ソフトの親

沢山の人が、もう一度復活の祈りを込めて折ったのだろう。
千羽鶴が会場の一角に飾ってあった。



でも
鶴を千羽折っても、万羽折っても、


人って　死ぬな。


夢が叶わなかったわけじゃなくて
寿命が足りなかったんだなー
神様が与えてくださってた、寿命が。



私のハードは、親に作ってもらったけれど、
ソフトは、キヨシローが育ててくれたのよ。ホントに。

私は辛い時、
１人でじっと丸くなって、痛いのが通り過ぎるのを待つ。
言えないから、泣けないから、余計辛いとかじゃなくて
それが一番、自分に楽な方法なんだと思う。

言葉じゃ言えない思いは、どの人にも沢山あって、
まして、ブログに書ききれないことは、
心の中に充満してる。
こういう時は、特に。
キヨシローに一言メッセージを考えるのだって、
どんな言葉を伝えればいいのか、わからない。
ありふれた言葉、どれも違うんだもの。

だから、当然、私以外の人は、
私が一番どこが痛いのか、知らないし、
（自分でもわからないくらいだ）
でも、どんなに優しい気持ちで言って下さっていても、
痛い場所に触れられると、飛び上がるくらいだし、
言ってくださる方は
私を励ましてくださろうとしている、愛に溢れているから、

「そんなんじゃねーよ！」

なんて言いたくないし、言えない。

「アハハ！ソレもアリだねー」

なんて受け止められるほど、
まだキヨシローに関しては、元気じゃないの。

今回は
パピが死んだ時以上に
【死】というものを考えた。
（注：私も死にたいということでは無い）
そして
多分、パピの時以上に、泣いたなー。
人間、泣き続けることはできないかもしれないけど、
一定期間置くと
またナンボでも泣けるんだなー。
トイレのさ、タンクとか、流したすぐあとって、水がでないじゃない？
でも
少し置くと、また出るじゃない？
あんな感じ。

蚊をね、潰したんだよ。

「あー、この蚊はもうキヨシローと同じトコにいるんだなー」

って思ったりしてた。



オレンジ色の風が　青い朝の道を
ゆっくりと走り出す　旅はどこまでも