2019年も大晦日。今年も大掃除とはいかず小掃除まで。神棚と仏壇はいつしか自分の担当になっている。
先ずは神棚の清め。親父の頃のものだから少々神さびてきている。お札は新しいものを前にもってきて古いものは正月明けに神社で焼いてもらうつもりだ。白米と酒を供えて昨日買った榊を両脇に置いただけで正月ムードになる。
次は仏壇の清掃。一段高いところに置かれた位牌は父母の戒名のある普通の黒塗りのものの他に、 . . . 本文を読む
今日は正月用おせちに入れる卵焼きや煮豆などの調理済み食品を買いにターミナルの百貨店まで足を延ばした。
買い忘れていた神棚用の榊を探すと「日本産」と「中国産」と表示された二種類が並んでいる。値段は日本がほぼ倍の値付け、榊の本数は中国の方が多い。榊は日本固有じゃなかったかと思ってウイキを読むと、済州島、台湾、中国本土にもあるという。迷ったが、日本の神様にケチだと文句を言われるのも癪なので、日本産を奮 . . . 本文を読む
昨日から年末年始用の食品や用品を買い廻っている。昨日は雑煮用の切り餅と神棚や仏壇に置く丸餅のお供えをスーパーでゲット。米屋に頼んで餅を搗いてもらったのは、いつのことだったか、思い出せない。熨斗餅ではなく一個づつプラ包装のされた切り餅と、これもプラカバーのかかった丸餅重ねにプラの橙が乗っている出来合い品で勘弁してもらっている。
玄関の鴨居に付ける「門飾り」もひとつ買った。これも出来合いの商品。昔は . . . 本文を読む
猫印の運送会社から自分宛のメールが入っていた。「荷物お届けのお知らせ」とあって、「本日〇時にお届けに参りましたがご不在でしたので持ち帰りました。以下URLより再配達をご指定ください」と書かれている。
荷物情報欄には、コレクトコール冷蔵、商品代金、送り状番号の3行だけが記されていて、売り手の名前はない。コレクトというのは受取人払いのことらしいが、自分には受取人払いで、こんなに高価な商品を最近注文し . . . 本文を読む
今日は御用納め。「忘年会スルー」という流行語があるのだそうだが、金曜日だから今頃は忘年会でひと騒ぎやってからご帰還という日本人たちも多かろう。
一駅前で降りて歩数を稼ぐ途中の機械工場ははやばやと門戸を閉じて人気がない。いつもこの門から出て来る外国人労働者の姿もない。ボーナスは出たのかどうかは知らぬが、彼らも忘年会をするのだろうか。
「ことばの歳時記」には12月の終わりに「年忘れ」という項がある . . . 本文を読む
「ほろほろと」という合唱曲を習ったのは中学生の頃だったか高校生だったか。奈良時代の僧侶「行基」の和歌をそのまま歌詞として使い、それに成田為三が旋律を付けている。
ほろほろと 鳴く山鳥の 声聞けば 父かとぞ思ひ 母かとぞ思ふ この60年以上前に憶えた唱歌のことを考えたのは、今日の中日夕刊「論壇時評」で東工大の中島岳志教授が「いのちと直結 利他のこころ」というテーマで、先日、アフガニスタンで凶弾に . . . 本文を読む
今日はクリスマス。45年前に全米でヒットしていたフォーシーズンズの〈フーラブズユウ〉の音源を Youtube から借りて「クリスマスになると思い出す雪のイサカ」とツイートした。
当時、冬季休暇でキャンパスに残っていたのは貧乏な留学生たちばかり。人気のない寮の自室でFMラジオから流れていたのがこの歌だ。「愛してくれるのは誰」とは皮肉にしか聞こえなかったが、記憶の中にはクリスマスソングとしてしっかり . . . 本文を読む
老眼にはよくないのは分っているのだが、布団に入ってから1時間ほど Youtube動画を見るのが入眠儀式になっている。特定の Youtuber をフォローするよりもタイムラインに上がってくるお勧め動画の中から適当に選ぶといったことになる。落語や音楽ものには古いものがけっこうあるから昔の記憶を呼び覚ます効果もある。旅関連の映像もよく見る。旅行というものから遠ざかってもうずいぶんになるから、アップデート . . . 本文を読む
年末が近くなると何故か夕方のサイレンを聞くことが増えている。我が家を含めて近隣住民の多くが高齢者所帯だから救急車のサイレンを聞くことが多い。近くにはパチンコ屋に隣接したサウナがあるから、ここへの夜間緊急要請もあるのだろう。
表通りの国道から聞こえてくるのはパトカーのサイレン。事件現場に急ぐのもあるだろうし、交通違反者とのカーチェイスだろうか「そこのけ」という警察官の拡声器がただならぬ様子でがなる . . . 本文を読む
冬至に食べるものといえば南瓜だろうか。魚屋の御用聞きに押し売りされた「南瓜の煮物」を昼食に戴く。柔らかいのはいいが、これが結構甘い。南瓜自体の甘さだけではなく、砂糖を加えているらしい。甘いものが好きな年寄の常連たちが多いのだろう。
冬至に南瓜を食べるのは「中風除け」とか「風邪除け」といった健康対策のほかに「金運祈願」という身勝手な意味もあるという。現代的に解釈すれば、緑黄色野菜の少ない冬に、カロ . . . 本文を読む
歩行者の行き交う街頭などに置かれたピアノを誰でも自由に弾いて楽しめるという「ストリートピアノ」は世界中の都市にあるようだ。鉄道駅や空港ロビーなどで鳴らされる様子を捉えて旅番組のように構成したTVも現れたせいか、実際に見たことのないこちらにも結構馴染みがある光景だ。童謡から演歌からジャズからクラシックまで、弾き手の音楽的な背景が良く分かってたのしい。
ストリートピアノは北の街、札幌にもあるらしい。 . . . 本文を読む
今年の冬至はこんどの日曜日22日になる。「日南の限りを行きて日の短きの至りなればなり」という二十四節気の説明のように、一年で昼が一番短い日(実際にはそうではないらしいが)で、この日を過ぎれば日脚は伸びて明るいい陽光が戻って来るというわけだ。
今日の夕食では、知り合いから頂いた手製の柚子味噌を魚料理につけて食べた。まさしく旬の風味がすこぶるよろしい。柚子といえば冬至には柚子湯にはいるというのが習俗 . . . 本文を読む
「トランプ氏弾劾訴追」という大見出しが今日の中日夕刊一面に出ている。日本時間の今日深夜から始まったアメリカ下院の議員討論。米マスコミはそれぞれの意見趣旨をツイートしてくる。途中まで読んだが、いつの間にか眠ってしまった。朝起きれば、「インピーチ(弾劾)可決」というリアルタイム情報がタイムラインを駆け巡っていた。
下院多数派の民主党が仕掛けたこの「大統領弾劾訴追決議」のポイントは2点で「権力乱用と議 . . . 本文を読む
手元に70年代のNY地図がある。アメリカ土産に買ったものだ。いわゆる鳥瞰図の描き方で摩天楼のビル群を空中から斜めに写生しているのが特徴だ。平面図に比べれば実用性には劣るが、一面カラーで彩られた50年前のマンハッタンのモダンさが十分伝わって来る。
今ならちょっとドローンを飛ばして遠隔操作で高精度のビル映像をくまなく撮りまくり、それを鳥瞰図に取り込むことなどいとも簡単なのだろう。世の中変わったもので . . . 本文を読む
名古屋の真ん中を流れる堀川。その河岸もわが万歩のコースになることが時々ある。名古屋城端から七里の渡跡まで川の両側は、護岸工事が進んでスペースが拡がったり、今様の小型ビルが櫛比するところもある。しかし変化のスピードは川の流れ程には速くないようだ。米軍の爆撃で焼かれて戦前の面影はほとんどないが、当時からつづく商店はいまでもしっかり残っている。そのひとつが、燃料用の木炭を売る商い。多くが小売りではないか . . . 本文を読む