１％だって０じゃない。

私がママンを見ていて
イライラすることの一つに

【自分でいろいろやろうとしないこと】

っていうのがある。

車椅子に移乗したら、ボーッ。
動かして貰うまで、そのまま待っている。

車椅子止めたら、ボーッ。
次にこちらが何かするまで、そのまま待っている。

一事が万事、受動的。

いつも小出しに小出しに
「ちょっと！ブレーキくらい自分でかけてよっ！」
とか
「自分でいけるトコまで進んでよっ！」
とか、
小ギレはしてるんだけど、
最近、ひどい腰痛のイライラも手伝って、
ついにゼリー、マジギレ


ゼ「アンタねー！
　　何で自分でいろいろしようとしないのよっ！
　　出来ないって思い込んでるだけじゃないのっ？
　　ママはいつも、歩くことばっかり考えてる！
　　遠い先のことばかり見ている！
　　歩くより前に、今、出来ることいっぱいあるのに、
　　何もしようとしないじゃない！」

マ「私だって一生懸命頑張ってるわよ！
　　アンタは私に望みすぎるのよ！」

ゼ「誰も今すぐ、自分で立ち上がって、一人でトイレに行ってくださいなんて
　　言ってないじゃない！
　　ママは自分で出来ること、探そうともしないじゃない！
　　100％できなくったって、99％手伝ってもらえば、1％できることだって
　　沢山あるじゃない！
　　それもしなければ、ママはいつまでたっても０のままだよっ！
　　世話になってるだけの人だよっ！
　　それでいいなら、私これから、何もママンに報告とか相談とかしないで
　　全部勝手に決めちゃうよっ！」

マ「やだよっ！」

実際には、こんな理路整然（？）とした話ではなく、
二人の感情、大爆発ですけど

100％を誰かにやってもらいたいなら
ウチじゃなくてもいい。
介護施設の方が、やさしく接してくれるはずだ。
なにもこーいうことの苦手な私が
嫌々介護する必要はない。
でも
私はママンに、たとえ１でも10でも、自分で出来るようになってもらいたい。
ママンだって、そう思ってるから
リハビリ頑張ってるんでしょう？
「再び歩く」
っていう遠い先の目標ばかり追って、
【今】を、【生活するということ】を、【積み重ねること】を、
忘れているように見えるママンに
私は腹が立って仕方が無いのだ。
ママンはリハビリするだけの為に
生き残ったわけじゃないのだ。

車椅子の麻痺側のブレーキだって、
10回中10回、手伝っていたのが、1回は自力で出来るようになってきた。
ベッドの介助バーに左手で掴まるのだって、
100手伝っていたのが、20くらいは自分で出来るようになってきた。

それは私が毎回ブーブー言ってたから（笑）

もっとさー
自分で
「これ、こうしたらできるかも！」
を探してほしいよ。
それがなければ、ずっと今のままだよ？
「こうしたいから、こう手伝って？」
って言われたら、私だって（多分オットだって）、
出来る範囲、喜んで手伝うよ。

マ「わかった。自分の進むべき道が。」

なーんてすごいこと言ってるけど、
ホントかよー？

まー、とりあえず、この喧嘩以来、
すこーしずつ、変わってきたかなー。
トイレが終わった合図に、トイレのドア開けたら
ズボンとおパンツを左手（麻痺手）で握っているとか、
「ご飯だよー」
って起こしに行ったら、ベッドをギャッジアップしたり
布団はごうとしていたりとか。

まだまだゼリーがヒント出すこと多いけど、
そしたらさ、
やってみたら
「おや、そんなに出来るじゃん！」
ってこと、結構あって、
モチベーション上がってきてんの

ゴクローなこってす・・・。

＊＊＊＊＊

先日、梅林先生のトコに定期受診に行った。
麻痺手の動きを見て

先生「ママンさん！！コレ、奇跡起きるかもよ！
　　　歩けて、走れるようになるかもよ！
　　　冗談じゃなくてだよ！」
ママ「ホント？うれしい！がんばる！」

と、両手を握り合う二人・・・
スポ根かよ

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今日は麻痺手での麻痺側の車椅子ブレーキ、
今の所（19時現在）パーフェクト