、これだけ多くの人の人生を滅茶苦茶にしたんだから。
こう評価されても仕方ないだろう。
クレーム担当専門の弁護士もいてさ。
クレーマーの処理をうまくできると役職がつくんだってさ。
驚いたよ。
ある意味、時代の寵児だね。
この事務所は、現実にある。ユニクロなんてめじゃないよ。
ある意味、雇用されている弁護士でユニオン組んだら勝てるぜ。
法科大学院にたいきんはらって、こんなんでも給料くれるだけでもマシなんだから、笑えるよな。
知らないだろうけど、本当の話なんだ。俺も驚いたけどさ。ちょっと、情報収集してみてよ。
①事務員が弁護士の5倍
②弁護士の評価は、とにかく最初のコンタクトで受任契約を締結できること。ムリ筋でもとにかく、契約してお金を取る。
あとで文句を言われたら、受任契約を結んだのだからと言って、督促を出してもお金を回収する。
宣伝力を駆使して、客を集める。
私選弁護は、最初に150万とる。接見も3枚目以降は1回10万。破産は、60万払わないとやらない。
それでも月数億の稼ぎがある。
③定型的事案以外は一切受任しない。例えば、交通事故だったら14級以外は受任しない。だから、相手は14級さえ認定すればいいと処理する。
④債務整理は、1回は面談しないとされたから、するけど一般事件はそういうことは言われないので、しない。
全国の弁護士のスケジュールを把握していて、例えば九州の依頼を東京の弁護士が対応する。で、それっきりで、あとは事務員が対応する。
⑤新人を大量にとるが、長くいるところではないので、すぐに切る。
⑥オーナーは、5年以内に事務所をたたんで、ホテル事業を展開しようと考えている。しかし、飲食業に手を出して失敗している。
こういう事務所が現実にあるんだよ。知ってる?65期に聴いてみれば、どこのことかすぐ分かるよ。
こういうところが宣伝力を駆使して、これから生き残る。
定型業務以外はやらないから、それ以外は切り捨てられるね。
この事務所が無かったら、就職率は、今以上に下がる。法科大学院マンセ―の執行部は、涙目になるんだよ。
彼らの結果が、これなんだよ。これで、幸せなんかね。
現実を見ろよってかんじだな。
銀行員等をしていたらまったくのダメ社員だったろうけど、弁護士という適職に就いて成功したと。
実際に発達障害を抱えてらしたとしたら、周囲の評価が様々なものとなるのも致し方ないのかもしれません。
ご冥福をお祈りします。
ビジネスローが国家の下請化したことが中坊氏最大の罪悪
なんじゃないかな。
ロー教育がそうだったからかと。
教員に指摘すればその場では褒められるが目をつけられ、ゼミで上の学年だったり成績が上の者に間違いを指摘する事はタブーという風潮がある。
指摘した方の言い方等に問題がある場合もあるが、そうでなくても根に持たれる事は普通にあった。
優位な立場の者は指摘しないので、あまり知られていない事だと思う。
法曹人口を毎年倍以上増やすことに、司法権の独立が同時に脅かされはじめ、やがては日本の末路を英米型訴訟社会へ導いて、半ば弱肉強食を強いられた弁護士過剰社会と破産経済を招きかねない司法版構造改革というッグバンだったと思う。負担を無理やり強いられることがあってはならない司法権の侵害のほかはないと憤った時の感想を今でも思い出す。
この人の胸のうちは、ことのほかご自身の人生観、価値観であったのだろう、森永事件の影響は大きいと思うが判決は、弁護士が作るものだと教えられたような妙な尊敬を頂いた記憶がかすかにあるのだが・・・。
ご冥福をお祈りします。
>教訓を語る資格のある人間ですか、あれが。
>本案の投稿にあるように、法曹界をめちゃくちゃにしたA級戦犯であることは疑いようのない事実です。
もちろん,(超)A級戦犯であることは間違いありませんが,同じ過ちを繰り返さないために,なぜ間違った改革を先導してしまい,その結果日本の司法を崩壊に追い込んでしまったのか,なぜ晩節をこれだけ穢してしまったのかを是非語ってほしかったという意味です。
確認したら、2012年のデータで裁判官2,850名、検察官1,839名、弁護士32,088名でした。(何日付のデータかは http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/books/data/2012/whitepaper_saibankan_kensatukan_bengosisuii2012.pdf を確認してください) よって弁護士の割合は87%ほどになり、9割を超えてはいませんでした。
法曹界といえば弁護士のことだろ? という大雑把な人もいれば(じっさい、法曹の9割以上は弁護士でしょう)、いやいや法曹界には弁護士だけではなくて判事検事もいる、その点が大事なんだというコダワリを持つ人もいるってことですね。
それはともかく、中坊氏は砒素ミルク事件や豊田商事事件に関わっていましたから、そういうタイプの訴訟(消費者・被害者が集団で企業を訴える大規模・複雑な訴訟)が激増するという見通しを持っていたかもしれませんね。
大規模な消費者被害訴訟に関わり、また住管機構社長として大勢の弁護士を使って債権回収業務を行った経験のある中坊氏にとっては、これからの社会には弁護士の激増が必要だという考えにいたることは、それほど不自然ではなかったのかもしれません。「被害者は泣き寝入りせず、どんどん裁判に訴えて賠償を勝ち取るべき」というのは、それだけを見れば立派な筋論ですし。
しかし現実には、弁護士が増えたにもかかわらず、訴訟の件数は増えてはいません。なぜか。裁判は相変わらず時間がかかり、費用もかかる上に勝てるかどうかはやってみなければ分からない、という状況だからでしょう。
こうしてみると、司法改革が失敗に終わりつつあるのは、裁判所の改革が不十分であったことが大きな原因であると考えられるのではないでしょうか。弁護士は身近になったけど、相変わらず裁判は身近になっていないのです。
「弁護士」を「学者・役人」に置き替えたら、法科大学院制度の失敗そのままだな。
「弁護士たるもの、たとえ間違っても絶対に認めちゃいけない。認めたら負けだ」とか、そういうもんだって教育されてるんかね。なんか、そう思ってるような気がする・・・。
「中坊氏に教訓を語る資格はない」ってのがその人の主眼なことぐらい、とばし読みでもわかるでしょ。
あなたがそんなに両者の違いを強調したいのなら、素直に
「細かい話ですが、上の人は法曹界と言ってますが、正確には弁護士業界ですね」
ぐらいに言えばすむ話。
明らかにその人の主眼でなく、特に意識して使ってない単語にケチつけなきゃ気が済まないその性格、今すぐ直そうよ。
黒猫氏本文の上記のあたりも官(判、検含む)対在野法曹的ベクトルの話
中坊氏を語る上で前述の安田好弘弁護士の件とか
みたいに、官(判、検含む)対在野法曹的ベクトルも大きいので、「法曹界」と、「弁護士業界」の差は、「本筋とは無関係な細部」ではない。
だから、判検と弁護士に全然違う結果になってる。
ひとことさん指摘の理由は私も見たことあるのですが、そういう人達がいたとしてもかなりの少数ですよね
日弁連という組織がこの不当政策を必死に擁護し続けている理由はなんなのかはほんと意味不明です
某弁護士さんもブログで、記者から「一体なぜ日弁連は司法改革に賛成してるのか?」と聞かれたが私にはわからなかったと書いてましたね
正しいかどうか迷う余地がどこにあると思ってたんでしょうか。
邪推すれば、不当であることは当然百も承知。そしてもはや正当化するのは無理だとわかっていた。しかし今さら不当だと認めることもできないので、
「正しかったのかどうか迷ってる」というポーズを対外的には見せたのですかね。
私が思いつくのは、
・現に法科大学院の教員である
・仲間を増やしたい(特に左翼系)
・子どもに後を継がせたい
というあたりですかねえ。まあ私には計り知れない他の理由で司法改革を支持している人もいるだろうとは思いますが。
それはさておき、確かに一連の司法改悪によって弁護士業界はボロボロにされ、法曹の官民格差が拡大しましたね。
裁判官検察官どころか裁判所検察庁一般職員のほうが、弁護士よりもはるかに生涯年収も月収も多い時代。
大学利権に絡める役人や学者が司法改悪を推進してるのは悪辣とはいえ、動機はわかりますが、
一部の弁護士達がこうも必死に推進してるのはなぜなのか、結局よくわからない
本案の投稿は一貫して「弁護士業界」と言っている。検察あたりには大した負の影響はみられない。「弁護士自治」の負の側面が出て、自爆しただけの話。
ご冗談を。
教訓を語る資格のある人間ですか、あれが。
本案の投稿にあるように、法曹界をめちゃくちゃにしたA級戦犯であることは疑いようのない事実です。
当時は安田弁護士のために大弁護団が組まれましたが、今はそういう取り組みができるのでしょうか。
正義感なんてそこそこにして、年収100万未満でもいいというのであれば、比較的きれいな人生を送れるでしょう。
喜んで成仏できるでしょう。
いわば弁護士の「社会主流化」、在野・反権力から権力を行使する側への転換です。
中坊氏と佐藤幸治氏が、2人とも京都の人物であるのは偶然なのでしょうか。
・中坊氏は、ニュースステーションで「弁護士は報酬をもらわず、依頼人が納得するお布施で我慢しろ」と主張して世間の喝采を浴びた(※橋下氏と似ている)。
・中坊氏の実家は京都の有名旅館、父親は京都弁護士会の元会長だから(※事実)、もともと金に困る立場ではなかった(※想像)。
・40歳頃までは金儲けに汲々とし、40歳を過ぎて森永事件に接してから弱者救済に目覚めたという(※野戦の指揮官より、でも遅すぎないか?)。
・中坊氏は400戦して4回しか負けていないと主張しているが(野戦の指揮官)、もともと大企業の鉄板事件しかしていないはずだ(※私見)。
・中坊氏は、豊島・森永・豊田商事等で弁護団の代表を歴任したが、配下の弁護士の手柄を全部自分のものにしたとの指摘がある(※真偽不明)。
・中坊氏の行動力は折り紙つきで、大企業は同氏の逆鱗に触れないよう、こぞって彼の実家の旅館を利用していたとか。
・小渕総理の顧問に就任したとき、一部の弁護士から「弁護士が権力にすり寄るのはおかしい」と指摘された。
・中坊氏はRCC社長時代に債権者に虚偽の売買代金を申告して抵当権を抹消させ差額をRCCに取得させた(詐欺容疑)。「その方が国民(RCC)の利益になるからいいんだ」とか「部下の弁護士がやったことだ」と強弁したものの、特捜から追及され、自ら弁護士を廃業することで逮捕と懲戒を躱した(司法取引)とされる(※公知の事実)。
・中坊氏はそれでも弁護士への復帰を諦めきれず、旧友たちの支援(血判状との噂もある)を得て大阪弁護士会に再登録申請したが、総反対にあって取下げた。
・登録抹消後に家庭内で不祥事があり、週刊誌に取り上げられた。
・晩年、親しい人に、「わしのやった改革は正しかったんやろか」と悩みを打ち明けることもあったという(※伝聞)。
なるほど志と行動力があったことは認めましょう。
でも、途中から謙虚さがなくなった。そして、結論は最悪です。
学者たちだってそうじゃん。それだけ一途にやってりゃよかったのに・・
そして行動力の伴う方であった。
サラ金や悪徳商法相手に頑張られている姿は,私と意見が違う場面でも,心から尊敬できるものでした。
自分の利益しか見えていない,今の大多数の弁護士とは大違いです。