ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

一寸酔って候

2007-01-18 16:55:48 | Weblog
前進座の初春公演を観た後前日ネットで予約を入れていた祇園木屋町にあるお店で夕食をとった。予定では七時に芝居が終わって、七時半に食事をするようにしていた。しかし南座を出たのは八時を少し回っていた。初めての場所でお店を探していくとなるとまだまだ時間が掛かるのではと心配したが、予め聞いていたお店への曲り角の目印の看板を難無く見つけだした。そこを左に折れるとアーケードが無くなって寒さが増したようだった。夜の華やいだ明かりが軒を列ねる通りを平静を装いながら、目ばかりは右に左に動かして人を避けながら歩いた。一丁程で目的のお店だった。渋い暖簾に櫺子の戸、櫺子の窓、二階の窓には大きな簾が掛かって正に京都といった風情の店だった。入口の戸を開けると帰りかけた人々が大勢居て靴脱ぎ場が混雑していた。一瞬どうするの、早く整理してくれよ、と思っていると、どうぞの声が掛かったので靴を脱ぎ捨てて板の間に上がると、予約の席へ案内された。寛げるように掘りごたつになって、家内と家内の友人が並んで座って向かい合って私が座った。お酒が強ければ一気に熱燗といきたいのだが何様猪口一杯で真っ赤になってしまう下戸だから生ビールにして今年一年の平穏を念じながら乾杯した。そして一品づつ出されるご馳走や盛付けの器に感心していると早くも酔いがまわってきた。家内はご馳走をパチリパチリ、私も負けずにカウンターを記念に一枚・・・・・ご覧の写真のようにちょっと酔っていました。それにしても愉快な夜でした。我が家もいけれどたまには旅もいい。旅は心をほぐしてくれる。