湯川秀樹はノーベル物理学賞受賞者の物理学一辺倒の学者だと思っていた。ところが図書館で何か面白い本はないかと探していると、”宇宙と人間七つのなぞ“と言うタイトルを見つけて著者を見ると湯川秀樹とあったので、ええ、湯川秀樹が、と思って興味をそそられた。
七つのなぞは
①宇宙のなぞ ②素粒子のなぞ ③生命のなぞ ④ことばのなぞ ⑤数と図形のなぞ ⑥知覚のなぞ ⑦感情のなぞ だった。内容は平易と言うか何とか老人でもついて行けた。ことばのなぞのところでは孫の成長を観察して、赤ちゃんが言葉を話し始める過程を綴っている所などの観察眼はさすがだなと思った。