ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

ダニエル・スティールのHOTEL Vendrome

2013-01-19 10:08:54 | Weblog

ダニエル・スティールの本は何冊も読んだ。
拙い英語力の自分にも読みやすい文章で書かれている。
ホテル ヴェンドロームも読み進むにつれてページをめくるスピードがドンドン上がってきて今までよりもずっと早く読み終えた。
父と娘の心の葛藤をテーマにしたシックなホテルの話だが、本当にストーリー展開が上手で読んでいる私を物語の世界へ引きずり込んでしまって、思わず涙が溢れる場面があった。
さすが世界で6億冊も読まれている作家だ,と思った。
作家の作品紹介にあった、His Bright Light, the story of her Nick Traina's life and deathをを思い出した。
作中人物は自在に描けても、息子の苦悩を鎮めることが出来ず、遂には自殺という結末をむかえてしまった、現実の厳しさを書いたものだった。
沢山の子供の親であり、超多忙な中で、みんなに愛情を注ぎ、親と作家の目で見た現実を作品に仕上げる、凄さには驚かされた。