「言わなきゃ俺の為にもならないし、あいつの為にもならない」（5日）

【ベースボールオールスターズ】下柳剛 阪神タイガース レギュラー 《BASEBALL ALLSTAR'S vol.2》ba1102-091
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　未だに納得できないのが、下柳剛投手（43歳）への「戦力外通告」。終盤戦の大事な時期に何故、彼を一軍に上げなかったのか？　上げたのが何故、若い2年目の秋山拓巳だったのか？　下柳だったら、ダッグアウトに「いる」だけで、優勝（CS）争いするチームの≪強力≫な「戦力」になっていただろう。
　ファームに落とされる時も「もう1回チャンスがある」と、首脳陣から話があったから「いつでも行けるように準備はしてた」のに、“約束”は反故にされた。……“こういう”ことをする首脳陣（監督・コーチ）。

　野村克也（1999年～2001年）星野仙一（2002年～2003年）岡田彰布（2004年～2008年）と続いてきた良い流れが、2009年からの監督の代で（人間関係を含めて）“グチャグチャ”にされた。これで、このオフシーズンにFA（フリーエージェント）取得者の流出が続いたら、タイガースはもう一度≪暗黒時代≫に突入することになるだろう。……この悪い流れを断ち切ることが出来るか？　和田豊新監督。
「勝ちたいんや！」＝「NEVER NEVER NEVER SURRENDER」。タイガースはもう一度、2002年～2005年シーズンのスローガン＝原点に戻るべきだろう。「Be the Best For the Fans」（2006年～2008年）とか「Focus on this play' this moment!!」（2009年～）とか、訳の分からないスローガンにしてから、優勝できなくなった。先ずはそこから、だ。

　7日（5日）の『虎バン』（朝日放送）の対談「下柳剛選手×矢野さん」は良かった。ロケ収録時間は2時間に及び、放送されたのは（たったの）15分。残り1時間45分が勿体ない。DVDにして、販売すべきだ。スタッフだけ得して「ゴメンナサイ」で済むことか？　と言い募りたい。

　そういえば、2005年は15勝3敗（防御率2.99）で『最多勝利投手』のタイトルを獲得。最終戦で延長【10回表】まで一人で投げ抜き、【10回裏】鳥谷敬の≪サヨナラ≫ホームランでタイトルを手に入れた下柳。
　鳥谷には「オマエの守備は使えない」とか「（打球に）飛び込め！」とか、厳しかった（“ボロカス”に言っていた）下柳。その鳥谷が送別会で「最初は嫌で（頭にきてたけど）（そう言ってもらえたことを）僕は今は本当に感謝しています」と言ったらしい。
　今シーズンは『ゴールデン・グラブ賞』受賞が確実な鳥谷。その守備の向上の陰には、下柳の存在が「あった」。「（言いたくもないことだったけど）言わなきゃ俺の為にもならないし、あいつの為にもならない（ことだった）」と下柳。こういう“人物”を放擲したタイガースは許し難いなっ。痛い“しっぺ返し”を喰らうことになるだろう。……例えば、その鳥谷。

虎投支えた下柳…戦力外「まだまだ現役で」 （SANSPO.COM）

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