ブログ雑記

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石平の中国大虐殺史

2009-02-02 19:44:59 | Weblog
石平の中国大虐殺史を読んだ。
そして今周恩来秘録を読んでいる。
以前に毛沢東秘録も読んだ。
トウ小平の娘さんが書いた自伝も読んだ。
中国の歴史は古代から現代に至るまで支配者が変わる度に大虐殺が行なわれてきていた。
どのような国でも似たようなことは繰り替えし行なわれていたと思うけれど、中華人民共和国の建国後にも何千万もの人々が亡くなっていると言う事実には本当に驚くばかりである。
一人の人に全ての権力が集中してしまうと、その人物の思うがままに国全体が動かざるを得ない、と言う恐怖は本当に恐いものだ。
旱魃等の自然が引き起こす原因で餓死するのは避けようもないけれど、一人の人の間違った思い付きから発せられた運動の結果引き起こされた人為的な飢餓で死亡した人達の無念さは計り知れないものだったことでしょう。
それにもまして自分の子供を他人の子供と交換して、遂にはその肉を喰った、と言うような極限と言うより地獄の阿修羅のような現実に直面した人々は、自分の死以上に悲惨だったに違いない。

権力とは本当に恐ろしいものだ。
毛沢東と周恩来やトウ小平の関係をみても一旦権力を掌握したものの凄さが分かる。

私の七十年の人生では、結構苦しいことや辛いこともあったけれど、つくづく日本に生まれて来てよかったと思っている。


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