ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

梅雨空にⅢ

2011-06-15 10:30:23 | Weblog
 画は Claude Monet クロード・モネ

 1840-1926 /フランス/ 印象派  作


 「Water-Lilies」です。  連作「睡蓮」の一枚。


http://www.kjmonet.jp/
*モネの庭 マルモッタン(高知県安芸郡北川村)   ご参照をw


☆曇り。

いい分析だと思う、ドイツ、イタリアを見習うべしだ、

◆http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-7e48.html
植草一秀の『知られざる真実』
2011年6月15日 (水)
脱原発は集団ヒステリーでなく人類の叡智である

イタリアで脱原発の国民投票が可決されたことについて、
自民党の石原伸晃幹事長が「集団ヒステリー」だと発言した。
 
日本では、東電の原子力事故損害賠償負担を国民に転嫁するという
東電救済案を政府が閣議決定したところ、東電株がストップ高を演じた。
 
かたや、福島県では飼育していた乳牛を原発事故のためにすべて手放さざるを得なくなった酪農家が、
将来を悲観して自殺したことが伝えられた。
 
原子力発電は他の発電方式に比べてコストが安いと言われるが、
コストが安いのは、最終的な限界部分においてだけである。
 
原子力発電の設備をすべて整え、地元の自治体に巨大な補助金を政府が支払い、また、
政府が巨大な費用を投じて使用済み燃料の処理費用を負担する。
 
これらの巨大な費用はすべて計算の外に置かれ、すべてのお膳立てができたところで、
使用する燃料コストだけを比較すると、原子力発電が他の発電方式よりも安価であるというだけに過ぎない。
 
ただし、これは、電力会社の損益計算上の真実ではある。電力事業に対しては、政府が巨大な資金を投下している。
これらの、広い意味での補助金を得て電力会社は事業を営んでいる。原子力事業に関しては、政府負担が圧倒的に大きいために、
最終的な発電コストにおいて、原子力が火力や水力よりも有利になっているだけにすぎない。
 
しかも、電力事業では地域独占が許されており、価格競争が実質的に存在していない。だからこそ、
法外な広告宣伝費を計上できるのでもあるが、電気事業法では、料金設定が事業の原価に利益率を乗せた形で決定される。
この方式では、設備に膨大な費用が計上される原子力発電を採用した方が、獲得できる利益の絶対水準が大きくなる。
電気料金の決定体系のなかに、巨大な設備投資を必要とする原子力発電が促進されるメカニズムが内包されているのだ。

<略>

回りくどくなったが、原子力発電のコストは、他の発電方式と比較して決して低くないのである。
設備を敷設する費用、電源三法に基づく地元自治体への資金投入、使用済み燃料処理費用、そして、
事故が発生した場合の損害賠償費用のすべてを合わせて、原子力発電のコストを考えなければならないのだ。
 
東電が原子力事故の損害賠償責任を法律の規定通りに負わされるなら、東電は100%破たんする。
ひとたび、事故を引き起こせば会社が破たんする現行法下の現実が、事業者に突き付けられるなら、
事業者自身が原子力事業からの撤退を真剣に検討し始めるはずだ。
この意味での、学習効果が働くような政策運営が求められている。
 
スリーマイル島、チェルノブイリ、そして福島で巨大原子力事故が発生した。
この現実を踏まえて、賢明なる人類は、原子力は人間の手には制御不能であるとの無力を悟らねばならない。
 
ひとたび、事故を引き起こした場合の損失は、無限大に広がっているのだ。当然のことながら、
脱原発の論議が生まれてくるはずである。生まれてこない方が不自然だ。
これは人間の叡智であって、「ヒステリー症状」などではない。
 
また、日本の発電量に占める原子力の比率は3割に達しており、原子力発電を除外すれば、
国民生活が成り立たないとの不安を煽る論調が流布されているが、これも事実に反する。
 
原子力の比率が3割なのは、電力会社が損益上有利な原子力発電を利用可能な上限で稼働させ、
他の発電方式の稼働率を引き下げているからにすぎない。

 
藤田祐幸氏の計算によれば、過去のピーク時電力の水準は、火力と水力の二つの発電能力でカバーできるとのことだ。


10年なり、15年の時間視野のなかで、原子力発電への依存をゼロにしてゆくことは、十分に対応可能な施策である。
日本においても、脱原発の論議が大いに喚起される必要がある。
 
ところが、国民的に人気のある日本を代表する作家である村上春樹氏が、脱原発をテーマに掲げた講演を行うと、
日本のメディアが、直ちに「賛否両論」と報道する。
「脱原発」のムーブメントが国民運動として広がることに対する激しい警戒感が示される。
 
「脱原発」の論議を封じ込めようとする巨大な力が働く理由は単純明快である。
「欲得」を優先する人々にとっては、「脱原発の正論」よりも、「原発による現ナマ」にはるかに強い関心があるからなのだ。
 
経済産業省は、これだけの事故が発生したにもかかわらず、
電力業界及び原子力関連団体への天下り根絶を、いまだに宣言しない。
電力会社と官との癒着は、あまりにも根が深い。
 
経済界にとって、原子力関連ビジネスはまさに宝の山である。
言い値で値段がつく、暴利をむさぼることのできる限られたビジネス領域なのだ。
 
マスメディアは、電力業界および原子力関連企業・団体から膨大な広告収入を得てきている。
「脱原発」などありえない話なのだ。
マスメディアに群がるコバンザメのような御用評論家は、
この機会に積極的にアピールして、将来の収入増加を画策する。
 
原子力関連学会は、東電および政府からの巨大な資金投下の恩恵を受け続けてきた。
「欲得」を優先する学者は、「脱原発」など決して口にできない環境に置かれ続けてきたのだ。
 
「欲得」から離れ、「真実」と「正義」と「良心」に支えられた良識ある学者だけが、
恵まれない処遇をも厭わずに、真実の研究と情報発信を続けてきたのである。
 
財政再建で「子や孫の世代に負担を押し付けられない」と述べる人が、
原発問題では、「子や孫の世代に膨大な放射性廃棄物を押し付けられない」と語らない
ところに、
財政再建論者のいかがわしさが表れてもいる。
 
また、「脱原発」に強烈に反対する者のなかに、「日本核武装論」を唱える者がいるのも事実である。
この論議も避けて通れないものだ。
 
これからの政治は、「欲得」を離れるべきである。「政官業の癒着」を断ち、米国への隷従のくびきを断ち切れる人物、
日本政治構造を刷新できる人物
を、新しいリーダーに選出しなければならない。

欲得にまみれた薄汚れた政治家を排除すること、これが再生日本の第一歩になる。



モネ、もう一枚、



「Nympheasa 睡蓮」です。



違う視点からもw  「脱原発」は「天の声」なのさ、

◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2011年 06月 08日

#ほうー、「脱原発、是か非か、コクミン投票で信を問いたい!」の伊太利亜で、
ニッポン時間の今朝(=6・13)の5時現在(現地時間・前夜22時)で、投票率が「41%」に達し、
「原発廃止」がほぼ確定的か。コイツは、この5月に成立した「原発再開法」に対する賛否で、
今、伊太利亜は、先進欧州諸国では、唯一、原発ゼロなんだよな。
ベルルスコーニが、同じファシスト同士、猿とウマが合うってこともあって、「原発再開」を打ち出しておったんだが、
この「3・11」のフクシマ第1原発のジコで、まったく、流れがひっクリ返ってしもうたんだな。

そういえば、ニッポンぢゃあ、あの「小沢の乱」の最中に、アベに小池百合子、ほいで、
古屋圭司に小沢鋭仁、長島昭久なんかが集まって、「憲法第96条の改正を目指すギレン」が発足しとるんだよな。
要は、現在の憲法改正発議の「3分の2条項」を「過半数」にハードルを下げるってことなんだが、
ついでに、コクミン投票で、こうした「原発セーサクの是非」といった個別アンケンも、コクミン投票で扱えるように、
この際、いじくり回してだな、ピャーッとこっちでも、コクミン投票にかけちゃおうよ!
このギレンに参加しておった連中は、「大連立がデキれば、こんなもんイッパツで成立だぁー!」って鼻息が荒かったそうだから、
この際、独逸、伊太利亜みたいに、大連立で原発を、ピャーッと止めるかよ? しかし、
このギレンに群がっとるのは、MD推進にデカい声を出しておるような、ぼーエイ族ばっかぢゃないか(笑)。
「震災ドロボー」の連中のホンネが、まさにココにも出ておるよなあ。
1兆、2兆円のザイゲンなんて、MDを削りゃ、すぐ捻出できるだろうが。この震災で大変な時期に、何が糞ミサイルだ?


#今日(=6・14)発売の『アサ芸』で、そのフクシマ第1原発に作業員を送り込んでおる、
大阪は西成で手配師をヤッておるヤクザのハナシを紹介しておったが、
労務者に「ラクな拭き掃除や」って声をかけて、連れて行くんだってなあ。で、あんまり日当が高過ぎると、
「ヤバイ仕事だ」ってことで、寄り付かんから、わざと低く抑えておるんだってな(笑)。
こうした手配師のピンハネ額は、一人アタマ「5萬円」ってことで、この震災以降、1500萬円も稼いでおるのもおるんだってなあ。
ただ、コイツは末端の4次とか、5次にレベルだろうから、東電と契約しておる元請けが抜いておる額は、もっとスゴイんだろうなあ。

あと、同じく今日の11:28amに、「Business Media 誠」っていうウェブにupされておった
「原発作業員、日当1萬円、ぬあんで、こんなに安いのか?」っていう記事が出ておったが、
コイツは震災前だが、フクシマ第1原発の地元のハローワークの求人票に、「原発内での作業」として、
中身は「定期ケンサ、機械・電気・鍛冶溶接、及び足場作業」ってことで、「日当1萬円」だったってんだよなあ。
で、オモロイのは、「採用資格」で、ぬあんと、「学歴不問、年齢不問、経験不問、スキル不問」だってんだよな(**)! 
元気でピンピンしてりゃ、ジイサンでも、子どもでも構わんのだよなあ。
こんな「採用資格ゼロ」の仕事が、世の中に存在するんだよなあ。
こんなとこにも、「原発神話の虚構」ってのが、ありありと出ておるよなあ。


#「上」の続きで、その小出裕章の発言をまとめたブログがあって(名前を入れて検索すると、出てくる)、 
そこでは、「火力発電所の5割は止まっていて、余ってる」、「じつは、発電コストが最も高いのは原発」と、
「いかにも」っていうハナシを、バクロしておるなあ(笑)。そんな折り、
伊太利亜での「原発ノー」のコクミン投票の結果について、石原のおぢいちゃんの倅(=nobuteru)が、
今日(=6・14)のカイケンで、「アレは、集団ヒステリー」かあ。やっぱり、「親子」だよなあ。


しかし、独逸、伊太利亜で決定的となった「脱原発」の流れは、今後、拡散していくだろう。
だから、信濃町丸ハムファイターズは、相当、右往左往しておるだろう。
K(=活動家)が、F(=フレンド票)を取るべく、折伏に飛び回って、
「で、オマエんところは、原発セーサク、推進or離脱、どっちなんだ? イケダモン大先生は『YES』って言っとるぢゃないか!」
って反論されたら、どう説得するんかいなあ。アソコは、いつも流行に弱いんだよなあ。



原発の定期点検は「被曝作業不可避」、この一点だけでも容認はできませんね。

「悪魔の所業」なのさ、定期点検は容認派がやるべきだw ノビテルお前がやれ。

ダメリカの犬コロどもがやればよい、餌くれるだろうよ、断末魔の893どもが。


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