里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

新年度スタート

2019-04-07 04:20:04 | Weblog

いよいよ4月。新年度のスタートだ。

草木が芽を出し、大地を緑に変え、生命の息吹が ここかしこで盛んになっている。

梨受粉用の花粉を採る花摘み(品種・新興)が始まり、田んぼへの肥料散布も行った。受粉作業は14日、15日ごろがピークになりそうだ。

今年度から梨選果場の部会長になり、役職柄、各会議の出席も多い。(望んだことではないが、こうなってしまった。)

里山を守る会の理事長として10年を超えようとしている。現在13名の理事で運営しているが、今期で退職を希望している理事も多い。

定款では10名から15名が理事の定数となっている。 今年度から女性の理事の加入を期待しているが、まだ良い返事は届いていない。

昨夜、理事会があった。

来年度予算がかなり厳しくなりそうだ。林野庁の助成金が昨年度で終了し、それに代わる財源が今のところ見当たらない。

収入をはかり、支出の縮減をはからなければならない。

来年は設立20周年の記念事業も計画している。

ここまで来られたのも地権者の皆さん、学校、行政、そしてこの活動を応援してくれている賛助会員の皆様、何よりも献身的に奉仕してくれ

ている会員の弛まぬ努力のおかげだと思っている。

20年の節目として、お世話になった方々にこれまでのお礼のご報告をしたいと思っている。

ここまでの組織になると、必要経費だけで年間100万ほどかかる。

何としてもこの活動は次世代に繋げたいと願っているが、会員の高齢化、財源の確保、新規会員の加入促進は喫緊の課題である。

理事長に就任して以来、この課題は私の脳裏に付きまとい、離れたことはない。

生命の息吹を感じる春になっても冴えない原因はこの辺にあるのかもしれない。

新年度、子供たちと里山で出会い、その笑顔に触れると元気になれると思う。 5月にはキンラン、ギンランが咲き、学校から子供たちがやってくる。

20年間続いたのは子供たちからもらう笑顔のパワーかもしれない。