愛知県発表のコロナ感染者、24日は164人(延22861人)で死者は6人(累364人)だった。
全国合計では3988人(延366433人)の感染と50人(累5127人)の死亡か確認されている。最大のホットゾーンである東京都の感染確認が986人と1000人を下回って、今月12日以来だというが下降傾向だと安心するわけにはゆくまい。
雨の一日になった。日曜日のせいか我が家の前の市道を走る車が少ない。あやうく寝すぎるところだった。朝の寒さが緩んだせいだ。
道真の歌のように「東風」はまだ吹かない。滋賀県長浜に「盆梅展」という梅の盆栽を集めた展示会があると教えてくれたのは、お仲間の原田さんだった。
もうずいぶん前のこと、名古屋を訪れていた韓国の張さんに日帰りで行ける観光地はないだろうかと相談を受けた際の彼のアドバイスである。珍しい催事だから面白かろうと思って薦めると張さんも乗り気でさっそく出かけて行ったのだ。盆栽展を見たのはもちろん、長浜の古い町並みを歩き、蕎麦を食べて戻ってきた。彼のブログにもその時の様子が残されている。
その「長浜盆梅展」が今年も開かれ、コロナのおかげで例年の1/3ほどに減った見物客たちが互いに距離をとりながら静かに先取りの春気分に浸っていたというのがNHK滋賀局の今日のニュースだ。
この展覧会は長浜市の観光協会が「一足早い春の訪れを告げる催し」として例年1月から3月にかけて開催、今年は70回目を迎えた。この冬は寒暖差が激しく、例年よりも開花が10日ほど早いのだという。
盆栽展示のハイライト、70回連続で展示されている「昇龍梅」は樹齢が250年、高さ2m、幹回りは40cmもある大物。その名の如く天に昇る龍のような姿で高い位置に白い花が咲いている。
また、今年は新たな企画として切り絵作家とのコラボ展示が設けられ、琵琶湖の竹生島や鴨の切り絵を背景にして八重紅梅が濃いピンク色に咲き誇っているともある。
去年の「長浜盆梅展俳句コンテスト」の入選作から3句を選んでみた。
盆梅や龍に喰われる夢を見る(美濃部薫)
星型に割れるつぼみの白き梅(渡辺勝也)
名のつかぬ紅梅ことに緋くあかく(佐藤香珠)