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Hanshin Tigers Series 2024

武内、同点3ラン!(1日・神宮)

2006-04-01 21:19:09 | Tokyo Swallows
 武内晋一(東京ヤクルトスワローズ)は、1年前は阪神タイガースの“恋人”等と呼ばれていた。タイガースと何かと縁のある(?)智弁和歌山出身で早稲田大学。岡田彰布監督~鳥谷敬のラインで、この武内も自由枠(希望枠)で獲得するものと思っていたが、直前になって、方針転換。左腕の岩田稔(関西大学)を指名した。
 それはチーム事情の変化があるだろう。若い左バッターの林威助(4年目)の成長が見込まれ、そして何よりも、メジャーリーグ移籍を訴えるエース井川慶の「後釜」を見つけておく必要があった。その二つの要素が介在して、指名は見送られたものと思われるが、これが後々、響いてこなければいいがな、と思っていたが、早くも開幕・第2戦で「報復」の一発を浴びた。

【6回裏】1アウト1,3塁で、バッター6番・武内。【2回裏】1アウト3塁でも、武内にチャンスが回ってきて、そこはセンターフライ。【4回裏】1アウト1,2塁でも空振り三振。【1回表】に自身のエラー(落球)で1点を献上しているだけに、何としても打ちたかっただろう。
 3球目のフォークを空振りさせて、「2-1」からの4球目。キャッチャー矢野輝弘の要求はフォークの連投。しかし、これが裏目に出た。今日は悉く、矢野のリードが裏目に出ていた。このフォークを狙われ、掬い上げられ、ライトスタンドに舞い上がる「3対3」同点3ラン! 

 タイガースナインはこれで意気消沈してしまった、かのようだった。初回に相手のエラーで先制点を挙げて、【5回表】2アウト満塁で、開幕からヒットが無かった7番・鳥谷敬にタイムリーヒットが出て、「3対0」。これで今日は勝てる。公式戦の連敗を「5」で止められる、と思われたが、この日も“陥とし穴”が待っていた。先発・安藤優也、痛恨の1球! 

【9回裏】には4番手、能見篤史が上がって、連続三振で2アウトを取ったが……やはり“鬼門”神宮は生きていた。同時に昨年の日本シリーズからの連敗の「重さ」が公式戦の開幕で一気に吹き出てきた感じだ。
 明日からはこの嫌なムードを払拭すべく、打線も組替え、心機一転、出直すべきだ。目を負傷し退場した藤本敦士に代え、2番に鳥谷敬を戻し、優勝した昨シーズンと同じ布陣に戻すべきだ。開幕3タテ(7連敗)だけは何としても阻止しなければならない。

能見ピシャリ!上々のデビューや (デイリースポーツ)


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3 コメント

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筒井和5失点…(1日・由宇) (zeta_web)
2006-04-02 12:08:57
 先発の筒井和が5回(10安打)5失点。相変わらずのようです。スコアを見ると、4回まで「0」に抑えていたのに、5回に突如乱れて、5失点! この不安定さは直りません。それでも勝ち投手になるのですから、ファームは打撃好調のようです。

 6番・庄田が5打数4安打2打点。最近シダックス勢が活躍していますから、庄田も乗り遅れないように、早く1軍に上がって、打ちまくって欲しいものです。 
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武内 (ひとり)
2006-04-02 13:10:51
振られたのは阪神かも。

同じ神宮ということで早くから着目していたようですよ。

それにヤクルトも早稲田出身が現役で3人いますしね。



ヤクルトの明るいチームカラーを好んだのかもしれません。年齢も近い青木もいますし。

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阪神ファン (zeta_web)
2006-04-02 13:54:01
 どこのどなたが存じませんが、コメントありがとうございます。しかし、武内は兵庫県神戸市出身で甲子園出場時に「阪神ファン」を公言していました。私の記憶に間違いがなければ、ですが。

 ひょっとしたら、同じ智弁和歌山の池辺啓二か、田中浩康と取り違えているのかもしれません。田中は間違いなく阪神ファンで鳥谷と二遊間コンビを組む希望を持っていました。 
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