5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

三方湖のウナギ

2014-06-30 22:17:53 | くらし
山太と俺は、ヨキの持つ竹籠を興味津々で覗きこんだ。 近くで見ると、籠は壷を横たえたような、へんてこりんな形をしていた。 「なんだ、これ」「これなあに?」 同時に尋ねた。 「知らんのかいな!」 とヨキに驚かれる。   俺は冷えきっていた頬に血を上らせ、 山太は素直に「うん!」と答えた。 「これはな、もんどりちゅうて、ウナギを捕る罠や。ここが細くなっと . . . 本文を読む

ハンゲショウ

2014-06-29 21:56:07 | 自然
日曜朝の報道番組「サンデーモーニング」で「ハンゲショウの花が咲いた」と云う映像中継があった。 ロケ地は何処だったか聴きわすれたが、日の当たる湿地に群生する植物らしく、日本では生育適地が減るにつれて自生株は減少しているとWIKIにある。 映像では濃い緑の葉の根に白い色の穂のような花が見える。同じドクダミ科だからか葉形がそっくりだ。夏至のころが開花の時期らしい。村中の路地や社寺の境内などに生えてい . . . 本文を読む

干潟の浄化

2014-06-28 23:25:50 | 環境
夏至は先週末だったから今は一年で一番日が長い時期だ。からっとは晴れない梅雨の週末だが海は大潮。潮干狩りはまだ楽しめるのだろうか。 そういえば今年はあまり美味いアサリやシジミを食べる機会に恵まれない。三河湾ではすでに春先の貝毒発生もあった。海水温が比較的に高いことや、海浜環境が劣化していることも問題になるのだろう。 NHKローカルが「中学生がカキ殻で干潟の再生実験」というニュースを流している。 . . . 本文を読む

夏告鳥

2014-06-27 22:22:56 | 自然
「こんにちは。今日も外は梅雨とは思えぬ好天。そろそろ真夏の水瓶が心配になってきました。毎日暑いので、暑気払いの機会が多発しています。皆さん、ご自愛されていますか?」 お仲間グループの幹事ASさん、彼は月例会案内メールのマクラをこう書いた。彼も現役サラリーマンだから年度替りの退任や異動からみの歓送会への誘いも多いのだろう。 今日は全国の上場会社の多くで株主総会が開かれたらしい。 KSさんのよう . . . 本文を読む

耐える力?

2014-06-26 22:36:59 | 社会
今日も暑くなった。 薄曇だが湿度が上がった所為か、汗をかいて衣服が肌にまつわりつく。所要で出かけた一宮南部。日陰のない田圃の中を歩いて抜けるのに一苦労をした。途中、学校帰りにふざけあう子供たち、公園でサッカーに興じる子供たちの活発な笑い声が暑い空気の中を渡ってきた。みな元気いっぱいである。きっと暑さの感じ方が年寄りとは違うのだろう。 わが町の小中学校の教室には未だ冷房が付けられていないと云うこ . . . 本文を読む

しこらん

2014-06-25 22:43:39 | たべもの
昨日の自分ツイートは「お茶請けにと笠松の《志古羅ん》を戴く。シナモン風味の小さなオコシ、デジャヴュな味」だが、「懐かしい。亡き母が笠松の出身。私は戦時中疎開で笠松の小学校に通った」と、お仲間のMTさんはこう返してきた。これまで知る由もなかったMTさんの子供の時代をちょっと覗けたような気になる。SNSの面白さである。 笠松といっても自分には土地勘はなく、岐阜や羽島へゆく途中駅、笠松競馬場のあるとこ . . . 本文を読む

6月24日(火)のつぶやき

2014-06-25 05:04:59 | Twitter
 5522eyes @5522eyes 11:02 お茶請けにと笠松の「志古羅ん」を戴く。シナモン風味の小さなオコシ、デジャヴュな味。kasamatsu-mall.jp/shikoran/index… from Hootsuite返信 リツイート お気に入り  5522eyes @5522eyes 20:48 昨日のブログテーマ(徘徊老人)に関連したニュース。QT:身元不明者は埼玉県の70代 . . . 本文を読む

漱石の新句

2014-06-24 22:27:58 |  文化・芸術
「死にもせで西へ行くなり花曇」 夏目漱石の句である。彼のWIKIを見ると「明治29年(1896年)熊本市の第五高等学校(熊本大学の前身)の英語教師に赴任とある。新学期は4月からだから「花曇」が季語として使われている。 この前年は「坊ちゃん」の素材になった旧制松山中学で一年間教鞭をとっているから、東京から愛媛、さらに熊本と西行が重なったタイミングな訳でこの句の成り立ちがわかる。 今日のNHK和 . . . 本文を読む

徘徊老人の困窮

2014-06-23 22:24:28 | くらし
今日は朝から太陽が照りつけ昼頃にはすっかり暑くなった。昼の食事を済ませた頃、外の街路上でなにやら人の声が聞えてきた。野次馬が趣味ではないが、声は続いている。 2階の自室の窓から外を覗いてみると、道路の向こう側、数軒先の門柱前に手押しのカートにもたれた小柄の老婆とそれに手を添える中年の女性、喫茶店のマスター、さらに制服の警察官の4名が声の主らしい。 警察官は片手に住居地図らしき大型本を拡げて問い . . . 本文を読む