夕食を済ませて外に出ましたが、まだまだ賑やかです。
モンマルトルまでタクシーで来ました。
モンマルトル周辺は治安が良くないので、移動手段はタクシーが賢明です。
タクシー運転手はベテランで間誤付くこともなく
サクレクールの前まで送ってくれました。
ピガール広場は夜でも絵描きさんが営業中でした。
オペラの海鮮レストランに夕食を取りに入りました。
行きつけの店ですが、今夜はかなり混んでいて順番は3番目でした。
ウエイトレス達も忙しそうです。
オマールエビを頼んだ人も居ましたが、私はこの店では生牡蠣専門です。
オマールエビは伊勢エビに比べると大味のように思えます。
フランス人の食事時間はものすごく長いです。
食べることをとことん楽しんでいます。
それに食事中はおしゃべりも途切れません。
この店もウエイター達は受け持つテーブルが決まっていて、通りかかったウエイターに
オーダーしても受け付けてはくれません。
愛想良くちょっと待ってくれ、と言れてしまいます。
彼等はチップが主な収入源ですから受け持ったテーブル客への
サービスが収入に響きますから、真剣なのです。
ハードロックカフェの帰り道、本屋に立ち寄りました。
フランス語の本を読むなんて気力はありませんが
写真集とか画集なら絵を見ていれば良いわけですから
良い出物がないか見て回りました。
村上春樹の「IQ84」の仏訳がありました。
私が探すのはこのコーナーです。
今回は欲しいものはなく、空振りでした。
ハードロックカフェからオペラに戻る途中、
路地の奥にサクレクール寺院が見えました。
オペラ周辺にはいろんな人が歩いています。
まあ、パリですからオペラに限ったことではないですが・・・
お父さんが子供をだっこしてベビーカーを押しています。
自然な感じですからやり慣れているのでしょうね。
下のお二人も観光客ではなさそうです。
パリジャンかな?
ジーンズもこのくらい足が長いと格好良いですね。
足が長いってどうしてかっこうよく見えるのかなぁ?
和服なら寸胴短足もあまり見劣りしないのに・・・
ハードロックカフェはアムスでも行きましたが、パリの店は何回も来ています。
土産買うのとコーヒーブレイクのためです。
場所はオペラから歩いて10分もかからないところです。
店内は買い物客とカフェに来ている客で混雑しています。
とはいえ満席というわけではないので客捌きに不慣れな店員のせいでしょう。
照明が何とも心憎いほど素敵です。
凱旋門から地下鉄でオペラに向かいました。
地下街には土産物屋などが並んでいます。
何で凱旋門の地下街に着物風のものが置いてあるのか?
女性ものらしいのにちゃんと左前になっているのは
日本のことを良く知って居る人が経営しているのでしょうか?
私が土産に着物を差し上げると女性は洋服と同じように
皆さん右前に着るからです。
地下鉄の切符は去年か一昨年買っておいたのがちゃんと使えました。
地上にでました。
オペラ座です。
記念撮影しました。
オペラ座の前ではなにかパフォーマンスが行われています。
かなりの観客が居ます。パフォーマンスを見ていると言うより
パリの空気を楽しんでいるのでしょう。
バスの終着点は凱旋門の脇でした。
帰りのバスもここから出発するというので、しっかり場所を記憶しました。
凱旋門は大きなロータリーになっているから、1本筋を間違えると探すのに大変です。
数えたことはないですが、10本位の道路が凱旋門から放射状に出ています。
セーヌを渡りました。
パリに来たらセーヌとエッフェル塔、サクレクール寺院のある
モンマルトルの丘が見えるとパリに居るんだという実感が湧いてきます。
シャトルバスの乗客は次々に降りていきます。
エッフェル塔が近くなりバスもそろそろ終点に近づいたようです。
バスはモンパルナスからセーヌの下流方向へ向かっています。
オルセーの裏手だと思いますがが、このあたりもあまり来たことのない場所です。
私の土地勘が当たっていました。アレクサンドル3世橋を渡っています。
この橋は何回見ても見飽きない豪華絢爛、美しい橋です。
横長の写真がありました。何でしょう?
一種の壁新聞みたいなものでした。
スーチーさんも写っていましたが、カメラに納めることは出来ませんでした。
シャトルバスは私が今まで行ったことない新市街地区を通っています。
新しいデザインのビルが次々に現れます。
近代的ビルのデザインもなかなかのものです。
このビルは上から眺めたら十字架の形なのでしょうか?
高層ビルの周囲に低層の建物を配置して威圧感を和らげています。
日本では道路際まで高層ビルがせまっていたりするから威圧感があり、
ビル風で歩行者が苦労したりします。
灰色の高層ビルと黒の低層ビルの対比が美しく思えました。
SNCF(フランス国鉄)のモンパルナス駅舎のようです。
手振れしていますがアーケイドのデザインも良い感じです。
オルリーからのシャトルバスは快適です。
座席は広いし空いています。
何しろ自分で運転しないのですから、のんびり景色を楽しめます。
パリ市内に入るとバスはあちこち回り道をして、客を降ろしていきます。
さながら観光バスで市内見物している気分です。
ガラス窓が邪魔をして写真が切れ胃に撮れないことがあるのは
ご勘弁下さい。
天気は良いし空がきれいです。
空気が乾いているから遠くまではっきり見えます。
パリはまだ紅葉の時期ではないようです。
市営バスよりもシャトルバスの方が背が高いから見晴らしが良いです。
相変わらずしないは車が多いですが、流れはまあまあでした。
タクシーのボディーにある広告、マックは赤がシンボルカラーだと思っていたら
緑もあるのですね。
我や・デ・リオンで数軒のホテルに当たりましたが、何処も満室でした。
こうゆう時には少し離れた場所を探すのが賢明です。
シャルル・ド・ゴールは遠いし、ここも混んでいる可能性があるから
オルリー空港近辺を探すことにしました。
オルリーではリーズナブルなホテルが確保できました。
右上に見えるイビスが今夜の宿です。
バスターミナルには地方から帰ってきた人が大勢居ました。
国内線が主力の空港ですからフランス人が多いです。
バス大型のきれいなバスです。
バス待ちの人と話をすると、純朴な感じで楽しいです。
土産のイチジクがご自慢で見せびらかしていますが、
分けてはくれませんでした。
車はホテルにおいて、シャトルバスでパリに向かいました。
オルリーからのシャトルバスはあちこち寄り道して観光気分です。
バスは半分くらい埋まりました。
いよいよ出発です。
セーヌ河畔を走り、ガラ・デ・リオン裏手のホテル街を
当たってみたがすべて満室。
そんなこともたまにはあるから別の手を考えることにしました。
この道は好きな道です。
何回通ったことか・・・パリに来たという実感が湧きます。
自動車専用道ですが、並木は美しく、
石畳の道は程良い振動が伝わってきます。
ビッグ・ベンを模ったガラ・デ・リオンが見えてきました。
このあたりにある海鮮料理屋はオペラ付近にある店よりずっとリーズナブルです。
店員も陽気で味はとても良いです。