ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

土用の丑の日

2014-07-30 11:02:10 | Weblog


テレビをつけるとうなぎ屋さんの店頭に行列が出来ていた。
例年のことだからあまりびっくりはしないけれど、
日本人のウナギ好きには驚かされる。
世界中のウナギの6~7割を食べているらしい。
丁度29日の土用の丑の日に筒井功さんのウナギと日本人という本を読み終えた。
ウナギは万葉集にも次の歌があるそうだ。
「石麻にわれ物申す夏痩に 良しといふ物ぞ鰻取り食(め)せ」
面白い読み物だった。

枯渇しだした鰻の稚魚も完全養殖の本格化が始動し出したニュースをみた。
商社と大学のコラボらしい。
いいことだと思うけれど古里回帰のDNAはどのようになるのだろうか?

私の一番の鰻の思い出は、
疎開先の家の前の小川で顔を洗っていた姉が
大声で「お母さ~ん鰻がいる 早く早く」と叫んだので一斉に飛び出して
何とかつかみあげて、晩のお膳に出たことだ。
美味しかったと思うのだが食べたときの味は思い出さない。
母も姉も逝ってしまった遠い遠い70年前のことだ。
鰻の季節には必ず思い出す。


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