tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ポイント 2

2017-03-26 16:58:41 | 50on ポイント
「さぶっ…」
建物に入り、ロビーを眺めながら呟く。

前を全て閉めて一人冬服のように着込む彼女に笑う。
「仕上げのイメージは確実に(笑)。私はとりあえず…」

「初めは全員よ(笑)」
手を繋がれて引かれていく彼女に笑った。
「逃げん…」
「(笑)一ヶ所だけよ」
「我慢(笑)」
逃げも不可能と項垂れる彼女だった。


契約書を眺める彼女。
「すみません…英字の方も…二種、サインを下さい(笑)」
「微妙なニュアンスに取られても困りますし。(笑)聞いてます?
3つ目(笑)私達の介錯と違いますが…」

「そうですね(笑)確かに」
「全て任せると聞き、口約束でしたが参りました。
私達の やり方を支持して頂けたからだと理解しましたが…」
「先ずはサインを…」

「しません。(笑)私達は契約書にサインする前にお会いし、納得して貰えた時点で改めて契約書へサインし、仕事を始めますから。
それは向こうで言いました(笑)聞いてます?」

「もちろん…ただ、間に弁護士も入らず不安だったもので…」
「私が弁護士ですが?もちろんライセンスもあります(笑)
チャン氏は了承してましたよ?あの方はいらしませんね(笑)」

「方々に飛んでまして…」
「で(笑)どうしますか?早く決めて頂きませんと次が…」
「困ります…他社とは」
「私達はプロです。契約書にも書いてある通り、ありません。
チャン氏にはお世話になったので、三組の了解をしました。特例で(笑)」

「嫌なら一組にしたら?。その中の一つなら左側のグループ(笑)」
終わらせたくて話に交ざり声にした。

「これは近々デビューさせようかと試しにMVを作ろうかと思っているメンバーですが?」
「なぜこの子達を?」
「ん…なんとなく。本物を見てないから確実には言えないけど」
「メインで出したいのはこれで」
中の一枚を彼女達の前に出した。

「売れてるなら私達には必要ないんじゃ?。会社も多数のタレントが売れたら有難いんでしょ?」
言いながら鞄にカメラをしまう彼女に笑うと、メインで話した彼女が苦笑いをした。

「すみません…私達は全員一致しないと契約書にサインはしません。今日の費用はお返しします。
御社を出た時点で解除します」
「では、私達はこれで失礼します」

驚いている人達に構わず、部屋を出る彼女達だった。


「SPさんのボスに電話を(笑)」
そう言いながら、携帯を渡し番号を押して貰う
『もしもし(笑)クラウドのアキラと申します。
スパイスからの依頼で四名が来て頂いてますが…正式に契約しませんでしたので 解除して下さい(笑)

本日発生した金額は、ウチが払います。これから、そちらへ向かいますので…よろしくお願いいたします』

『アキ、バンはオッケー(笑)こっちは今から引き取るって』
「あとはない?」
「たぶん(笑)迎えの人には?」
「出したよ(笑)二人分」

『では(笑)皆さんの会社に』
『えっと…連れて行けと(笑)』
「(笑)…」そうだと笑う。

車に飛び込むと準備を始めた彼女に驚いた。
「免許ありますか?」
聞かれたアキラが車を眺めた。
運転席に携帯を準備し笑っていたのだ。

「まっナビあるし(笑)いっか」
と構わず皆は乗り込んだ。


オープンカーを見ると、業者が来ていたので声をかけた。

領収書を貰い見送った。


アキラが乗り込むと、ムスッとしたヒナタが助手席にいた。
「早く帰りたいから代われって…(笑)」
「帰りにすればいいじゃない(笑)時間に余裕だし…」
「ケチよね…」
「ベルト…」
ヒナタに構わずに呟く…素直にして腕をくんだ彼女もいた…




『すみませんでした。またいつか(笑)』
『安全運転で(笑)』
『国も道も初めてですが大丈夫ですよ。乗り物全般いけます(笑)
これなら全員大丈夫ですから…
ありがとうございました』

車を見送る彼ら…
『上手いな…運転(笑)』
『オレンジ頭の子?』
『すっげぇ写真撮ってたぞ…モデル気分だったよな』

アキラが話をしている間にヒナタはカメラを向けまくり楽しそうにシャッターを切っていたのだった。


後日送られてきた大量の写真に、社長が笑い出した。
記念だと壁に事務員と張り出していった。

自然な笑みで、見るからに撮っていた時のままの顔ぶりに笑む。
『なーんか見覚えあるんすよ…』
写真を眺めながら呟く…

『誰がだ?』
『彼女達ですよ…社長は雑誌は見ないですか?』
『(笑)彼女達ならクラウドってメンバーですよ。
有名なアーティスト達が頼みたい会社ですよね。

彼女達が作るモノって、まんまなんですよ。
一番分かり易いのは(笑)ドライブ編のかな。画像付きのナビ見てる感じですよ。
最近だと写真集出しましたよ?(笑)見ますか?』

あるのかと笑う人達…笑みを浮かべて机から持ってきた。

『まんまか(笑)』
『はい(笑)全てクラウドで…コレは1だから自然をテーマに載ってます(笑)
見てると、ソコに行きたくなりますよ。残念ながらソレには、この国は載ってませんけど』
社長は本を広げ見つめていた。

笑みながら見ている社長に微笑み席に戻った。


『あっ?』
廊下で叫ぶ誰かに皆が笑う。
『あれ剥がして…』
言いながら入る彼に笑う。
『礼だそうだ。全員見たら、それぞれにやるぞ(笑)』
肩を落とし席に戻った彼だった。

『ミズキ(笑)、クラウドに詳しいのか?依頼料は高いんだろうな…』
『そう思います?一般人には優しい値段です。日が会えば(笑)』
『子供のでもか?』
『ん~』
言いながらパソコンのボードを叩く。

『行事、個別…色々ありますね(笑)。社長…見ながら聞けば?』
『国にいるなら手は空いてる可能性ありか?』
『ですね(笑)』
彼女がみやると既に携帯を耳に当てていたので笑ってしまった。



翌日に…
『毎度~(笑)』
アキラは言いながら入ってきた。
『すみません…』
『いいえ(笑)撮影の日は空いてるので大丈夫ですよ。
発表会とか…詳細はメールので大丈夫ですか?って言われても分かりませんよね(笑)』

『今、来ました(笑)妻です』
『あの…すみません。本当に、あの金額で大丈夫ですか?』
『はい(笑)撮影だけですし、データ代は入ってます(笑)手間がない分こちらは助かります』

『コピーして貰うと…』
『今現在(笑)この国では契約した会社はないので(笑) 送料で足がつきますよ。以外と高いですしね(笑)
だから、データ毎の注文にするか一括してデータを買うか(笑)になります。
一括なら、貴女がプリントして買った方へ回すか、個別で買った方へデータを渡すか…』

『どーしましょ…』
『全員撮りますから(笑)期間内であればパソコンから個別で注文して貰えば楽じゃ?。

うちは注文を受けて入金を確認すれば、アドレスへ送ります(笑)
申し込む人数で割れば負担も少ないでしょうし。
確かサークルの…』
『はい(笑)カメラマンを探す係だったので…』

『じゃ経費で落ちるんですね(笑)。では申し込んだ方へパスワードを渡すので、個別で設定を(笑)
これは(笑)注文の仕方を。
契約は誰と?』
『私ともう一人(笑)』
『ごめーん迷っちゃった…』
頭を下げて入ってきた女性。

『会長が大丈夫かってぇ…』
『電話?』
『ん(笑)ありえないから話だけにって言われたけど』
『大丈夫だった(笑)今、契約しようかと…』
『やった(笑)可愛く撮って貰えるじゃん…』

『大丈夫ですか?(笑)』
『はい(笑)お願いします』
『その会長様が迷うなら最終確認して貰えます?
…話しますから、電話を頼みます…』

受け取った彼女は話だし説明をした。
『クラウドの者です。はい大丈夫です。手紙を渡しました。皆さんへ配って下さい(笑)

一つ忠告を。特別はありませんし個別でも受けません。
平等に撮りますから。カメラマンは二人入ります。
邪魔はないよう声をかけずに頼みます。大丈夫ですか?』
『あの…』

『今から出るから沢山撮れという個別の申し込みです(笑)。
中には、そういう方もいるので(笑) 大丈夫ですか?』
『紙に邪魔はしないように、書きこんで渡します(笑)』
『では 会場でも説明をお願いします。お子様で頭がいっぱいでしょうし(笑)。では今から契約書を作ります。構いませんか?』


笑み電話を返す
『これにサインを。会場に確認しに行きますから(笑)リハがあれば教えて下さい』

打合せをすませ彼女は日付を、電話で知らせながら帰っていった。


リハの日に…
一通りの流れと子供たちの衣装にヒナタはシャッターを響かせた。
『あの…音が…』
『すみません。わざとです。当日は音がない物にします(笑)
不安を消すのと、なれと(笑)顔を覚えて貰っています』

待つ間の控え室で…
「可愛い~」
撮っては子供達に見せ、カシャカシャと音を響かせ画面を見せていた。
はしゃぐ子供達に笑む。その姿も写真に収める。
次々と出てくる子はカメラに撮られていると目が輝いていた。


「緊張する?」
笑みの少ない子に声をかける…頷く子はうつ向き小声になった。
「アメリカから引っ越してきて、初めてするから…」
「可愛いわよ。(笑)練習したんでしょ?」
何度も頷く子に微笑んだ。

「何が怖い?」
「失敗したら皆が悲しむよ…」
「一生懸命に頑張った結果だから、少しくらい大丈夫よ(笑)」
「でも…」
隣にいる子に聞き直した。

『失敗しそうで怖いって(笑)皆も?』
『平気よ(笑)ミスっても大丈夫。頑張ったからね、この子も頑張ってるよ。
私達より練習時間少なかったのに覚えたよ(笑)凄いの』

「ってよ?(笑)短期間で覚えたか…凄いって(笑)頑張れ」
カシャ!
友達から言われた嬉しさに微笑んだ…笑みの一枚、二人の一枚…友達の一枚…。

順番に皆が一斉に緊張した顔になった。
「頑張ってぇ…(笑)」
緊張の一枚を撮った…




当日…
控え室の子供達に笑む
『今日のカメラは音がしません(笑)でも、前より沢山撮ります』
『ひぇ~(笑)なんでぇ?』
『女の子は可愛い~し(笑)男の子は格好いいから(笑)
だけど(笑)カメラマンにじゃなくて見に来た人達に皆を見せてあげてね…』
声を揃え返事をする子供達に笑む

『オレンジマンはぁ?』
「いるよぉ(笑)」
カメラを向けると満面の笑みだ…
『おだんご頭だね(笑)』
笑み見つめていた彼女だ。

『頑張って撮るけど(笑)皆もね』
と出て行ったが、笑って頑張ると子供たちは先生を眺めた。


「凄い格好だな(笑)」
不意に声をかけられた彼女が振り向いた。
「招待客?」
「社長にな…ガキのを見て何が楽しいやら」
カシャ…

まただと苦笑いで返したが、笑った彼女は準備だと会場に入り込んだ…



舞台は始まる…
彼女は笑みながら撮り始めた。
中央に彼女達用のスペースがあり、終わると集合写真を撮った。

子供達に笑む会場内は暖かな時間となっていた。


ミズキに頼みパソコンを眺めた。膨大な量に驚く社長。
『便利ですね(笑)番号があるから、自分の子が出た曲目を選べば』
カチッっと音がした。
『可愛い~(笑)』
社員達の声に満面な笑みが溢れた。