5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

95歳のブログ布教

2018-11-30 21:35:54 |  ニュース
後期高齢者の仲間入りも間近になると増えて来る訃報。それを聞くたびに気持ちが揺れる。この日曜日は留学時代の友人の一周忌が来る。世の中に知られた中堅食品会社のトップを務めていたが、突然の死を迎えた。自分よりずいぶん若かったのだが、やはり仕事上のストレスが死を早めたのかもしれない。神や仏に祈ることもなく先祖にも愛想なしでここまで暮らしてきているが、そろそろ自分の死に方について考えておく必要がありそうだ。 . . . 本文を読む

雪が来る前に

2018-11-29 21:28:13 |  旅行・地域
駅まで行く路地の両側にある古住宅の住人たちは我が家と同様の高齢者世帯ばかりになりつつあるようだ。子供たちの騒ぎ声を聞いたことはついぞない。老人の独り暮らしも多くありそうだ。雨戸は半分閉められて、陽が落ちても家の中から灯りが漏れてこない家もある。そのうちのひとつ、プレハブのような小さな家には、老女が独りで数匹の飼い犬たちと住んでいた。民生委員らしい人が彼女と立ち話をしているのを目撃したこともある。だ . . . 本文を読む

水のはなし

2018-11-28 21:25:28 | 環境
考えてみると、1974年から76年までの短いアメリカ生活でミネラルウオーターを買ったという記憶がない。かといって水道水をごくごく飲んだかというのも覚えていないのだ。ということは沸かして飲んだということだったのかもしれない。ニューヨーク州北部の小さな大学町は、フィンガーレークと呼ばれる指の形をした細長い湖の南端にあった。その北は五大湖のひとつオンタリオ湖だ。だから水脈は指の毛細血管のように大きく拡が . . . 本文を読む

落葉たき

2018-11-27 21:32:00 | くらし
昨日は庭師に伸び放題の庭木の剪定をたのんだ。家人はすっきりしたいと緑がのこる南側の立ち木もあっさりと伐って欲しいと頼みその通りになった。半日の仕事を終えて庭師が帰っていくと家の周辺はすっかりさっぱり。床屋にいって五分刈りにしてもらったみたいだ。庭師は木の剪定はしても、庭に生えた雑草の処理はしてくれない。空間がすっきりした分、庭の汚れがかえって目立つ結果になった。雑草抜きはいずれこちらの仕事として廻 . . . 本文を読む

山奥の社会貢献

2018-11-26 21:01:35 |  ニュース
中日の夕刊コラム「中部発」、今日は「地元愛、音も生き生き」というタイトルで愛知県の山奥、設楽の「おやじバンド」を取り上げている。設楽生まれの兄弟やいとこが中心の「清崎おやじバンド」が内閣府が顕彰する今年の「エイジレス章」を受章したとある。アマチュアの兄弟バンドならどこにもありそうだが、記事によると、このエイジレス章というのは、生き生きと暮らす高齢者や地域の社会活動をする高齢者グループに与えられ、高 . . . 本文を読む

関上之保の柚子

2018-11-25 21:29:02 | たべもの
今日の日の入りは4時43分。夜になるのが速いから気温も下がるのが速い。この1週間ほどは風呂に入るときにブルッとくるようになった。血圧注意だなと思ってシャワーを風呂壁にあてて温かいミストを作ってから湯船に身を沈める。水蒸気があるのとないのとでは、ずいぶん寒さの感じ方が違うものだ。冬の長風呂といえば蜜柑や柚子など柑橘の皮を浮かばせることが想い浮かぶ。無病息災を願う柚子湯ばよく知られた冬至の行事だ。こん . . . 本文を読む

千年かわらぬ望月

2018-11-24 22:10:10 |  文化・芸術
夕灯りのついた高層ビルを前景にしてその後ろから昇ってくる巨大な満月。背景にはたなびく雲も映っている。東京港区で23日に撮影とクレジットがある。朝日デジタルの昨日の夕刊トップニュースのリードは「この世をば…道長が詠んだ満月、1千年後の今宵も夜空に」だ。「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」藤原氏の栄華を称えたといわれる有名なこの歌。平安中期の公卿、藤原道長(966 . . . 本文を読む

菊と松

2018-11-23 21:41:10 |  文化・芸術
お仲間Jさんの最新ブログがアップされた。認知症のシンポジウムに参加しにわざわざ名古屋まで来た彼はついでに名古屋城も訪れたらしい。ちょうど菊人形展をやっていたということで、ブログのテーマも「菊」について書いている。 彼のブログに繰り返し出てくる素材が、関ケ原の戦いであり文化人類学者のルース・ベネディクトであるのだが、今回もこのふたつを絡ませて書いている。関ケ原で勝利した家康は西の豊臣家の力を読んで . . . 本文を読む

今日は小雪

2018-11-22 21:37:23 |  文化・芸術
今日は「小雪」。二十四節気の20番目である。「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と《暦便覧》にあるとおりのようだ。 西高東低の冬型気圧配置で北国や山岳地方では雪が降り、平地のわが地方でも気温が一ケタに下がった。七十二候は、初候「虹蔵不見」次候「朔風払葉」末候「 閉塞而成冬」となり、それぞれ「虹隠れて見えず」「北風木の葉を払う」「閉塞して冬をなす」の意味だから、季節はどんどん冬に向かっていくのだ . . . 本文を読む