ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

大雪にⅡ

2017-12-07 09:53:21 | Weblog
 画は 初代 歌川 豊國 (しょだい うたがわ とよくに)

 明和6年〈1769年〉~ 文政8年〈1825年〉

 江戸時代の浮世絵師、多くの門弟を育て、幕末に至る歌川派の興隆をもたらした。

 号は一陽齋。              作


  「猿若瓢軍配 さるわか ひさごのぐんばい」より、

  「市川鰕えび十郎」 「市川團十郎」 「岩井粂三郎」です。


☆雪、大雪。今日も真冬日。

財産権の侵害で、憲法違反です、スクランブルをかければよいだけ、

◆http://www.twitlonger.com/show/n_1sqbomi
市村 悦延 @hellotomhanks  6th Dec 2017
最高裁が公共放送と思う NHKの闇の数々-(田中良紹よしつぐ氏)


テレビがあればNHKに受信料を支払う義務があるという判決を最高裁が下した。

放送法ではテレビを設置した場合、NHKと受信契約を結ばなければならないと

定めているが、NHKと争った男性は

受信契約が強制されるのは契約の自由に対する侵害で違憲だ

と訴えていた。

これに対しNHKは公共放送の意義を踏まえればその必要性や合理性がある

として合憲を主張した。

今日の最高裁判決はNHKの主張を認めて「合憲」としたが、

問題はその前提となる公共放送の意義である。

この際NHKは公共放送なのか、また公共放送とは何かを

国民は考える必要がある。


かつてNHKは民営化を追求していた。

1980年代、中曽根内閣が「土光臨調」の主導により

国鉄や電電公社の民営化に力を入れていた頃、

NHKもまた民営化の構想を練っていた。

中心人物は「宏池会」を担当した政治記者出身の島桂次氏である。

彼は報道局長に就任すると 米国のテレビを真似た

キャスター・ニュース「NC9」や大型ドキュメンタリー「NHK特集」などを

次々に制作、それまでのNHKの「お堅いイメージ」を変えた。

80年代半ばに副会長になると 中曽根内閣が日米経済摩擦の解消策として

米国が不要としたBS(放送衛星)を購入した のに歩調を合わせ、

NHKを世界最大の放送局にする野望を抱く。

将来の民営化を前提に 彼はそれまでNHKが持つことを認められなかった

民間子会社を設立していく。

1989年に会長に就任すると 教育テレビやラジオ第2放送を打ち切り、

「商業放送局」への道を進もうとした。

その方針は労働組合からも支持されていた。


一方で高度経済成長を成し遂げた日本が1985年に世界一の債権国になり、

米国が世界一の債務国に転落すると、

中曽根総理とそのブレーンであり かつての大本営作戦参謀瀬島龍三氏にも

別の野望が生まれた。

戦前の国策会社 同盟通信 を復活させることである。

同盟通信は外国情報を収集し新聞社だけでなく経済界や国家に提供するための組織で、

戦後はGHQによって共同通信、時事通信、電通に三分割された。

中曽根総理や瀬島氏はテレビ時代における同盟通信の役割を

NHKに負わせようと考えたのである。


NHKは離島などへの「難視聴対策」という名目でBSを打ち上げた。

しかし「難視聴対策」というのは真っ赤な嘘である。

「難視聴対策」なら地上波と同じ放送を流さなければならないが、

BSには地上波と異なる番組が流れた。

つまりNHKはBS放送を口実にチャンネル数を増やし肥大化したのである。

そのため局内の人間だけでは足りず 外部の制作会社に番組を発注する。

民放の番組を制作してきたプロダクションが NHKの下請けをやるようになり

NHKと民放との差がなくなった。

またNHKとソニーと郵政省(当時)はNHK放送技術研究所が開発した

ハイビジョンを一体となって世界に売り込み、

世界のテレビを日本が支配しようと考えた。

そのためには BSアナログによる放送が必要だったが、

米国はデジタル技術を使った CS(通信衛星)の多チャンネル放送で対抗し、

結果は米国の勝利に終わった。

BS放送をやっているのは世界でも日本ぐらいではないか

「美しい画面でつまらない番組を見るより、

美しくなくとも 多彩な情報を見る方が楽しい」

というのが米国の言い分で、

デジタル化に後れを取ったソニーは

世界に冠たる放送機器メーカーの地位を失うことになる。


島桂次氏のNHK民営化路線はスキャンダルが表沙汰になり消えていくが、

民営化の前提としてNHKが所有した民間子会社や 中曽根―瀬島ラインによる

「NHK同盟通信構想」はそのまま残り、それが後に一大スキャンダルを引き起こす。


以前から何度も書いてきたが、

NHKと英国のBBCは公共放送という点で同じだ言われるが、

フーテン(田中良紹)に言わせればまるで違う。


BBCは政権批判を行うが、NHKは一度も政権批判を行ったことがない


イラク戦争に加担したブレア首相をBBCは退陣に追い込んだが、

NHKが小泉総理を批判したことはない


違いの第一はBBCは王室から免許され、政府や政党の支配を受けないことだ。

また5年に一度は継続させるかどうかを国民が判断する



ところがNHKは政府が免許し、予算は国会で審議される。

国会で承認されなければNHKは何の活動もできない。

つまり国会はNHKの「株主総会」に当たり「大株主」は与党である。

そのため国会の委員会の与党メンバーや与党実力者を

NHK職員がお世話することになる。

国内はもちろん海外に出張するときも必ず随行して接待など面倒を見る。

フーテンはその現場を見たことがある。

瞬間「受信料はこういうことにも使われているんだ」と思った。


政府や政党の影響下にあるNHKを 「公共放送」 と呼ぶことに

フーテンは強い抵抗を覚える


またNHK予算は国会でチェックされるが、

民間子会社の会計は民間であるからチェックされない。

確か38社だと思ったが民間子会社を行ったり来たりさせれば

金の流れは不透明になる。それがスキャンダルにつながった。

2004年に紅白歌合戦のプロデューサーが制作費をごまかした問題を

週刊文春が報じたが、それは国民の目をそらすための仕掛けだったと

フーテンは思っている。

それより重要だったのは同じ時期に韓国特派員が韓国の要人を取材するため

支局に多額の資金を蓄えていた
ことが発覚したのである。

それを隠すため紅白プロデューサーに目が向くよう仕掛けられた。

韓国特派員の話はいつの間にか消え、何のお咎めも受けなかった。

咎められないところを見ると韓国だけでなく世界中のNHK支局に同じ問題があり、

それへの連鎖を恐れた
のではないかとフーテンは思った。


NHKを同盟通信にする構想は消えていない。

フーテンは同盟通信のような存在を否定するものではない。

世界から情報を収集することは極めて重要な国家の仕事である。

ただしそれが公共放送を理由にした国民の受信料を原資にしているとなれば話は違う。

国民から徴収された受信料は 番組に使われ

国民に還元される
 のでなければ大問題だ。



日本の司法界はおそらく「NHKの闇」を御存じないのだろう。

建前を信ずる世界であるから 仕方のないことかもしれないが、

公平中立」とか「不偏不党」というNHKの標語ほど空しいものはない

養老孟司氏はベストセラーになった『バカの壁』(新潮新書)で

これらの標語ほど「バカ」の典型はないと書いていたが、

NHKだから「公共放送」というのも「バカ」の典型である。


民放の番組にも「公共的価値」を有するものはいくらでもある。

嘘と建前だらけで「公共放送」を存続させるより、

現在の通信技術では

料金を支払っていない者のテレビに画像を映らなくすることは

可能なのだから、強制的に受信料を徴収するより支払わない人には

映らなくする

というのが最も賢明な方法だと思うが、

おそらく政府と自民党が嫌がるということなのだろう。

それだけの話だ。



◆http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/727.html
投稿者: Palapala 日時: 2017 年 12 月 06 日  UGFsYXBhbGE
立花孝志 「NHKはほぼ敗訴した}要旨


孝志立花、最高裁判決について
https://www.youtube.com/watch?v=r0taOtifX2At

--1から4

  1,NHKはほぼ敗訴した。

  2,NHKの裁判は、B-CASカードで番号を通知した人、
    BSなどの通知催告文字を消す手続きをした人に限り行われた。

  3,しかし、NHKがまともな放送をしていないから払わない
    という主張はしりぞけられた。

  4,裁判となっても最高裁までにテレビを捨てれば
    NHKは告訴を取り下げるので、
    ほとんど契約していない人を裁判にかけることは不可能となった。

  5,山本太郎さん蓮舫さん以外の議員で
    受信料システムに異議をとなえる人はいないのが問題。

  6〜10、略

  以上聞いていて記憶に残ったものだけの箇条書き
  NHKが勝訴したと思っている人は純然たるB層です。  



◆http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/501.html
投稿者: てんさい(い) 日時: 2014 年 3 月 07 日 KqrEdYmDwf7cM
超簡単!
 NHK受信料契約を、合法的に拒否・解約する必殺マニュアル

 (応対方法特化編)


なかなか詳細、ご参照あれ!



#雪だるま投資家 ゆきまる‏ @yukidarumaTrade 15時間前

NHK受信料について最高裁のホームページで判決が読めます。

なんと主文で上告を棄却と明確にあります。

NHK側から契約申し込んだ時点で契約成立!

という主張が認められないことを指しています


あれ、NHK負けてるじゃん…

各ニュースでNHK勝訴みたいな雰囲気出していることに
情報操作を感じる。



#Rook(ルーク)@【更新停止中】‏ @Rook3240150769 18時間前

落ち着け。

今回のはあくまで
「契約してるならNHKに対して受信料を払う制度」
が合憲なのであって

NHKが主張してる「書類送った時に契約した」っていうのは
認められてない。

私たちはNHKと強制的に契約させられてはいな事になる。

ここしっかり言わないと、私たちはマスコミと同じ。




豊國、二枚目、



「色一座梅椿 いろいちざ うめとしらたま」より、
「かつしかのおあさ 沢村田之助」 「かつしか十右衛門 坂東三津五郎」です。



偽ユダに急傾斜するトランプ、ここ数週間の大統領の奇行は常軌を逸しているとか、

認知症の初期の疑いあり?

◆https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201712070000/
櫻井ジャーナル  2017.12.07
中東でロシアに負けつつある米国、その大統領が
 エルサレムをイスラエルの首都と認めた 自爆攻撃



アメリカのドナルド・トランプ大統領は12月6日午後1時に
エルサレムをイスラエルの首都だと認める演説をした。

エルサレムを聖地だと考えているイスラム教徒をはじめ、
少なからぬ人から批判されている。

軍事的な緊張を一気に高め、新たな戦争の引き金になりかねないからだ。

アメリカやイスラエルの言いなりになってきたパレスチナ自治政府の
マフムード・アッバース大統領もトランプ大統領を批判せざるをえない。

本ブログでもすでに指摘したが、イスラエルとサウジアラビアだけで
イランを倒すことは難しい。

ヒズボラが相手でも勝てないだろうと推測する人がいる。

つまりアメリカ軍を引き込む必要がある。

アメリカ支配層としても、ロシアに押されている状況を変えるため、

ギャンプルに出ても不思議ではない。

自爆攻撃のようにも見える


バラク・オバマ大統領は地上部隊を派遣しないとしていたが、
実際は相当数のアメリカ兵がシリアへ侵入、居座っている。

アメリカの国防総省によると、アメリカ軍の部隊はイラクに8892名、
アフガニスタンに1万5298名、シリアに1700名、​合計2万5910名​いるとしているが、

実際はこの数字を大幅に上回っていると言われている。
☆https://www.militarytimes.com/news/your-military/2017/11/27/
 26000-us-troops-total-in-iraq-afghanistan-and-syria-dod-reports/

シリアの場合、トルコ政府によると、クルドが支配している北部に13基地を建設済み。

将兵は7000名に達するとする情報もある。

アメリカ、イスラエル、サウジアラビアの三国同盟が考えていた最初の計画では、

シリアのバシャール・アル・アサド体制を倒してサラフィ主義者の国を作る

ことになっていた。それが破綻、次にシリアを解体しようとしたが、これも失敗、

イラン、イラク、シリア、トルコにまたがるクルドの国を作る

という計画も思惑通りに進まなかった。

クルドがアメリカの思惑通りに動いていないようだ。

その間、イラク、イラン、シリア、ロシアが連携を深め、

そこへトルコやカタールも加わるという展開になり、

アメリカ、イスラエル、サウジアラビアの三国同盟は窮地に陥っている。

シリア占領軍も孤立し、撤退せざるをえなくなるかもしれない。

戦闘になればアメリカ軍は新たな泥沼へはまり込むことになる。


アメリカではトランプを担ぐ勢力と ヒラリー・クリントンを担ぐ勢力が

今でも激しく対立しているが、その背後には前者がシェルドン・アデルソンや

ベンヤミン・ネタニヤフ、 後者には投機家のジョージ・ソロス、

さらにその後ろにはロスチャイルドがいる。

少し前からネタニヤフとソロスの対立が伝えられているが、

その理由はこうしたところにある。

https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/
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2016年の大統領選挙でトランプへ最も多くの資金を提供したのはアデルソンだが、

そのアデルソンと緊密な関係にあるネタニヤフは

チャールズ・クシュナー、つまりトランプの娘と結婚した相手の父親と友人関係にある。

この ネタニヤフ - クシュナー のラインに結びついているのが

サウジアラビアのモハンマド・ビン・サルマン皇太子。

ビン・サルマンに皇太子の座を奪われたホマメド・ビン・ナイェフは

ソロス-ヒラリー・クリントンのライン。

皇太子の交代は アメリカ大統領がクリントンでなくトランプになったことと

関係しているとも言われている。

その後、今年(2017年)11月4日からサウジアラビアで反皇太子派に対する

大規模な粛清が始まり、48時間で約1300名が逮捕され、

その中には少なからぬ王子や閣僚が含まれているとされている。

例えば、サウジアラビア国家警備隊を率いていたムトイブ・ビン・アブドゥッラー、

衛星放送のMBCを所有するワリード・ビン・イブラヒム・アル・イブラヒム、

ロタナTVを含むエンターテイメント会社のロタナ・グループの大株主である

アル・ワリード・ビン・タラル王子、

ネットワーク局ARTを創設したサレー・アブドゥッラー・カメル、

そしてバンダル・ビン・スルタンといった名前も流れた。

​拘束された人々はアメリカの傭兵から拷問を受けているとする情報​も伝えられている。
☆http://www.middleeasteye.net/news/
 exclusive-senior-figures-tortured-and-beaten-saudi-purge-1489501498

本ブログでは何度も書いてきたが、バンダル・ビン・スルタンはブッシュ家に近く、

1983年10月から2005年9月にかけてアメリカ駐在大使、

2005年10月から2015年1月にかけて国家安全保障会議事務局長、

2012年7月から2014年4月にかけて総合情報庁(サウジアラビアの情報機関)長官を務めた。

サラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)や

チェチェンの反ロシア勢力を動かしていたことでも知られている。

リビアやシリアを侵略する際、
サラフィ主義者を動かしていたのはビン・スルタンにほかならない。

暴力的という点では皇太子派も前皇太子派も大差はないということだ。

しかし、両派のボスには違いがある。

前皇太子派はブッシュ家、ヒラリー・クリントン、ジョージ・ソロス、
ロスチャイルドであり、

現皇太子派はクシュナー親子、そしてネタニヤフにつながる。

粛清が始まる数日前、ドナルド・トランプの義理の息子にあたる
ユダヤ系のジャレッド・クシュナーがサウジアラビアを秘密裏に訪れていることから、
粛清との関係が噂されている。

クシュナー親子はネタニヤフと近く、粛清にイスラエル政府が関与している可能性もある。

ネタニヤフ首相の父親はウラジミール・ジャボチンスキーの秘書を務めていた人物だ。

ネタニヤフは一時期、頻繁にロシアを訪問していた。

イランを攻撃するため、ロシアを排除したかったのだろうが、失敗している。

パレスチナ問題でも批判されたようだ。



豊國、三枚目、



「白酒うり新兵衛 関三十郎」です。



SOAP狂いの異常な女好き=黒鵬w 醜悪の極みさ、

◆https://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_395761/
Business Journal / 2017年12月5日
白鵬が日馬富士暴行事件の主犯だった…
 「驕った横綱」、貴乃花親方追放を主導という蛮行



11月30日に東京・両国国技館で開かれた日本相撲協会の定例理事会に
横綱・白鵬(32)が呼び出され、厳重注意された。

11月26日の九州場所千秋楽、土俵横での優勝インタビューで
観客に万歳三唱を促すなどした言動についてである。

この言動は賛否両論を呼び、たとえばマツコ・デラックスは
千秋楽の翌27日に放送された情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、

「あの場で適切だったかどうかは別にして」と前置きしたうえで、
「(騒動を)あの場に持ち込まれるよりは、あっけらかんと
万歳三唱してくれたほうが、少なくともあの場にいるお客さんに対して
はすごいサービスだった気がする」と擁護した。

こうした擁護論は、

大相撲という伝統競技の性格、本質を無視したもので首肯できない。


大相撲は野球やプロレスとは違う

スポーツイベントの終了直後に
勝者が観客に対して勝ち誇る究極の例がプロレスだろう。

勝った選手はリング4隅のコーナー・ポストに駆け上がり、
チャンピオン・ベルトを掲げたり手を挙げたりするポーズをして、
観衆に勝利をアピールする。

加えてアメリカでは、マイク・アピールの巧拙が
選手としての重要なセールス・ポイントとして評価される。

アメリカのプロレス団体で
日本人選手がなかなかトップとして遇されることが少ないのは、
彼らの英語力の不足によるところが大きい。

また、勝者は退場の際に観客とハイタッチをすることが多い。
それはベビー・フェイスと呼ばれる「勝ち組」がすることが多く、

ヒールと呼ばれる「悪役側」は逆に観客席に乱入することで
顧客とコミュニケーションを図り、評価される。


白鵬が行った万歳三唱の呼びかけは、
こうしたプロレスのコミュニケーションに通じるものである。

それを許容してしまうと、
大相撲をプロレスのほうに近づけていってしまうことになるのだ。

優勝した力士が自分に対しての万歳を要請するというのは、

「勝ち誇り」にほかならず、その誇示を許すと個々の取り組みの勝負でいえば、

勝ったほうの力士がガッツポーズをしたり、喜びの声をあげるなどの行為につながる。

そうなれば、負けたほうは「さがり」を叩きつける、

土俵周りの桶などの備品を蹴飛ばすなどして、

その悔しい感情を発露させてしまうだろう。

日本の大相撲というのは、それらの見苦しい感情を押し包むところに

伝統美を涵養してきた


大相撲は、勝敗においても礼節を重視してきた。

勝った力士も負けた力士も感情を表すことなく、土俵の両端で

再び対峙して一礼して終わる。

白鵬の万歳三唱の要請は、そんな伝統の流れを踏みにじるものであり、

相撲協会での討議では「厳重注意」より一段重い「譴責(けんせき)」も

検討されたと報じられる所以である。


アメリカ発祥のスポーツはエンターテインメントの要素が強い

アメリカ発祥で日本でも人気があるスポーツの代表が野球だろう。

野球選手の挙措を観察しても、大相撲の礼儀とはおよそ大きな違いがある。

野球ではまず声を出せである。

結果、草野球からプロ野球までベンチからの野次、

相手チームや選手に対する罵詈雑言は聞くに堪えない


そしてそれが賞賛されるので 私は嫌悪感を感じる。

特に高校野球で見られる、一塁コーチの大げさな「セーフ・アピール」である。

明らかにアウトの場面でも大きく手を広げてセーフだと主張する。

誤った判断を要請するこうした行為に、どういう教育効果があるのか

私には理解できない。

合理主義、効率主義がはびこるアメリカ人が育てたスポーツは、

勝敗至上主義、そしてプロとしての過剰なエンターテインメントが優先されている。

大相撲は、アメリカ発祥のそんな浅薄な「スポーツ」ではない。

何百年の歴史で磨かれた様式美をふくむ「伝統芸能」、

あるいは「神事」でさえあるのだ。

白鵬の万歳三唱を擁護したマツコ・デラックスは、そこを履き違えている。


日馬富士暴行事件で関与があったのか

万歳三唱を要請する前に、白鵬は次のようにアピールした。

「場所後に真実を話し、膿を出し切って

日馬富士関と貴ノ岩関を再び土俵に上げてあげたい」

この呼びかけに対して観衆からは拍手もあったが、おかしな話だ。

白鵬はこの事件の現場で最高位の人物で、

かつ殴打が起きたのは自分が貴ノ岩に説教を垂れていたその時なので、

まさに当事者である。

加害者側の当事者にしてトップの人物
なのだ。

また、「週刊文春」(文藝春秋/12月7日号)によれば、

白鵬の目配せをきっかけに日馬富士の暴行が始まったとする証言もある。

カラオケのリモコンで日馬富士が殴り始めたところで、

初めて「モノで殴るのはやめろ」と、止めに入ったとも報じられている。

これは、モノを使わなければ殴ってもよい、オレのために鉄拳制裁を続けろ、

ということになる。

実際、止めが入るまで貴ノ岩は10数発も殴打され続けたという。

人が10数発も殴られているのを止めに入らなかった、

このグループは全体として加害者側というしかない。

それを率いていたのが白鵬だ



この構図はまるで不良グループがいて、兄貴分の合図で

舎弟が新参者をボコボコにして、兄貴が「そのくらいにしておけ」と

なだめるように装ったのと同じだ。

横綱の品格などと言う前に、

街のごろつきたちの所業と比べられてしまうのではないか。


さらに、日馬富士の引退を受けて11月28日に八角理事長が行った「講話」の際、

「貴乃花巡業部長を代えてほしい」などと発言したのが白鵬だった

ことが判明している。 事件の重要な当事者であり、責任を問われるべき人間が、

それを警察沙汰にした人物を非難し追放しようとしている。

こんな不当、不合理なことが許されてよいのだろうか


相撲協会は貴乃花親方と白鵬の、この暴力事件における立場を認識した上で、

被害者側を擁護し 加害者側を問責する 動きを取ってほしい。

競技者としての白鵬の実績、記録は比類ないものがある。

記録だけを見れば平成の大横綱、あるいは不世出の大記録をたたき出すかもしれない。


しかし、大相撲が体現してきた歴史と伝統を戴く最高位者としては、

白鵬は近年私たちを幻滅し続けてきた。

数年来の荒い取り組み、立ち会いの乱れ、勝負が付いた後の駄目押しなど、

いやな記憶をたどれば切りがない


とどめは九州場所11日目の、勝負が付いた後の数分間にわたる審判員への抗議だった。

大相撲では前代未聞の行動であり、

見ていて恥ずかしさを覚えた大相撲ファンは私だけでなく、多くいた。

大相撲の横綱の構成は現在不安定な状況になっている。

日馬富士が引退し、鶴竜も稀勢の里も4場所連続の休場で引退の危機にある。

競技的には一人横綱の責任を果たしているのが白鵬だ。

だからこそ、驕りが増長している と言っては言い過ぎか。

しかし、大相撲が日本の伝統と歴史を体現している以上、

それにそぐわないのなら、たとえ無横綱時代がしばらく来たとしても、

そのほうがましだ
 と考え始めた好事家も多いのではないか。

(文=山田修/ビジネス評論家、経営コンサルタント)




大相撲を見たい人は受信料を払ってスクランブルを解除する、

それでいいんじゃないのか?  醜悪な相撲に、何で金はらわにゃならんのか?

「地震津波情報」は民放でも流れておるわw