ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

パイロットなしでは通過出来ない.

2006-08-30 10:24:07 | Weblog

島が殆ど隠れている。本当に大きい。対岸へ向かうフェリーで撮った写真。巨大船が向かっているのは海の難所“来島海峡”です。潮流は速く、日本三大潮流にはいっている海峡です。直ぐ上をしまなみ海道の来島海峡大橋が跨いでいる。そして海峡を見下ろす山の上では24時間航行を監視しコントロールする潮流信号所が無線や巨大な点滅信号板で安全を呼び掛けています。恐らくベテランのパイロット(水先案内人)が乗っていなかったら通り抜けるのは難しいでしょう。現地で通過の様子を見ているとヒヤヒヤします。船の両舷は島とすれすれで、上部には橋があり、海中には岩が船底を擦らんばかりに盛り上がっているはずです。以前に航路地図を見たことがあるが、細かく航行の指示が書かれていた。海峡に入ると幾度も指示に従って次々と警笛を鳴らし方向を転換しながら通過しなければならないらしい。それにしても車と違って直ぐに止まれない船を操船する技術は素晴らしい。船が停船するのに2キロも走ってしまうそうです。最新装置も大切ですが、つまるところは“人間のカン”に行き着くのではないでしょうか。

船の船籍はヨーロッパのようでした。世界は海でつながっているのを実感しました。

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