先発投手が6失点、2番手が3失点して、序盤で「0対9」と広島東洋カープに大量リードされた阪神タイガース。ベテランの4番打者(40歳)もダッグアウトに引き下げ、すっかり捨て試合の様相を呈していたが、【5回裏】に1点を返し、【6回裏】に7点を返し、「8対9」1点差に迫り、迎えた【7回裏】タイガースの攻撃。
1-OUT後、代打・江越大賀(打率.000)が三遊間を抜いて、今シーズン初ヒット! 5番・中谷将大(三振、三振、死球)もレフト前ヒットを放って、1-OUT一二塁。ここで6番・鳥谷敬(ヒット、四球、内安打)が「3-2」フルカントから緩い当たりの二塁ゴロ。これを二塁手が弾いて、バックアップした遊撃手がホームに送球したが、判定は「セーフ」! 同点に追いついたかに見えたが……
ビデオ検証に17分間もかかり、やおら出てきた球審が「大変、長らくお持たせしました。セーフの判定でしたが、リプレイ検証の結果、アウトとし、2-OUT一二塁で再開します!」
マイクを握っている最中、終始、顔を歪めていた球審。阪神タイガース元投手、眞鍋勝己さん(26年目)。苦渋の判定だったのだろう。恐らく、三塁塁審、飯塚富司(21年目)。この男が強硬に「OUT」を主張したのだろう。誰がどう見ても、キャッチャーのタッチは「空タッチ」にしか見えないのに……江越のベース・タッチが速かったのに。密室で判定は覆された。金本知憲監督(49歳)に私怨がある飯塚。怨念は判定をも覆す。
阪神、球団初の9点差からの大逆転で単独首位!勝ち越し打の梅野が3日連続お立ち台(SANSPO.COM)