バイクの後部座席から

関西から東京、広島、そしてまた東京へと転々とする転勤族の妻。
写真と植物と山と猫とタンデムでのバイク日記。

日光白根山を登ってみよう。

2022-11-30 | トレッキング
2022年11月3日 木曜日 晴れ

なんと!明日から12月って知ってました?
早すぎやしませんか?師走ですよ?!
そりゃー街に出ればクリスマスソングも聞こえてくるというものですね。

そんな時期にナンですが、11月の初めに登った山の日記でございます。

日光白根山ってご存じでしょうか?
栃木県と群馬県の境界にある標高2578mの山で、日本百名山の一つです。
ここも前回の東京在住時代に登ってみたいと思っていたものの機会がなく
心残りになっていた山だったので、今年また東京へ戻ってきたのも何かの縁と
登ってみることにしました。

ナビちゃんに導かれ、なぜかわざわざ遠回りして日光いろは坂経由で。

中禅寺湖の紅葉がそれは美しく。ナビちゃんはこれを見せたかったね、きっと。でなかったら遠回り許さん(-_-メ)

ちょうど紅葉シーズンでしたが、4時起き気合の早朝出発だったため、いつもなら渋滞必至の日光いろは坂もガラガラ。
そこを快適にドライブと云いたいところが、なんせオンボロジムニーちゃんが故に、坂を登らないったら登らない。。。
あやうくレッカーかとハラハラしましたがナントカカントカ登り切り、無事に登山口に到着しました。
ホント止まらなくて良かったぁ。あやうく我が家が渋滞を作るとこだったわ。。。

まずは日光白根山ロープウェイにて標高2000mへ。

ここの紅葉もそれはそれは綺麗でした。

ちなみにロープウェイの山頂駅には、天空の足湯だとか素敵なカフェだとかあるんですが
今シーズンの営業は終了しておりました。残念(´Д⊂ヽ

山頂駅を降り、登り始めは樹林帯。

木道で歩きやすく、静かで針葉樹の香り包み込んでくれる癒しの道。

苔もキラキラして、鼻歌を歌いながら散策。

ああ、このお山はなんて優しいんだろう♪

・・・と思ったのも束の間。

そんな道ばっかり続くはずもなく。そりゃそーだ。

この日は既にあっちこっちに雪が積もっており、それがもう滑る滑る。
場所によっては、這ってましたあたくし。
そのうえ、なぜかこの日は鉛のように体が重く頭も痛いし足も上がらず
なんだか高山病のような症状が出始めまして。

森林限界を越え頂上が近づくにつれて、強風が吹きつけます。

勿論、風を遮るものなど無し。

しかし、空は抜けるように青く、景色が雄大で遠くに富士山の姿も見られました。

さすが関東以北の最高峰♪

頂上直前は岩登り。

若干腰が引けましたが、登ってみた時の感動はひとしおでした。

蒼く美しい五色沼。

これも憧れていた景色でした。

若い女子グループに写真を撮ってもらい、記念撮影をば。

山頂はあまり込み合う事もなく、のんびりと皆さん写真を取り合ってらっしゃいました。

さて、今回は登頂以外にも目標がありましてね。

じゃ~ん♪

それは「山頂でカップ麺を食べる!」事。

前回の谷川岳で、皆さん、カップ麺どころかバーナー持参で肉を焼いてる方とかもいらっしゃってね。
それはあったかそうで美味しそうで。
ほら、山頂って寒いので、めちゃくちゃ羨ましかったんです。

なので♪

標高2500mってお湯がちゃんと沸騰するのかよく分からず、若干温めとなりましたが、満足致しました。

下山はいつものごとく、あたくし亀の歩み。
ところがライダーがトイレに行きたくなりましてね。
しかし残念ながらこの山は、ロープウェイの駅から山頂までの登山道にトイレが無いんですよ。

という事で先に降りて貰い、お互いソロ下山。

なんとかロープウェイの最終便にも間に合いました。

下山後は、麓の温泉に入り熱々のお湯で冷えた体を解凍。
ゆっくり足をマッサージした為か、初めて登山後に筋肉痛になりませんでした。
毎回呻くほどの筋肉痛になるので、エレベーター無しの4階住まいには地獄だったんですよね。


ボクそんなさむいとこぜったいいかない。

そろそろ低山シーズンですね♪

谷川岳リベンジしてみよう。

2022-11-02 | トレッキング
2022年10月23日 日曜日 晴れのち曇り

そう、あれは遡る事9年前、2013年7月の事でした。

当時は最初の転勤で東京に住んでおり、ヘタレながらもちょこちょことトレッキングを愉しんでおりました。
そして、その時愛読していた山登りのガイドブックに「ちょっと頑張る人気の山」として紹介されていたのが
群馬県と新潟県にまたがる「谷川岳」でした。

ガイドブックに「中級者向け」と書かれていたものの、いくつかの山も経験した後だったし
「そろそろ行けるんじゃない?」とワクワクしながらチャレンジをし、その結果、見事玉砕。
ひざ痛に耐えきれず、途中で断念したのでした。あ、ライダーだけ登頂。くやしーっ!
ちなみにその時の日記はこちらね。→「谷川岳に登ってみよう。

さて、あれから広島県へ転勤を経験し、四国の名峰「石鎚山」も登りました。
今年はまた東京に戻り、初めて「富士山」も頑張りました。
今なら、谷川岳ももしかしたら・・・。

ずーっと心に引っかかっていたんですよねー。

という訳で、いざリベンジへ。今度こそ登ってみせよう谷川岳!

・・・えらいもんでねぇ、一度目は「なんじゃこりゃ!」と思った鎖場も、二度目となると
鎖を使わず登れたし、天まで聳えてるんじゃないかと思った壁も、案外すんなり越えられるもんで。

ま、超が付くほど鈍足なのは変わらずなんですが。

いつもライダーと一緒に行きますが、一緒に登ったことはありません。。。ええ、お互いほぼソロです。

とはいえ、要所要所では待ってくれているので、ちょこちょこと写真を撮ったり撮られたり。

あ、ここは途中にある天狗の溜まり場という大岩です。

天神尾根往復コースを歩いたので、視界が広くて本当に気持ちいい。

ここからの景色が今回の山登りで一番綺麗でした。

なぜなら・・・頂上はこうですもん。。。

ハイ、真っ白。

そうそう、谷川岳は双耳峰といって、頂上が二つあります。
一つは谷川岳の主峰「トマの耳」。
もう一つは谷川岳の最高点「オキの耳」。

あたくしとしては、手前の「トマの耳」に到着した時点で、「よし!やり切った!」と満足だったのですが
恐らくあたくしの超鈍足に付き合わされて消化不良だったのであろうライダーに促され
結局「オキの耳」まで頑張りました。

なーのーにー、どっちの頂上も真っ白だったと云う。。。

ま、それでも頂上手前の肩ノ小屋でお昼を食べた時は、とても綺麗な青空だったし。

何より、リベンジが叶って最高に満足な山登りとなりました♪



余談ですが、東京から谷川岳へのナビの時間は、約二時間半ほどだったのに
実際は三時間半もかかったんですよね。
原因は、我が家のオンボロジムニーちゃん。
たって、高速道路でも80km位しか出せないんですもの、壊れそうで。

という訳で、そろそろ高速道路をまともに走れるクルマ・・・欲しいかも。

あと、助手席で爆睡できるクルマ。。。

富士登山記。その2

2022-09-12 | トレッキング
2022年9月9日~10日 金・土曜日 曇り時々雨のち晴れ


その1からの続きです。

さて、ご来光を有難く拝んだ後は、まだまだ頂上を目指して登っていきます。

お天気は上々。

しかし、酸素はどんどん薄~くなっていき、それに伴いまあ体の重いことと云ったら。。。

老若男女問わず、周り全員肩で息してる感じ。

でも、この辺から妙な連帯感が生まれ始め、全然知らない人同士、励ましあったり顔を見合わせて苦笑いしたり。

ソロでしかも初めての富士登山という女性とか80歳の男性とか、実に様々の人が頑張っていました。

最後の階段は一段ずつ、体を引きずり上げるような感覚で登り。

頂上手前で待っていてくれたライダーと一緒に、最後の一歩を踏み出し。

無事、登頂出来ました♪

バンザ~イ!

で、本当なら「富士銀座」とまで呼ばれるほど賑やかな山頂の山小屋で、カップヌードルを食べると心に決めていたんですが。
な・ん・と!
山小屋・・・シーズン営業を終了しておりました。(´;ω;`)ウゥゥ

ホントは、ここで腹ごしらえして、山頂をぐるっと一周する「お鉢巡り」をするつもりだったんですが。

持参した甘酒だけでは体力が回復せず。お鉢巡りは断念。

それでも、火口の迫力は凄くて。

達成感に満ち溢れた時間となりました♪

さて、当然ですが、登ったからには下りねばなりません。

吉田ルートは、登山道と下山道が分かれており、険しい溶岩などは無いものの。

このような、砂と石の道を下っていきます。

そう下るんです。
それはもう延々とええ、えんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんとです。

気を抜くと、石に足を取られズルっといきます。

そして、登りと違って山小屋もトイレも少なく、ひたすら単調な道を下るだけなので、メンタル的にキツイ。。。

持っていたカロリーメイトが命綱。

あーん、カップヌードル食べたかったよーっ!

正直な感想としては、富士山は登りより下りがしんどかったです。

「飽きる」という言葉がピッタリの下山でした。ほぼ4時間、ひたすらこの景色。。。

次回は、絶対カップヌードルとバーナー持って登ってやる!

そんな風に心に決めた、下山でした。

そして下山後ソッコー食べたとんこつラーメン。

どれほどラーメンに固執してたんだ、あたし。


ふーん。かあさん、次回ってことはまたのぼるんやな。

あっ・・・。ま、まあそのうち・・・ね。

富士登山記。その1

2022-09-12 | トレッキング
2022年9月9日~10日 金・土曜日 曇り時々雨のち晴れ

長年の夢だった「富士登山」にチャレンジしてきました。

いや~前回の東京在住時代は、「ひざ痛持ちの体力無しなあたくしが富士山なんて登れるはずがない。」と
挑戦しなかったんですよね。
でも、広島へ転勤してから、「やっぱり挑戦だけでもしてみれば良かったかな。。。」と心に引っかかっておりまして。
で、今春、またまた東京へ舞い戻ってきたのも何かの縁。
「ダメで元々。」「別に必ずしも登頂しなくてもヨシ。」
そう思い定めて、いよいよチャレンジしてみることにしました。

富士登山のルートはいくつかあるのですが、まずは初心者に一番おすすめの「吉田ルート」を選択。

富士スバルラインの通行規制外(今年の規制は8/31迄)だったので、ジムニーで五合目へ。

途中で、青息吐息になったオンボロジムニーちゃん。ニンゲンが登山する前に車がギブアップするかとハラハラしたわ。

さて、吉田ルートの登山口である「富士スバルライン五合目」は、大変賑わっておりました。

大好きなモンベルのお店もあったり♪

ちなみに、ここで既に高度が2305mあるので、まずは高度順応する為に一時間ほど滞在します。

腹ごしらえしたり、ストレッチをしたり。ここで焦って登り始めると、後で高山病になる恐れがある為。

朝10:00。いよいよ登山開始。

行ってきま~す♪

初めのうちはこんな感じの砂の道。

お天気はめっちゃガスってます。時折雨も。

そのうち、溶岩が現れます。

ええ、顔は写ってませんが、満面の笑みで這い上がります。

休憩は、途中いくつもある山小屋の前のベンチが基本。宿泊者でないと中には入れません。

この日は富士山閉山前ギリギリの金曜日だったので、全体的に人は少なめ。テレビで見るような混雑は全く無しでした。

こまめに行動食(プロテインバーとか飴ちゃんとかゼリー飲料とか)を補給しつつ、ゆっくり登っていきます。

各山小屋では、軽い食事も売ってます。

噂の高級カップラーメン700円也。あたくしはお茶漬けを食べました。ありがてえ♪

ところで我々はこの日、八合目にある山小屋「太子館」を予約してましてね。
頂上までの、ちょうど半分の距離にあります。
初めての山小屋にかなりドキドキしてましたが、優しく迎えて頂きました。

今回予約したのは相部屋でしたが、ちゃんと一人ずつ区切られてるスペースへ。

寝具は、シュラフと枕が用意されてます。感染予防に顔周りをカバーする不織布もありました。

そうそう、あたくし、富士登山に躊躇してた原因は、己の体力のなさ以外に、この山小屋がネックでしてね。
布団一枚に三人位寝かされるとか、他人同士頭と足を互い違いに寝る等、噂を色々聞いてたので、それが嫌だったのです。
ところが、コロナが流行り出してから、個室が増えたり、相部屋であってもこのように、仕切りが設置されたようで
狭いながらも、自分のスペースが確保できるようになりました。
それも、今回のチャレンジの大きな安心要素になったのです。

相変わらずの鈍足登山な為、山小屋に到着したのは、登山開始から5時間後の15:00。

16:00夕食開始。到着した順番に用意して頂けます。この時に、翌朝の朝食として、パンとパック入りの釜めしとお水も頂きました。

夕食後は・・・そう、寝ます。だって、することないし。それに疲れてるしね。
といっても、あたくしはほぼ寝付けなかったんですが、それでも体はゆっくり休められました。

で、翌朝は夜中の3:30から行動開始。
ヘッドランプを付けて、また溶岩を登り始めます。
あ、そうそう、今回はご来光は是非とも見たいと思っていたものの、山頂からにはこだわりませんでした。
吉田ルートからはどっからでもご来光は望めるし、七合目を越えたらハッキリ言ってどっから見ても一緒の景色と聞いていたので。
初心者なので、なるべく暗い時間の行動は避けようと思ったのと、出来るだけ長い時間体を休めたかったのでね。

そろそろ空が明るくなり始めた辺りで、パンを齧りながらご来光を待ちます。

インナー・フリース・ダウン・アウターを重ね、カイロを貼り付けてもかなり寒いです。注:あたくし寒がりです。

刻々と空の色が変わり始めます。

この日の日の出は、5:00過ぎ。

そして、登ってきた太陽は、それはもう美しくて。

この写真は、今回で一番のお気に入りとなりました。

長くなってきたので、次回へ続く。

久しぶりの山登り。 ~筑波山~

2022-09-07 | トレッキング
2022年8月15日 月曜日 曇り

4年前の誕生日に四国の「石鎚山」を登って以来、久しぶりに山登りに行ってきました。

場所は「筑波山」。

家から近いもんで♪

前回の東京在住時代にも登ったんですが、すっかり忘れてました。

筑波山って、めっちゃ岩がゴロゴロ出てくくる山だったわ、そう云えば。

しかも、夏の低山って樹林帯は蒸し風呂のようでして。

たっぷり汗をかいた体にお蕎麦が最高♪

ちなみに、以前登った時は下りにケーブルカーを使いましたが、今回は全部自力で頑張ります。

まずは、男体山の頂上から。

うっひょ~・・・曇ってるね。。。

そのまま、今度は女体山の頂上を目指し。

頂上は、大きな岩に覆われていて結構狭いです。夏休みとあって親子連れの姿も♪

暫し、順番を待って岩の上へ。


眼下に広がるのは、こんな景色♪

う~ん、こっちもガスってるね。。。

筑波山って、高尾山ほどメジャーではないものの、ケーブルカーやロープウェイもあるので、気軽に登れるイメージがあるのですが。

ホント岩が多くて、それがまた滑るし、中々のアドベンチャー気分を味わえます。短いけど鎖場もあるしねー。

でも、変化に富んで、愉しいといえば愉しい。
あ、でも夏の低山のデメリットがもうひとつ、とにかく「虫」が多い。
ちゃんと虫よけスプレーしてたものの汗で流れてしまい、めっちゃ蚊に刺されました。。。

今回の山登りは、最初の予定では8キロ4.5時間の予定が、終わってみれば12キロ8時間となりました。

下山後の温泉&牛乳が最高でしたよ♪


ところで、帰宅後に靴の手入れをしてくれていたライダーが「靴、ヤバいで。」と。
見てみると、崩壊寸前でして。いや~登山中に壊れなくて良かったわ。
あと、ザックの方も、長らく使ってなかったので、かなり劣化が激しくてね。

思い切って買っちゃった♪オスプレーのシラス34とモンチュラのミッドカット♪

ふんふん。ボクはいれそうやな。

使うのが楽しみです♪