揮発油税の暫定税率問題で、与野党は30日午後、「年度内に一定の結論を得るものとする」との河野衆院議長と江田参院議長のあっせんを受け入れることで合意したとのニュースが流れました。
すでに、委員会付託され可決された法案が取り下げされるルールは??ですが、委員会の可決法案の取り下げは初めてで31日にも撤回手続きを取るとのことです。まずは混乱が回避されました。
全国の1700余の自治体・議会から、暫定税率継続の要望が行われています。 雲南市議会も昨年12月に「道路特定財源堅持の意見書」を国へ提出しています。地方の声を大切に、しっかり議論していただきたいものです。
暫定税率とは、
みなさんが支払われているガソリンが1ℓ 150円とすれば、その内、揮発油税は約50円。その内、本則税分が約25円、暫定税率分(上乗せ)が約25円です。
民主党が言っている「廃止すればガソリンが25円安くなる・・・」とは、この上乗せ分25円のことです。
この、暫定税率分(上乗せ)の収入が年間2.6兆円です。国(国道)が使うのが1.6兆円、県・市町村への配分がおよそ1兆円と言われています。
暫定比率が廃止された場合の雲南市への影響は、5~7億円とも言われております。道路建設・維持修繕への影響はもちろんのこと、教育・福祉部門への影響も心配されています。
写真は、今日の尾原ダム工事現場です。
左岸側
ダム本体
明日は議会総務委員会です。