木曜日の横浜DeNAベイスターズ戦。阪神タイガースの先発、藤浪晋太郎(23歳)が先頭打者に初球(148km)が外角低めにストライク! 2球目も外角低めに速球(151km)を決めて、この2球を見て、藤浪の復活を確信した。宜野座キャンプ(紅白戦)で見た藤浪だ。“突貫工事”(フォーム修正)が成功したようだ。3球目(132km)が高めに浮いて、先頭打者=桑原将志(23歳)にライト前に運ばれたが……
ちゃんと一本足で立てている。最初に右足一本で立ち、最後は左足一本になる。この体重移動。これが投手の原理。素人(タレント)さんは「この原理」を分かっていないから、始球式で捕手に投球が届かない。ストライクが入らない。この原理さえ分かれば、捕手に投球が届く。ストライクが入る。
信じられないことに、4月4日の京セラドーム大阪(東京ヤクルトスワローズ戦)の藤浪は、この状態だった。投手の基本的な原理が失われていた。金本知憲監督(49歳)が(4日の)試合後に“いみじくも”言ったように「ピッチングになってない」。そんな藤浪だった。藤浪をそんな状態にさせたのは、いったい誰なんだ? WBC(日本代表)の宮崎合宿で何があったのか?
【阪神】前回大荒れ藤浪がなぜ8回1四球と変身? 理由を探る(スポーツ報知)