昼食と同タイミングなので、NHKのBS国際ニュースを良く見る。
フランス2とロシアのRTR。どちらも自己顕示欲の強そうな両国の大統領だからか、テレビに現れる頻度が大きい。二人とも間違いなくカメラ写りを意識しているようだ。ロシアRTRのVESTI(その名もニュース)というニュース番組は毎日必ずといっていいほどプーチンの映像を流す。国営放送だから、いわば大統領御用達のプーチンチャンネル、自然出演回数 . . . 本文を読む
「セヘ・アンニョンハシムニカ」で始まるNHKラジオのハングル講座(1995年1月放送)のテキストを手にとってながめている。
本の類はすべて「つんどく」スタイルだから、このテキストも偶然、他の本を探そうとして本の間から出てきたものだ。ハングルに興味をもってすでに10年以上になるわけだが、少しも上達していないのは、覚えても直ぐに忘れる歳のせいだし、イラチでアキ症の性格のせいもある。 ウィキペディア知 . . . 本文を読む
電車に揺られて聴くとも無く隣の会話が耳に入ってきた。どこそこのラーメンが旨いというみんな大好きラーメン談義だ。な~んだ、と思った途端に意識が時間を飛び越えて、以前サラリーマン現役時代によく食べたコウメンを思い出した。
名古屋城の西にある有名ホテルの中華料理店の光麺である。といっても、通常メニューに載っているわけではなく、コース最後の焼飯の替わりにマネジャーに頼むと小碗でさりげなく出されてくるもの . . . 本文を読む
シェル・シルバーステインの子供のための絵本「ぼくを探しに」と「大きな木」を英語版で読む。ちなみに英語タイトルはそれぞれ《The Missing Piece》と《The Giving Tree》。
「野球とも女の子とも縁遠かった子供時代に始めた絵と文だった。」と本人が云っているように、この二つの代表的な童話は、シンプルな描画とストーリーラインで大人の物語としても充分に面白い作品である。日本版は作家の . . . 本文を読む
NHKの「世界遺産の旅」で「チェスキー・クルムロフ」を紹介していた。
92年にUNESCOの世界遺産指定を受けた中世ヨーロッパの雰囲気をそのまま残すチェコの小都市である。空から見た家並みは赤い屋根瓦・同系色の壁と周辺の樹木の緑がかさなったシンプルな色の配列がなんとも美しく印象的だった。
振り返って近頃のわが町並みを見て、全体がなんとなく汚れた感じがするのと、このチェコの古街はちょうど反対にある。ど . . . 本文を読む
高島俊男のシリーズエッセイ《お言葉ですが》の第三巻「せがれの凋落」(文藝春秋1999年刊)を読む。
何故第3巻なのだという理由はない。図書館で偶然見つけた除籍本、タダで手に入ったものだ。以前にもこのシリーズのいずれかを読んだ記憶があるがずいぶん昔だったような気がする。中国文学者なのだから当然といえばその通りだが、著者の言葉へのこだわりは尋常ではない。社会批評としても「そうだ、その通り」と云える指摘 . . . 本文を読む
金曜日の夜、名古屋のジャズイン・ラブリーは満員の盛況。
女性のSAX3人組出演の期待に応じた中年男性の面々やら、プレイヤーと同年輩の女性たちである。こちらのJAZZ鑑賞会も年寄りを含めた男性4人とあまり若くない女性1人の五人組が今年の新年会をかねて集まった。
お互いの近況などを肴に盛り上がっているうちに音楽スタート。キャンディー・ダルファー並のパワープレイを密かに期待したのだが、それは即座に裏切ら . . . 本文を読む
アルボ・ペルトの無伴奏合唱をIPODで聴いている。
何年ぶりかで積んどくCDの山から探し出したのは、BBCシンガーズの版。マニフィカトとスンマが録音されている。
ペルトの音楽は、一時期ブームのような状態だったがいつ頃のことだったのだろう。新聞のコラムに某作家(誰だったか思い出せないのは歳のせい)の気に入って著作の合間に聞き流しているというのを読んで、ものは試しと買ったのが、ECM録音のヒリアードア . . . 本文を読む
今日も電車メタボに逢った。
6人がけのベンチシートを4人の中年男性が堂々占拠している。のこる2席は彼らの荷物台と化し、コートで着膨れした4人とも股拡げのうたた寝状態。中にはタヌキもいそうで、途中駅で乗ってきた立客が増えても、自分の座り位置を少し譲る姿勢を見せる男は一人もいなかった。気になる荷物は座席に置かれたままだ。
傍目には立派な四十男なのだから、周りへの気配りは云われずとも自らして当然だとおも . . . 本文を読む
たばこ自販機のIDカード化を今年7月から開始する財務省通達が出されたと日経に出ている。
未成年の喫煙防止を目的とした施策らしく、既存の全国52万台自販機のうち小売店所有機13万台(対応率22%)が対象。旧自販機がID対応型に替わり、夏以降は「taspo」という名のIDカードが無いと欲しい煙草が買えなくなるということらしい。コストや手間が増えるのは喫煙家も小売店も同様というわけだ。国内の煙草販売量は . . . 本文を読む
日曜日の万歩は名古屋城から堀川沿いに下がってみる。久しぶりに円頓寺商店街を通り抜けたが人出はなく閑散。通勤に毎日行き来していた十年前より、もっと寂れた感じがした。
年寄り夫婦の安い握寿司はすでになくなって跡は無人駐車場だし、名物店のエビフライの店も閉めて久しい。コミュニケーションセンターの喫茶店も午後6時で店じまい。円頓寺の門もシッカリと閂がかけられて参拝人の気配すらない。名古屋駅直近の絶好地にあ . . . 本文を読む
雪になりそうだという予報だが、夕方の万歩に寒さをあまり感じない。風が無いせいだろう。すっかり暗くなった夕方の路上で面白い入口表示を見つけた。表札サイズの木板に墨でこう書いてある。「ただいま金欠中 セールス一切お断り」。
しもたやの玄関に吊り下げられたのを、横目で見ながらあれれと思い、戻って撮影した。
我が家にも毎日結構な数の訪問販売がやって来る。都合はお構いなしだから、結局断るのがわかっていながら . . . 本文を読む
旭川のマイナス25.7度ほどではないが、今日は寒い。そのせいか、歩道で見かける犬の散歩がいつもより少ないようだ。
風の中を行き交う飼主と犬のペアはいろいろな組み合わせなのは当然だが、どうも大型犬を年寄りが牽いているパターンが多いようだ。犬が年寄りを牽いているといったほうが正しいかもしれない。
このペアリングを見ていて、大震災の場合には困った状態も想定できるだろうなと考えた。弱者のペアだからである。 . . . 本文を読む
昨日地上から眺めたグラスタワーを隣の空中から観察した。
今日のパワーランチはミッドランドタワーの41階にある今半。有名な山形牛のすき焼き屋である。11月から進めていたプロジェクトが一区切りついたので、相方のN女史、K氏のお誘いを受けた。登ったことのないタワーでの食事とあれば断る理由などない。名古屋港が陽光に輝いて見える。地上200メートルの眺望はなかなかのものだ。
さしの入った上等の肉を少しの割下 . . . 本文を読む
阪神大震災記念日の今日は13年前のあの日と同様にとても寒い日だった。
ビルが巻き起こす風がチリングファクターを増やすのか背中のカイロの効きが悪い。名古屋駅前に建設中の高層ビル、その特異なデザインの外装はほとんど出来上がっている。5本目のグラスタワーである。
陽光に反射するガラス面を眺めていて、昔、ボストンのグラスタワーが起こした事故のことを思い出した。1970年に建てられた62階建てのジョンハンコ . . . 本文を読む