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時は金なり。金は時買えぬ。「一寸光陰一寸金、寸金難買寸光陰。」

『弟子規』日本語解説(63)

2018年10月10日 | 『弟子規』日本語解説
過能改 歸於無 倘揜( 掩)飾 增一辜
guò néng gǎi guī yú wú tǎng yǎn shì zēng yì gū
【解説】有了過錯,要能勇於面對,並徹底改正過來,這樣的話,別人還是會把他當好人看待;如果不肯承認,還要極力掩飾的話,那就是錯上加錯了。
【和訳】過ちを素直に認めて、改めて、二度と繰り返さなければ、過ちがないことに等しく、良い人だと見直されます。もし、認めず、逃れ(のが)、覆(おお)い隠(かく)し、ごまかせなどの行為をすれば、過ちの上にさらに過ちを重ねるようなことになり、罪はいっそう深くなります。



●簡単解説:
『左傳(さでん)』にも「人誰無過、過而能改、善莫大焉(人誰か過ち無からん、過ちて能(よ)く改むる、善焉(これ)より大なるは莫(な)し)」と述べました。「人非聖人(ひと聖人にあらず)」、聖賢でない凡夫は誰しも過ちを犯すものです。過去に間違いを犯していても、恐れずに、反省し、改めることができれば、大丈夫なのです。自分の過ち・間違いを改めることは一番大きな善行であるのです。

四字熟語の「改過遷善」(かいかせんぜん。過ちを改め善に遷る。 )があり、人間修養の基本で、陸象山(南宋の儒学者・官僚。 名は九淵、字は子静。象山は号。諡は文安。江西省金渓の人。朱子と同時代に生き、その論敵として知られる。その一族はおよそ二百年間にわたり何世代もが同居することで有名であり、時の王朝より義門として顕彰された。)は、「我が学は責己自反、改過遷善にすぎない」と云い、心の良知を致すことで己の理がそのまま全ての理と一致するようになり、善に遷るとすることです。



簡単解説の内容は浄空法師の説法、楊淑芬(ようしゅくふん)居士先生の「弟子規」、成徳法師(蔡礼旭<さいれいきょく>先生)の「幸福人生講座」などの講義内容に参照してまとめたものです。
一部の内容は念仏人さんのブログによります、心から感謝いたします。
ブログをご覧になっている皆さんとご一緒に学ぶことができて、本当にうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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