ブログ雑記

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パール・バックの”母よ嘆くなかれ“を読んだ

2021-08-01 15:35:00 | Weblog
パール・バックは中国で長く生活していて名作”大地“を書いたノーベル賞作家だとは知っていた。しかし彼女の子供が知能に障害を持って生まれ苦悩の日々を生きたことはこの本を読んで初めて知った。1930年代だから大変だったに違いない。知能が4才以上にならないと診断された時自分の死後どうすればいいか、と言う難問に直面し必死で施設を探して10才になった我が子を託した。それが娘にも自分にも最良の選択だ、となんとか納得した。辛い決断だったに違いない。
障害を持った子供を育てる人が如何にして心の葛藤を潜り抜けていくのか少し理解出来たような気がした。しかし自分が当事者だったら耐えられないかもしれない。中国や日本ではアメリカと違って障害児も差別なく育てられていた、と書かれた部分があったがそれは皮層的ではないか、と思った。


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