原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

私が住む自治体の40歳以上対象者のうち、健診受診者は半数らしい

2024年05月08日 | 医学・医療・介護
 (冒頭写真は、最近自宅まで郵送されてきた自治体の「健康診査・がん検診等のご案内」の裏面より一部を撮影したもの。)


 この裏面の以下の文言を見て、医学関係者である私はかなり驚いた。

 “40歳以上の対象者のうち約2人に1人が受診しています。”

 早速我が感想だが。  「へえ、意外と中高年層以上の年齢層の健診受診率は低いんだ…」


 かく言う原左都子も、職業現場を退職後は「自治体等々の健診を受けない派」だ。

 これには もちろんの事、医学関係者である私なりのポリシーがあってのことだ。
 基本的に、医学関係者とは医学・医療に関する学業・実習・実務経験の積み重ねによる経験値により、自身の身体状況をある程度冷静に把握できていると私は察する。
 身体の各所に異常が発生した場合にも、あわてて医療機関を頼るのではなく。 まずは自分自身である程度のその異常に関する推測や自己診断が可能な場合も多いのではあるまいか?
 そしてそれに基づき冷静な行動の上に選択肢を模索し、自己の異常状態と相談しつつ回復を待ち、その症状が収まったならばそれでよし、との結論に至るのではなかろうか???

 この記述は、あくまでも原左都子本人の身体に異常が発生した場合の措置なのだが。
 
 確かにこの私も年齢を重ねる毎に、身体の各部署に「異常」が発生する事態が増加している感がある。

 それでも慌てず騒がず、まずは自身の身体状況の観察・把握から開始し。 
 例えば痛みが激しい場合などは、この私とて辛いため。 
 亭主(物理学研究者ではあるが、医学には素人で薬のコレクションをしている😱 😷 ため)、その薬コレクションの中から適切なものを選択して飲んだりはする。 (医学素人の皆様は、決して真似はなさらないようにお願いします!!) 
 これがてきめんに効いたりするのはある意味では怖いが、それでも後々回復するので、この習慣を続行したいと考えている。😖 


  原左都子にとって近年一番つらかったのは、「左膝複雑骨折」時の手術入院中の “投薬に関する医療従事者とのいざこざ” 事件だった。
 我が主治医先生に関しては、“あうんの呼吸で” 私が無駄な医療行為や投薬を拒否したい人種であることを、ご理解いただけたようだが。
 さほどの接触が無かった薬剤師の方から、「痛み止め薬」を強制的に処方された。 (これに関しては、その処方が退院時だったのが幸いして、退院後すべてを廃棄処分として事無きを得た。)


 
 自治体の健診に関しては、徹底して毎年「無視」を決め込んでいる原左都子だが。
 それによって、我が身体が病魔に襲われるとの事態には一切陥っていない。

 失礼な発言かもしれないが、あんなものに貴重な時間を指してのこのこ出かけたとして。 
 まあ、何らの異常値も出ない自信はあるものの。
 それが出てしまった後の、医療関係者たちとの面談の“鬱陶しさ”をまずは思い描いてしまうのだ…😨 😵 

 私自身が医療従事経験者であることを、今更「伏せて」ものを言う訳にもいかないだろうし。
 それを言った途端に“嫌悪感”を抱く医療関係者も必ずや存在するし。😖 

 最悪の事態は、「異常値」の解釈が私と医療関係者との間で割れる事態も想定可能だ。 

 実は、この事態を左膝複雑骨折の入院時に既に経験している。
 バックナンバーにて公開済みだが、某医師は私の検査値“のみ”を一見し、すぐさま「重病」を指摘して譲らなかった…
 そんな訳が無く私から完全否定した挙句、その医師とは関わらない方策を練って大正解だった。

 あれから既に1年半の年月が流れたが、私は重病とは何らの縁もなくこの通り元気に生きている。


 とにかく、自治体の健診はこれぞ市民の自由で受診すればよい。

 ただし、あくまでもそれを拒否している市民の中には私の如く医学関係者としての苦悩の実態がある事実も、自治体には少しはご理解いただきたい。