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Hanshin Tigers Series 2024

福原で初白星!(2日・大阪ドーム)

2005-04-03 21:57:21 | Osaka DOME
 この日、初回にミスが出たのは、スワローズの方だった。2アウト後、昨日4タコ(ノーヒット)3番アンディ・シーツの平凡なレフトフライを前進したレフト、アレックス・ラミレスが落球! (記録は二塁打)。動揺した先発・坂元弥太郎は、4番・金本知憲にも「お定まりの」四球を出して、2アウト、一・二塁。ここで、こういう場面の為に「5番」に据えた、今岡誠が初球を打って、レフトフェンス「最上部」直撃のツーベース!! 2者が還って、「3対0」。さらに、6番・シェーン・スペンサーもレフト前ヒットで続いて、「4対0」。

【3回裏】には、初回の初ヒットで気を良くした、3番シーツが三遊間を割って、出塁。4番・金本が今度は初球を叩いて、左中間にライナー! またしても、ランニングキャッチに失敗したラミレスが捕球できず、金本は三塁へ。スリーベースヒットで、記念の「1500本安打」を達成! 無愛想(無表情)な大阪ドームのボールガールから花束を手渡され、ヘルメットを取って、声援に応える。甲子園球場なら、尚良かっただろうが。

 2アウト後、6番スペンサーがライト線に入るツーベース!! 金本が還って、これで「5対0」。左に右に、と広角に、スペンサーの「小爆発」が続いている。テレビカメラはしきりにベンチに座る桧山進次郎を映すが、これだけのバッティングを見せられると、本人も桧山ファンも「納得」せざるを得ない。少なくとも、昨シーズンのマイク・キンケードのような「惨劇」は繰り返されなかった。

 続く7番・鳥谷敬も142㎞の内角速球を振り抜いて、左中間フェンスに達するツーベース!! 「6対0」。この日も守備で初回にエラー「もどき」の内野安打を(またしても、早稲田の同期の青木に)献上しているだけに、1打席、1打席が「必死」な鳥谷。バッティングの調子は上向いているのか、どうなのか判然としないが、「1日1本」を目標に据えている(らしい)本人の願望は叶った。

 8番・矢野輝弘にも今シーズン初ヒットとなる、センター前ヒットが出て、鳥谷が生還。「7対0」。【4回裏】にも、4番・金本のライト線に転がるツーベースで1点。1アウト、二・三塁で、5番・今岡のセンターへの大飛球、これが犠牲フライになって、「9対0」。しかし、手放しでは喜べない。スワローズの開幕・第2戦の先発は、昨シーズン4勝(2敗)の坂元。先発が早めに崩れれば、打つ手がない、スワローズの弱点を突いて、加点したに過ぎない。問題は、エース級をどう攻略するか、だ。

 タイガース先発の福原忍は、大量リードにも守られ、7イングスを零封。安定感抜群のピッチングで、「未来のエース」ぶりを見せつけ、初勝利に貢献。2番手に安藤優也が出てきたのには驚かされたが。「調整登板」なのだろう。しかし、昨年までなら、違和感なかっただけに、deja-vuを見ているような感じで、変な気分だった。初先発を前に試し投げ。いきなり最初の打者にホームランを喫した、「苦い」体験を良薬に、「次」こそ「先発」だ。

「9対1」タイガースの初勝利。今日(3日)の第3戦先発は、ルーキー能見篤史か? 開幕戦から井川慶、福原と左右のエースを続けて、2連勝を目論んだはずなのだが、1勝1敗で3連戦最後をルーキーに託すことになった。それは彼に「重荷」になるか、それとも、そんなプレッシャーを撥ね返して見せるか? ルーキー投手の真価が問われる。これに克てれば、「新人王」へまっしぐら、だろう。ライヴァル・野間口貴彦(読売ジャイアンツ)は未だファームに沈んだまま、浮上できないでいる。

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1 コメント

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ファームは開幕2連勝!! (zeta-web)
2005-04-05 23:17:46
 ファームは開幕2連勝(鳴尾浜)。発熱で1軍お預けのブラウンが先発して、5回を1失点。最後は(これもインフルエンザ後の)桟原が締めて、「3対1」。ライヴァル中日に連勝です。

 打線では筒井壮が2本打っているのが目立ちますね。「オレはファームでやるためにここに来たんじゃない」という意地もあるでしょう。受け入れたタイガース側も他球団をクビ(解雇)になった選手を易々と1軍に入れるのは面白くない、と思っているかもしれません。でも、この調子なら、早期1軍合流もありえるかも!?
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