周藤 強  「もっと活き生き」

島根県 雲南市議会議員 

尾原ダムについて溝口島根県知事へ要望活動

2008-10-10 20:24:00 | Weblog

昨日は、県庁知事室で溝口島根県知事に「尾原ダム周辺整備事業の推進」について、速水市長と吾郷議長、市議会ダム対策特別委員会で要望活動を行いました。

要 望 書

 尾原ダム建設事業の推進につきましては、平素から格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

 斐伊川は近代において明治26年など幾度となく氾濫を繰り返し、斐伊川流域住民に大きな不安と被害を及ぼし、それに対する治水対策としてダム計画・放水路計画など当時の関係者で種々の検討がなされた記録があるなど流域の大きな課題でありました。

 尾原ダムの建設は、昭和32年のダム建設構想発表から実に半世紀が経過致しました。昭和54年11月に発表された「斐伊川・神戸川の治水に関する基本計画」の中で、尾原ダムが島根県東部の治水対策の根幹をなす事業のひとつとして位置づけられ、地元においてはダム建設反対の下に諸々運動が展開されてきました。

 こうした反対運動の中、昭和60年3月に旧木次町議会において、島根県東部の治水という大目的にとってダムは避けて通れないとするならば、ダム地点をはじめとする関係住民の皆様の不安定な状況を早く解消し、将来の方向付けを図るべきだとする立場から建設が同意されたところであります。こうした経過を省みますとき、移転者の皆様の生活再建や周辺地域の皆様へのダム影響対策としての周辺地域整備計画など万全の対策で望んでまいりました。

 しかしながら、平成6年3月の尾原ダム周辺整備基本計画調査報告書による事業費193億円、平成14年3月尾原ダム湖公園(仮称)整備基本構想から平成17年3月に認定された尾原ダム「地域に開かれたダム整備計画」による事業費約15億円に至る経過の中、大幅に事業費が縮小されるなど地元にとっては犠牲感がぬぐえない実態があるのも事実であります。又、尾原ダムの周辺地域においては、家屋移転等により過疎化が進行し、地域社会を維持することが困難となるなど、ダム周辺地域住民の生活再建と水源地域の活性化が今後の大きな課題であります。

 一方、斐伊川・神戸川治水事業は、島根県百年の大計といわれる県都松江市をはじめとする島根県東部地域を水害から守るため3点セット計画された大事業であります。下流部大橋川改修事業は昭和56年3月にいち早く地元松江市が同意されたものであり、ダム完成を間近に控えた今日、事業の遅れにダム建設に協力した移転者や周辺住民は強い不信感をいだいております。

 これら諸事情をご賢察いただき、斐伊川・神戸川治水事業の進展とダム周辺地域住民が将来にわたって明るい展望と期待が持てる施策が推進されるよう下記事項について要望致します。    

  

1.斐伊川・神戸川治水対策事業の推進

上流部の尾原ダムはもとより3点セット全体の早期完成が強く望まれるなか、ダム建設にともなう移転・周辺住民などの協力にご配意のうえ、下流部の大橋川改修が早期に事業着手できること。

又、流域間交流による地域活性化策やダム完成後の環境保全など島根県の一層の取り組みと国への働きかけを行なうこと。

2.尾原ダム湖周辺整備の推進

成17年3月に認定された尾原ダム「地域に開かれたダム整備計画」を、関係機関の連携により推進するとともに、平成16年10月20日付けの<尾原ダム湖周辺整備に向けた島根県の考え方>に基づき、今後新たに必要と認められる施設など周辺地域活性化が図られるよう条件整備に取り組むこと。

又、本年度より島根県において整備が進められるボート競技施設などにあっては施設管理はもとより、各種競技の誘致・広報などソフト面においても一層の取り組みを行なうこと。

                               以上

平成20年10月 9日

島 根 県 雲 南 市

      雲南市長      速  水  雄  一  

    雲南市議会議長   吾  郷  廣  幸 

 

私は、具体的に口頭で次のことを要望しました。

① 受水団体である松江市を中心とした下流域団体との交流事業に県が指導的役割をすること。

② ダム湖周辺市道の維持管理(特に法面の除草など)に県が支援すること。

③ ダム完成後の「ダム湖周辺活性化組織」の設立に県が先導的役割をすること

 知事要望の後は、土木部次長(3名)への要望活動でした。

その中で私は、ダム本体下流から木次町新市地内までの県管理区間の河川整備について、国直轄区間並みの十分な整備を要望しました。

今回の要望活動はダム対策特別委員会で企画しました。溝口知事には要望・懇談に1時間30分もの時間を対応していただきました。成果を感ずることができました。

 


雲南市尾原ダム周辺地域活性化対策協議会

2008-10-07 00:25:22 | Weblog

今日は、標記の会でした。

 前述の雲南市・雲南市議会で10月9日に行う、島根県知事への要望活動・内容について、地元選出の委員さんから意見を伺い、要望書に「地元の生の声」を織り込むためのものです。

地元選出の委員さん

50年の歴史を振り返り、有意義な意見交換会でした。

9日の要望で「地元の生の声」を溝口島根県知事に伝えたいと思っています。


今任期最後の定例会が終了

2008-10-07 00:00:04 | Weblog

10月3日

今任期最後の定例会が最終日でした。各委員長報告の後、質疑・討論・採決が行われ、上程されていた全議案が、原案のとおり可決されました。

ダム対策特別委員会報告をする私

ダム対策特別委員会報告

1.尾原ダム建設事業について

 平成18年6月に着工した尾原ダム本体工事や市道付け替え工事の進捗状況について適時報告を受け、地元住民にとって安全・安心な工事が行われるよう現地調査を行うなど具体的な確認を行なってきた。

平成20年3月23日には国土交通省の主催により、「定礎式」が国、島根県、雲南市、奥出雲町の関係者及び地権者をはじめとする地元関係者の列席のもと盛大に挙行された。

工事は順調に進捗しており、平成20年8月末現在のダム本体コンクリート打設量は17万8000でダム本体全打設量・66万1000㎥の27である。

また、付け替え道路の進捗率は道路延長ベースで86.4%である。

2.尾原ダム地域に開かれたダム整備計画について

 平成16年度に策定された「尾原ダム地域に開かれたダム整備計画」に基づくダム湖周辺整備計画の進捗状況について報告を受け、その具体的内容と当該整備計画が真に周辺地域の振興につながるものとなるよう追加整備の必要性、また、ダム完成後の地域活性化策について協議、検討を行ってきた。

3.下布施残土処理場の活用について

 尾原ダム建設事業に伴う残土処理場としては最大となる下布施残土処理場(約12ha)の跡地利用については、国・島根県・雲南市・奥出雲町・地元関係者で組織される「尾原ダム地域づくり活性化研究会」で検討されているがその検討状況を踏まえ、跡地の利活用が周辺地域の活性化につながるよう協議を行ってきた。なお、平成20年度末を目途に利用計画が決定される予定である。

4.ダム先例地視察について

 ダム完成後の周辺地域活性化を調査・研究するため、次の4ヵ所のダムを視察・研修した。

日吉ダム(京都府)、弥栄ダム(広島県)、苫田ダム(岡山県)、早明浦ダム(高知県)

ダム周辺整備により地域の活性化が図られているケースがある一方で、所期の目的が果たされていない事例も見受けられ、今後の尾原ダムの周辺整備や地域活性化を進める上で大いに参考となった。

5.要望活動について

 尾原ダムの早期完成を願い、財務省、国土交通省、国土交通省中国地方整備局、国土交通省斐伊川神戸川総合開発工事事務所等への要望活動を執行部と共に行ってきた。

 ダム事業50年の歴史を振り返り、平成15年12月26日に6町村合併協議会会長から澄田島根県知事に提出された要望書及び、平成16年10月20日に松尾島根県副知事から示された「尾原ダム湖周辺整備に向けた島根県の考え方」等を再確認し、地権者をはじめとする地元関係者の切実な想いのなかで周辺整備が確実に実行され、ダム周辺地域の活性化が図られるよう、当委員会は執行部と共に平成20年10月9日に溝口島根県知事に要望活動を行う予定である。

 尾原ダム対策事業は雲南市の最重要課題のひとつである。執行部におかれては、半世紀にわたる尾原ダム事業の経過を十分に認識し引き続きダム湖周辺整備を生かした地域振興策について精力的に取り組まれることを要望する。

以上、報告する。

 

 


お久しぶりです

2008-10-06 23:47:37 | Weblog

 お久しぶりです。ここのところ、選挙モードに突入しなかなかにブログ更新ができず失礼しました。

9月28日

高津カップ小学生ソフトボール大会が西日登小グランドで開催されました。

木次町内3チームと浜田市中央スポーツ少年団の参加がありました。

10月5日

西日登地区市民体育大会でした。午後からあいにくの雨となり競技を終了しました。わが案内自治会が5年ぶりに優勝しました。

 

 


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