勇気

先日、久しぶりに文庫本を半日で読んだ。
東野K吾さんの『手紙』。

注：ここから先は、ちょっとネタバレがあります。

超大まかなあらすじは

２人だけの兄弟のにーちゃんが、強盗殺人で服役中。
弟は、進学、恋愛、就職と、幸せを掴もうとするたびに
「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。

っていうお話。

最終的に、弟が自分の妻子を守る為に
にーちゃんに絶縁を宣告して、全てを隠して再出発をするのだけど、
弟が勤めていた会社の社長が
その決意を知った時に言った言葉が
とても印象に残った。

『君が選んだ道は簡単な道ではないよ。ある意味では、これまでよりもっと辛いかもしれん。
何しろ、正々堂々、といった旗印がない。』

これ、読んで以来、ずっと心に残ってるの。

今、私もオットもママンも元気です。
ブーブー言いながらも、笑いながら在宅介助生活を送っていられる。
でももし、これから先、家でみられないようなことになって
施設にお願いする時に、
きっとこの言葉を思い出すんじゃないか・・・って思ってる。

私はきっと、様々な旗印の元にいるのだろう。
ウチのママンの場合、
いろんな介護サービスを使ったとしても
施設にいるよりも家に居るほうが
身体的にも精神的にもいいし、幸せ！
って思うのが、一番デカイのかな。

これを外さなくてはならなくなった時がもし来たとしたら、
その時は・・

なんて勇気のいることだろうか。

勇気。

実は介護って、コイツが必要な場面が
たくさんあるんだよな・・・。

様々な人（ママンも含む）と、様々な戦いをする。
いろんな決断をする。
諦める。
信じ続ける。

全部勇気が必要なことだ。


　　選ばれし勇者、ゼリーよ。
　　さあ、立ちあがるのだ・・・


週末、念願のDSゲーット
私の姿が見えないときは
“最後の幻想の世界”に、クリスタル探しに行ってまーす


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