バイクの後部座席から

関西から東京、広島、そしてまた東京へと転々とする転勤族の妻。
写真と植物と山と猫とタンデムでのバイク日記。

安芸灘とびしま海道ツーリング♪

2018-02-19 | 日帰りツーリング
2018年2月18日 日曜日 晴れ

今年の冬は、稀に見る強烈な寒波のせいで、ほんっと寒い。

しかし裏腹に、テレビでは日々、熱い熱い冬の熱戦が繰り広げられてて、もう、目が離せない。

もんちゃんも、オリンピック観戦に夢中♪

もうね~、この4年に一度の大舞台で、会心のパフォーマンスを見せた時の、選手のあの笑顔!
あかんわ~、この感動は、言葉には出来へんわ。



さて、そんな、「外は極寒、家の中は熱々」の日々ですが、そろそろいい加減、この寒いのにも飽きてきましてね。
なんかこう、春らしい景色がみたいな~と。
でね、春と云えばやっぱりお花。
この時期の花と云えば、水仙。
そして、河津桜とメジロさんのコラボも、ちょうど去年のこの時期、写真撮ったな~と思い出しまして。

水仙の白と黄色も清々しくていいんですが、もっと華やかな濃いピンクと鮮やかなグリーンのメジロさんが見たい。
せっかくなら、去年と違う場所で写真を撮ってみたい。
色々調べて、前回とは違う、河津桜の見られる場所を見つけたので、久しぶりに、耐寒訓練・・・もとい、寒中ツーリングへ
出かけてみることにしました。うわ~久しぶりのツーリングネタやわ。いつぶりやろ?


行き先は、安芸灘とびしま海道。

最初の島「下蒲刈島」で、まずはおやつの揚げたてじゃこ天♪

そしてお次は、二つ目の島「上蒲刈島」にて、ランチの「エビフライ定食」。

って、食べもんばっかり。おーい!河津桜とメジロはどーしたぃ?!


いやね、結論から云うと、まだ 咲・い・て・な・か・っ・た・の、河津桜。 とーぜん、メジロさんもおられませんよ。

ま、でも、実は、これ想定内。今年は寒波の影響で、開花が遅れていると、事前の情報で知っていたから。
んじゃ、なんでわざわざ来たのかと云いますと、まあ・・・ほら、アレですよ。運よく咲いてたらいいな~という
諦めきれない願望と云いますか。。。

あ、でもね、もうひとつ、実は観たいものもあったりするんです。

「アビ」って知ってます?
冬になると、シベリアからこの安芸灘とびしま海道に飛来してくる海鳥でね。
このアビを使った「アビ漁」という、300年の歴史のある伝統漁法まであるそうな。

そんなアビちゃんを、観てみたいな~と思いましてね。


という訳で、ランチを済ませた後は、アビちゃんを訪ねて更にバイクを走らせ。

到着したのは、4つ目の島「大崎下島」にある「御手洗の町並み」。

ええっ!アビちゃんとちゃうの?

ここは、江戸から明治、大正昭和初期に建てられた歴史的建造物が残っている「重要伝統的建造物群保存地区」でしてね。
以前から、一度来てみたいと思っていた場所なんで、アビちゃんに会う前に、ちょっと寄り道。


ところで、今日は、メジロさんとアビちゃんを撮りたかったので。

わたくし、今回はD7200に55-200の望遠レンズ一本勝負!

町並みを撮るにはちょっとキビシイ。。。

ので、ライダー、写真よろしく。(ライダーはライカX2持参。)

ここは、なかなか歴史の深い町でね。

坂本龍馬も登場したりします。

反面、悲しい歴史もあってね。

この建物は、「若胡子屋」という江戸時代のお茶屋(遊郭)。遊女の悲しい物語もあります。

こちらは「乙女座」という、昭和12年に建てられたモダン劇場。

戦後は30年代まで映画館として使われていた、ハイカラ建築。

そんな歴史の深い町並に、柑橘栽培の盛んな現在の、なんだか和む風景があったりとか。

無人の販売所。

町の建物のあちこちに、素敵な春の花も飾られてました。


ここは、江戸時代の船宿を利用したカフェ。

入りたかったんだけどなー。。。あんまり遅くなると寒くなるから今回は断念。冬のツーリングは時間との勝負。


と、まあ、こんな感じで、町並みを散策した後は、待望のアビちゃんを探して、海沿いをツーリング。
さすがに、日が傾きかけると寒さが辛くなってきましたが、日中は陽射しも暖かくて、冬ならではのキンっと澄んだ空気と
青い海は、とっても気持ちよかったです。


そして、待望のアビちゃんは。

思ったより大きかったです。
黒くて、ウミウのような風貌でした。

多分・・・。

え?写真ですか?

海って広いじゃないですか。
遠くの海面を漂う姿を見つけるのは、なかなか至難の業でしてね。しかも夕暮れ時だしさ。
見つけたっ!!とライダーの肩を叩き、急いでバイクを停めてもらった途端、どいつもこいつも飛び去って行きました。
カメラなんて、構えるヒマもありゃしませんでしたよ。


でもいいの。

あれは、絶対ぜったいアビちゃんだったから!多分。きっと。