5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

AI俳句

2019-09-15 21:38:00 |  文化・芸術
演歌歌手の細川たかしがTVのインタビューで「演歌の世界も先が危うい。だから若い内弟子を入れて次世代養成を始めているのだが」と語っていた。1950年生まれだから、来年で70歳になるのだが、彼の喉がしっかりして若いのに驚いた。声量もあれば音程の崩れもない。却って内弟子と紹介された歌手たちの歌唱の方が聞き劣りする。これでは演歌の世界もたいへんだ。内弟子たちが歌う新曲を聴いていて、若手歌手はともかく楽曲を . . . 本文を読む

電柱の上の月

2019-09-14 22:13:28 | 社会
「中秋に雲の集ふは違法なり」相生垣瓜人中秋の名月は昨日だったが雲天でお出ましは無し。満月は今夜だからと、玄関から外に出て東の空を見上げる。雲の切れ間から黄色い月が顔を出してくれるが、隣家の道側に立つ電柱のトランスが邪魔なのは癪だ。電柱といえば台風15号の烈風に手酷くやられた千葉県南部では「想定外」の電線被害が起きて今夜も停電をしている家庭がまだずいぶんとあるらしい。スイッチを押せば「点いて」あたり . . . 本文を読む

7万人のセンテナリアン

2019-09-13 21:39:39 | 社会
我が家の超高齢者は大正9年1月1日の生まれである。西暦でいえば1920年ということだから、来年(2020年)の正月がくれば、見事に満百歳のご長寿というわけだ。英語でいうとセンテナリアン〈centenarian〉である。数年前から一人で立って歩きまわることは難しくなった。自分の部屋で座って暮らしている。TVが唯一の愉しみだが、気持ちはしっかりしており、病気も風邪に注意するほどで済んでいる。定期健診で . . . 本文を読む

日没後一時間

2019-09-12 21:46:22 | 社会
きつい残暑が少し和らいで、空には立ち上がる夏の積雲に代わってたなびく秋のうろこ雲が広がっている。上空は風が強く吹いているようだ。明日は旧暦の盆、8月15日である。落陽も早くなって午後6時には日の入り。周りはどんどん薄暗くなっていく。自宅までは生活道路を使って徒歩で帰るのだが、やはり帰宅を急ぐマイカーの動きに気を付けていないと危うく巻き込まれそうになる。運転席からこちらはどう見えているのか、それとも . . . 本文を読む

改憲賛成内閣発足

2019-09-11 22:14:12 |  経済・政治・国際
今日は第四次安倍内閣の閣僚名簿が夕刊一面に載っている。中日の見出しは「安定優先改憲シフト」とあるが、この首相が選ばれて以来、彼の政治姿勢には疑義を持ち続けている自分としては、今回もそれこそ親安倍的で待機組配慮の党内安定優先ではないかと思い、こんどは誰が最初に舌禍で辞めることになるのだろうかと、バカな期待を持っているだけ。それでも一応備忘の為に顔ぶれを記事から転記してブログの代りにしようと思う。党役 . . . 本文を読む

韓国には女性社長が多い

2019-09-10 22:04:46 | 韓国
TV番組で気になることのひとつに、若い(相対的に)レポーターたちが、道端で偶然カモにした相手を呼ぶときに使う「呼びかけことば」がある。比較的高齢の男には「おとーさん」女には「おかーさん」と皆が同じように使うのはどうしてなのだろう。「おじいさん」「おばあさん」とも「おじさん」「おばさん」とも言わない。あきらかに我々の時代の呼びかけではないのだ。 若い女性レポーターに「おとーさん」と呼ばれてニヤニヤ . . . 本文を読む

年寄たちの愉しみ

2019-09-09 21:22:49 | たべもの
我が家の超高齢者が世話になっている介護施設。明日は2泊3日のショートステイの予定になっている。彼女の言によれば、施設に通う年寄たちの楽しみは入浴と食事。特に食事については、施設の方でも知恵を絞って美味いものを出してくれようとしているのはわかるが、内容はいまひとつだと不満気である。介護保険の許容範囲で供される食事なのだから文句も言えまい。ところが、土地によってはたまに美味いものに巡り合えるラッキーな . . . 本文を読む

ファクサイとドリアン

2019-09-08 21:56:57 | 天候・気候
強い台風15号「ファクサイ」は、今夕8時には伊豆大島の南100キロの海上を時速25キロで北進中。明日未明にかけて、関東地方に接近し上陸し、関東平野を通過していく見込みだという気象庁の報告である。中心気圧は965HP、暴風域は半径90キロ、最大風速40米、最大瞬間風速は60米が予測されるという。生まれてからまだ三日とたたない若い台風で、その分スケールは小さいが風雨のエネルギーは強いと思われる。真夜中 . . . 本文を読む

米穀感謝の秋

2019-09-07 21:40:30 | たべもの
自宅周辺の田圃は植えられた稲が青々と茂っている。新米が美味い実りの秋もすぐ先まできている。そんな気分を広めようという作戦か、はやばやと獲れたばかりの新米を販売するイベントが岐阜関で今日開かれたとTVニュースが報じていた。関にある観光農園が実施する催事で、地元産の「コシヒカリ」と「ミルキークイーン」の炊きたて新米を試食してたくさん買ってもらおうという目論みだ。今年は7月前半の日照不足が影響しているが . . . 本文を読む

はじめまして

2019-09-06 21:39:41 |  旅行・地域
今日の中日夕刊〈文化芸能〉面に面白い記事が載った。 リードは「足取り軽く情景豊かに語る」「高井一アナ 先々での出会いも魅力」とある。週日の朝放映されるTVのバラエティ番組は数あるが、ローカル東海TVの「スイッチ」は時折チャンネルを回して見入る。 この記事の「はじめまして」という東海地方の旧街道を足でたどる旅番組が気に入っているからだ。旅の情景はもちろんだが、66歳のベテランアナによる本人の道中 . . . 本文を読む

数河獅子

2019-09-05 21:57:54 |  文化・芸術
JR高山線には乗ったことがあっても飛騨古川で降りたことはないのだが、土地名だけをしっかり記憶しているのは父親から聞いた話によく出て来る名だからだ。彼がなぜ、飛騨小坂、下呂、高山といった高山線沿線の駅名を語ったのか、話の内容は覚えてはいない。飛騨川の釣りにでもいったのか、それとも温泉行だったのか。そんな飛騨古川の名前を久しぶりにニュースで読んだ。NHK岐阜局の情報で「飛騨に秋を告げる数河獅子」とある . . . 本文を読む

梨の皮剥き

2019-09-04 21:24:13 | たべもの
スーパーの果物売り場、梨とぶどうがメインに置かれている。梨は代表的ブランド「幸水」が売れ筋らしく、一個158円(税別)と安値設定で客を招いている。いったん手を伸ばしかけて止めてしまった。 最近の梨はどの交配ブランドも「甘さ」優先らしく、瑞々しさを感じないのだ。二十世紀の水気と甘酸っぱさを好んでいるのだが、このクラシックブランドは最近出回ることがない。同一値段のついていた林檎を買廻篭にいれてからレ . . . 本文を読む

秋の金魚

2019-09-03 21:18:40 | くらし
街角の倉庫の壁に、秋葉祭りの寄付金御礼の張り紙を見つけた。これが一枚づつ増えて壁全体が埋まるころには、神社の秋祭りが始まる。若衆たちが円陣を組んで手筒花火を上げるのが見ものだ。「手に丸む金魚掬いの破れ紙」右城暮石秋祭りの金魚すくいというのも、夏祭りとは違った風情である。8月18日には「ポイでポイポイ」と題して、夏の金魚すくいを取り上げたが、今日の中日夕刊「世界の街海外リポート」には「ポイも網もつら . . . 本文を読む

秋の扇

2019-09-02 21:57:50 |  文化・芸術
秋は飽きに通じるということから、平安の昔から男女の情が醒めていくことに、秋の凋落の感じをだぶらせて表現することが多かったとは、「ことばの歳時記」の9月2日の項「秋の扇」の書き出しだ。金田一先生は平安の歌をここで引用する。「萌えいずるも枯るるもおなじ野辺の草いずれか秋にあはではつべき」白拍子の祇王を寵愛していた平清盛だったが、仏御前の出現に情が移り、祇王を追放にしてしまう。その時に祇王が障子に書き残 . . . 本文を読む

今日から9月

2019-09-01 21:21:22 | くらし
9月に入ったが、日中はまた暑い真夏日。今日は二百十日の厄日だが、立春から210日目で、昔から台風の多い日、風の強い日だといわれている。これには根拠はないようだが、宮沢賢治などは「風の又三郎」の筋立てをこの日を考えて書いたらしい。富山のニュースには「おわら風の盆」が始まったともある。これも風鎮めの行事なわけだ。 今日は防災の日でもある。1923年(大正12年)のこの日に発生した関東大震災を . . . 本文を読む