長屋門の左に入場料支払窓口がありました。
3月末までは市営で無料だったのだそうです。
係の女性はNPOの経営になり4月から有料になりましたと、すまなそうに言うのです。
お幾らですか? と聞いたら、100円です、ガイドも付きます、との仰せでした。
後でパンフレットを見たら一般は200円、60歳以上は100円でした。
60歳以上である証明書類を提示した場合という但し書きがありましたが、
私に書類の提示要求はありませんでした。
つまり見た目だけで有資格者と認定されたわけです。
59歳以下には見えなかったのです。ちょっと悔しい!
右の建物は納屋で奥に見えるのが母屋です。
下の図で見ると仕込み桶が沢山並んでいます、味噌を作っていたそうです。
名主さんで幕府の直轄地である小金牧の野馬奉行の下で馬の管理をしていた牧士(モクシ)だったそうです。
火消し装束と下はその道具である鳶口です。
この施設は現当主の祖母に当たる方が市に寄贈するよう遺言したのだそうです。
ご当主の家族は敷地左部分(みそ蔵だった辺り)に現住されています。
井戸は頑丈な作りになっています。
長屋門脇の蔵です。
蔵の方向から母屋を見たところです。
重文指定のプレート
ここは使用人の台所です。
奥が奉行を迎える部屋です。
床のタタキ部分は昔はいろりがあって火を使うから天井の梁などには漆喰の防火が施されています。
ず~っと奥が武家造りの奉行用の部屋です。
とにかく広大なお屋敷です。
私はこんなに広い民家を見たことがありません。
寺や御殿ならともかく名主屋敷としても第一級だと思います。
下はご当主の居住部分です。